写真には映りきっていませんが、見切れた防音室の横に電子ドラムセットが組んであります。
やりすぎ時代のDTM部屋です。
今では引っ越しと断捨離によって最小限と思いながらも「機材一覧」のような現状です。
年も明け、今年からDTMでもやってみようと思われる方へ、王道と偏見で最初のセットを選んでみました。
これから始めるDTM
まずOSですが、私がMacを知らないのでWindowsを前提として選定していきます。
DAW
これがなければ始まらない基本ソフトDAWです。
用途によって選定はことなるのでしょうが、ここは王道のスタインバーグ「CUBASE」です。
プロは知りませんが一般では一番利用している方が多いのではないでしょうか。
機材を買ったときに付いているバンドル版CUBASEでも構いませんが、市販グレードで入門用に位置付けられている「Elements」はどうでしょうか。バンドル版と比較してインストゥルメントのサウンド数が185 以上から1000 以上へと増えています。
Cubase13シリーズの比較表は下記のアドレスで。
https://www.steinberg.net/ja/cubase/compare-editions/
次に利用者が多いDAWは「Studio One」「Logic」の順になっているようです。
某DTM駅でのアンケート結果ですが。(^^;
オーディオインターフェイス
声や歌、楽器の音をDAWに取り込む機器です。
ここも王道でスタインバーグ「UR22C」かチャンネル数の多い「UR44C」でしょうか。
やはり某アンケートで「Steinberg/YAMAHA」の利用者が多く次に「RME」「MOTU」の順となっているようですが、RMEもMOTUも私はMacの印象が強いので、WindowsでDTM環境を整えている方によって票が底上げされてSteinberg/YAMAHAがトップになったような気がします。
DAWとオーディオインターフェイスが同じメーカーなら相性の問題から遠ざかることができます。
逆にオーディオインターフェイスにUR22Cを選択するとCubase AI 13がバンドルされるので、185音色程度というサウンド数に拘らなければ、他に1万円投資できます。
モニターヘッドホン
ここも王道でソニー「MDR-CD900ST」でしょう。
サウンドの共通言語といっても過言ではありません。
同位でAKG、次点がその他ソニー製品、その次がAudio Technicaとなります。
良い音ではありません。
モニター用ヘッドホンです。
今となってはモニターヘッドホンの役割も変わりつつあります。
昔は粗をヘッドホンで探してスピーカーでミックスダウンしていましたが、最近はヘッドホンで完結することもあるようなので、残響の深さや定位がわかりやすいヘッドホンが流行のようです。
しかしまだまだ愛用者が多いMDR-CD900STです。
同じ機種同士だと、高域がとか、ボーカルをもっと前にとか、同じ音を聴いてやりとりができるので、新鮮さはありませんが王道で揃えるメリットはあります。
厳密に言えば、オーディオインターフェイスが違えばヘッドホンからの音も違うのですが、何もかも違う組み合わせで、お互い「あ~だこ~だ」よりも良いと思うのです。
とりあえずMDR-CD900STは一つ持っておいて、普段はお気に入りのモニターヘッドホンを使いながら、誰かとやりとりする際だけMDR-CD900STで聴いてみるというかたも多いです。
最初は用途やジャンルにより何が良いモニターヘッドホンかわからないと思いますので、最初は王道にしておいて、慣れてからお気に入りを探してもよいと思います。
モニタースピーカー
ここも王道でYAMAHAが首位でした。
次点が「その他」、次がGENELECでした。
これは王道以外の方は皆好きなメーカーの機種で聴いてるといった感じなのでしょう。
モニタースピーカーは、こんな感じでスピーカースタンドで耳の位置まで持ち上げるとが大切です。
写真の機種は「YAMAHA HS5」です。
最近はHS5より小型のHS4&HS3が発売されたので、部屋やデスクの大きさを考慮してサイズを選べばよいと思います。
モニタースピーカーは音の定位や残響感、楽器の前後関係等をモニターするのに優れており、最初はヘッドホンで大まかに整えて、最後はスピーカーで仕上げる感じです。
MIDIキーボード
音源の音色を確認したり、MIDI入力を行うのに必要ですが、絶対に必要という訳ではありません。
マウスでも入力できます。
でもMIDIキーボードには別の魅力もあります。
バンドルされる音源です。
例えば M-AUDIO Keystation49 mk3 では、AIR Music Tech Mini Grandという7種類の音色で構成されたアコースティックピアノ音源や AIR Music Tech Velvetという60~70年代のエレクトリック・ピアノの音が5音色入った音源の他に Xpand!2というマルチティンバーオールインワン音源がバンドルされています。
バンドル版DAWや入門用DAWの音色数を補うことが出来るうえに、入力の労力も減ります。
ここは王道というよりは、デスクのサイズでミニ鍵盤、標準鍵盤を選択し25鍵盤以上の機種をバンドル音源なども考慮して決定すればよいと思います。
私の機材一覧の中でもMIDIキーボードが多めなのは、付属音源狙いで購入したものもあるからです。
ここは好みで。
必要無ければ購入しなくても大丈夫です。
マイク
楽器はアンプからの音を録音するのか、ラインやアンプシミュレーターから録音するのか、声や歌を録音するのかなど、自身のDTM用途に合ったマイクを選択する必要がありますが、周囲の音が混入する恐れがないのなら、コンデンサーマイクが高域まで綺麗に録音できるのでお勧めですが、環境を選ぶマイクです。
本当はAT-4040 あたりが良いのですが、高くなっているのでAT-2020あたりがお勧めです。
オーディオテクニカは素直な音で取れるので私の偏見で選んでいます。
必要無ければ購入しなくて大丈夫です。
2024年のDTMは何が流行るのでしょうか
最近は、歌声合成ソフトウェア「Synthesizer V」の滑らかさが凄いと感心するばかりですが、下火になったDTMがボーカロイドで再浮上したときのように、また各社から新しい機材や技術が発表されてくるのでしょうか。
GS vs XG 時代からDTMを続けているので、歳も取り何が発売されても「凄い」としか思えなくなっています。(^^)
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