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nanoKONTROL2 MIDIcc

nc00.jpg
KORG nanoKONTROL2をCUBASEで使うときの設定については、
以前に書いたので、今回は便利な使い方です。

KORG nanoKONTROL2はフィジカルコントローラーなので、
CUBASEなどのDAWのスタート&ストップやフェーダー、パン、
各トラックのソロ、ミュート、RECなどをコントロールできます。

これはKORG nanoKONTROL2を見れば簡単に判ることですし、
8トラック分をコントロールできるので、小編成の曲だと
これだけで操作が終わってしまいそうです。(^^)

nc07.jpg
ツマミの位置が判りやすいように画像補正を掛けています。

nc09.jpg
KORG nanoKONTROL2で操作した内容が
CUBASE7のミキサー画面に反映されています。

しかしそれだけでは、単にマウスを使ってDAWを操作すれば済むことですし、
態々4千円も出費してKORG nanoKONTROL2を購入するのはもったいないです。

nanoKONTROL2は「書く」という作業を便利にしてくれます。

ボーカルもギターソロも一定の音量ではありません。
アタックやサステイン、ブレスや奏法によって音量は変化しています。

そこでボリュームを書く作業で高揚やバランスをとって、
迫力を出したり聴きやすくします。

nc06.jpg
今日の記事用に適当にボリュームを書きました。

オートメーション書き込み[W]状態でトラックを再生し、
nanoKONTROL2のフェーダーを操作して、他のトラックとの
兼ね合いも考慮しつつ、ボリュームに変化を付けています。

ギターでもピッキングハーモニクスのところでアクセントを入れたり、
ピックスクラッチやグリスサウンドの音量差をボリュームを書いて、
前後のフレーズとの音量差を調整します。

この「書く」という作業はマウスより
フィジカルコントトーラーの方が直観的です。

パンの設定など丸いツマミをマウスで回すより、
手元のツマミを直接指で操作した方が正確です。

ここまではnanoKONTROL2の価値はまだ2千円程度です。(^^;

今度はnanoKONTROL2の便利な使い方です。
VSTiにnanoKONTROL2を使用してみましょう。(^^)

VSTインストゥルメントはMIDIコントロールに
対応しているものやMIDI Learnに対応している
ものがあります。

VSTiにも色々なツマミが用意されているので、
これを固定で使うのはもったいないです。

アナログシンセのVSTiならなおさらです。(^^)

nc03.jpg
キャプチャはCUBASE7に付属しているHALion Sonic SEです。
サンプルプレイヤーのHALion Sonic SEにもツマミがあります。

これらには、最初からMIDIコントロールナンバーが
与えられているものがあります。

nc04.jpg
HALion Sonic SEの説明書に記されている、
MIDIccが与えられている機能です。

このMIDIccをnanoKONTROL2に設定すれば、
nanoKONTROL2のツマミやフェーダーを操作して
HALion Sonic SEなどのVSTiの音色をリアルタイムで
変化させることが出来ます。

オートメーション書き込み状態にて
nanoKONTROL2を操作すれば記録できます。

nc01.jpg
KORG KONTROL Editorで設定するのですが、
最初の設定でCUBASEにしているので、
MIDIccの設定画面に切り替えます。

nc02.jpg
するとnanoKONTROL2の全てにMIDIccを付与することができます。

これで好きなツマミやフェーダーにVSTiの機能を
割り当てることができますね。(^^;

nc10.jpg
また、MIDI Learnを使用することで設定も可能です。
操作したいツマミを右クリックして、Learnccをクリックします。

そしてnanoKONTROL2のツマミやフェーダーを動かすと、
VSTiのツマミとnanoKONTROL2の動かしたツマミやフェーダーが
連動するようになります。

MIDILearn機能は非常に便利です。(^^)

注意点はMIDILearnもMIDIccを使っているので、
同じナンバーが付与された機能があると、それも
一緒に動作してしまうので、そこだけ注意です。

VSTiで音色をリアルタイムに変化さるために
nanoKONTROL2を利用すればかなり便利です。

また、nanoKONTROL2にはMIDIノートNoも
与えることができます。

np01.jpg
私は持っていないのですが、別製品のnanoPAD2も便利です。

ga1.jpg
GROOVE AGENT ONEなどのドラムVST音源をnanoPAD2を
叩いて鳴らすのは製品を見れば想像に易いのですが、
nanoPAD2のX-Yパッドを使えばドラム音源以外でも面白いです。

詳しくはKORGのサイトで確認して頂きたいのですが、
nanoPAD2のパッドは和音をアサインすることができ、
X-Yパッドで音色を変化させることができます。

もっと面白い使い方もできるnanoPAD2。
持っている方は活用してみてください。(^^)

コメント

  1. やまね より:

    SECRET: 0
    PASS: 1f32aa4c9a1d2ea010adcf2348166a04
    こばわ~
    自分はNovationのMKIIを使ってます
    HUIもできたり自動読み込みしたり
    CubaseのVSTを制御したり、他のメーカーの
    プラグインしたものも動かせます。
    またLone6のPODをプラグインだけでなく
    PODのソフトを経由して直接動かせたり
    MIDI器機を直接MIDIケーブルでつないで
    動かせえたりできます
     
    Cubaseの場合、純正のシュタインバーグが
    できない事も ぐりぐり思いのまま動かせます
    ただ メカに弱い自分は使いこなせてません
    自分の悲願は、ももどんさんがMKIIを使って
    ブログに、いつもの様な解説を書いてくれれば・・・・
    と切に願って、早数年
    今日も待ちつずける よいこのヤマネでした~~

  2. MOMODON より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    やまね さん、こんばんは。
    Novation MKIIの便利さは承知しているのですが、
    机の上に置き場がないのでnanoシリーズのような
    場所を取らないものを使っています。(^^;
    KX-25の鍵盤を打つ感覚も気に入っているので
    しばらく買い替える予定がありませんし。(^^;
    ゴメンネ~~。

  3. Oji-Bass より:

    SECRET: 0
    PASS: 965095be2aceaa9641759dcc0acf9a44
    nanoシリーズ多機能ですね・・・。
    実はKXシリーズが欲しかったのですが、販売完了だったのでRolandのA-800PROにしました。
    しかしControl系の機能が中途半端なような気がします。
    最大の難点は、デスクトップに置くとPCのキーボードが置けないことです・・・orz
    デスクトップ用にmicroKey+nanoKontrol2+nanoPad2が欲しくなってきました。

  4. MOMODON より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    Oji-Bass さん、こんばんは。
    A-800PRO、私には素晴らしい機材に見えます。(^^)
    私もKX25を置くとPCキーボードの置き場に困ってしまいます。
    なので小さいナノコンな凄く重宝しています。
    ただ。。。ナノキーはタッチがお勧めできませんので、
    記載のとおりmicroKeyがGoodです。(^^)

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