KORG nanoKONTROL2をCUBASEで使うときの設定については、
以前に書いたので、今回は便利な使い方です。
KORG nanoKONTROL2はフィジカルコントローラーなので、
CUBASEなどのDAWのスタート&ストップやフェーダー、パン、
各トラックのソロ、ミュート、RECなどをコントロールできます。
これはKORG nanoKONTROL2を見れば簡単に判ることですし、
8トラック分をコントロールできるので、小編成の曲だと
これだけで操作が終わってしまいそうです。(^^)
KORG nanoKONTROL2で操作した内容が
CUBASE7のミキサー画面に反映されています。
しかしそれだけでは、単にマウスを使ってDAWを操作すれば済むことですし、
態々4千円も出費してKORG nanoKONTROL2を購入するのはもったいないです。
nanoKONTROL2は「書く」という作業を便利にしてくれます。
ボーカルもギターソロも一定の音量ではありません。
アタックやサステイン、ブレスや奏法によって音量は変化しています。
そこでボリュームを書く作業で高揚やバランスをとって、
迫力を出したり聴きやすくします。
オートメーション書き込み[W]状態でトラックを再生し、
nanoKONTROL2のフェーダーを操作して、他のトラックとの
兼ね合いも考慮しつつ、ボリュームに変化を付けています。
ギターでもピッキングハーモニクスのところでアクセントを入れたり、
ピックスクラッチやグリスサウンドの音量差をボリュームを書いて、
前後のフレーズとの音量差を調整します。
この「書く」という作業はマウスより
フィジカルコントトーラーの方が直観的です。
パンの設定など丸いツマミをマウスで回すより、
手元のツマミを直接指で操作した方が正確です。
ここまではnanoKONTROL2の価値はまだ2千円程度です。(^^;
今度はnanoKONTROL2の便利な使い方です。
VSTiにnanoKONTROL2を使用してみましょう。(^^)
VSTインストゥルメントはMIDIコントロールに
対応しているものやMIDI Learnに対応している
ものがあります。
VSTiにも色々なツマミが用意されているので、
これを固定で使うのはもったいないです。
アナログシンセのVSTiならなおさらです。(^^)
キャプチャはCUBASE7に付属しているHALion Sonic SEです。
サンプルプレイヤーのHALion Sonic SEにもツマミがあります。
これらには、最初からMIDIコントロールナンバーが
与えられているものがあります。
HALion Sonic SEの説明書に記されている、
MIDIccが与えられている機能です。
このMIDIccをnanoKONTROL2に設定すれば、
nanoKONTROL2のツマミやフェーダーを操作して
HALion Sonic SEなどのVSTiの音色をリアルタイムで
変化させることが出来ます。
オートメーション書き込み状態にて
nanoKONTROL2を操作すれば記録できます。
KORG KONTROL Editorで設定するのですが、
最初の設定でCUBASEにしているので、
MIDIccの設定画面に切り替えます。
するとnanoKONTROL2の全てにMIDIccを付与することができます。
これで好きなツマミやフェーダーにVSTiの機能を
割り当てることができますね。(^^;
また、MIDI Learnを使用することで設定も可能です。
操作したいツマミを右クリックして、Learnccをクリックします。
そしてnanoKONTROL2のツマミやフェーダーを動かすと、
VSTiのツマミとnanoKONTROL2の動かしたツマミやフェーダーが
連動するようになります。
MIDILearn機能は非常に便利です。(^^)
注意点はMIDILearnもMIDIccを使っているので、
同じナンバーが付与された機能があると、それも
一緒に動作してしまうので、そこだけ注意です。
VSTiで音色をリアルタイムに変化さるために
nanoKONTROL2を利用すればかなり便利です。
また、nanoKONTROL2にはMIDIノートNoも
与えることができます。
私は持っていないのですが、別製品のnanoPAD2も便利です。
GROOVE AGENT ONEなどのドラムVST音源をnanoPAD2を
叩いて鳴らすのは製品を見れば想像に易いのですが、
nanoPAD2のX-Yパッドを使えばドラム音源以外でも面白いです。
詳しくはKORGのサイトで確認して頂きたいのですが、
nanoPAD2のパッドは和音をアサインすることができ、
X-Yパッドで音色を変化させることができます。
もっと面白い使い方もできるnanoPAD2。
持っている方は活用してみてください。(^^)
コメント
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こばわ~
自分はNovationのMKIIを使ってます
HUIもできたり自動読み込みしたり
CubaseのVSTを制御したり、他のメーカーの
プラグインしたものも動かせます。
またLone6のPODをプラグインだけでなく
PODのソフトを経由して直接動かせたり
MIDI器機を直接MIDIケーブルでつないで
動かせえたりできます
Cubaseの場合、純正のシュタインバーグが
できない事も ぐりぐり思いのまま動かせます
ただ メカに弱い自分は使いこなせてません
自分の悲願は、ももどんさんがMKIIを使って
ブログに、いつもの様な解説を書いてくれれば・・・・
と切に願って、早数年
今日も待ちつずける よいこのヤマネでした~~
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やまね さん、こんばんは。
Novation MKIIの便利さは承知しているのですが、
机の上に置き場がないのでnanoシリーズのような
場所を取らないものを使っています。(^^;
KX-25の鍵盤を打つ感覚も気に入っているので
しばらく買い替える予定がありませんし。(^^;
ゴメンネ~~。
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nanoシリーズ多機能ですね・・・。
実はKXシリーズが欲しかったのですが、販売完了だったのでRolandのA-800PROにしました。
しかしControl系の機能が中途半端なような気がします。
最大の難点は、デスクトップに置くとPCのキーボードが置けないことです・・・orz
デスクトップ用にmicroKey+nanoKontrol2+nanoPad2が欲しくなってきました。
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Oji-Bass さん、こんばんは。
A-800PRO、私には素晴らしい機材に見えます。(^^)
私もKX25を置くとPCキーボードの置き場に困ってしまいます。
なので小さいナノコンな凄く重宝しています。
ただ。。。ナノキーはタッチがお勧めできませんので、
記載のとおりmicroKeyがGoodです。(^^)