2014年3月に惜しまれつつ販売が完了したAKAI EWI USBが
2014年11月21日に再販売されることが決定したようです。
ウインドシンセの記事でウインドシンセ、
コントローラーについて現在発売されている
各メーカの機種について書いていますが、
EWI USBは既にディスコンであったため
詳細は記載していませんでした。
そこで今回はEWI USBにスポットをあててみます。
EWI USBの運指はリコーダ、サキソフォンに準拠したEWI方式、
サキソフォン方式、トランペットに準拠したEVI方式、
フルート方式、オーボエ方式の5種類から選択できます。
気になるセンサー部分。
マウスピース部は
ブレス(エアプレッシャ・レベル方式)と
バイト(プレッシャ・レベル方式)
この部分は上位機種であるEWI4000sw(99,565円)と記載は同じです。
ノートキーはタッチセンサ方式でこれもEWI4000swと同じ。
更に上位機種のEWI5000も同じです。
オクターブ・ローラはタッチセンサ方式で5オクターブ。
EWI4000sw、EWI5000ではタッチプレートと合わせて
8オクターブなのでここは少し見劣りするところです。
ベンド・アップ&ダウンはタッチセンサ方式です。
EWI USBはブレスセンサ、リップセンサ、タッチセンサで
音程のアップダウン、音量の強弱、ビブラート、
タンギング奏法が可能とありますが、上位機種である
EWI4000sw、EWI5000にはこれに加えてグライドの記載があります。
上位機種は音源が内蔵されたウインドシンセであるのに対し、
EWI USBはソフトシンセ「ARIA」がバンドルされる
ウインドコントローラとなっています。
バンドルされる GARRITAN ARIA は82音色のソフトシンセ。
サックス11、クラリネット6、フルート3、ダブルリード3、
ホーン7、トロンボーン5、トランペット8、チューバ1、スーザホン1、
チェロ2、ダブルベース2、ビオラ1、フルストリングス1、
チャイム2、グロッケン2、ハンドベル2、シロフォン1、
他にシンセ22音色。
気になるのはARIAの動作環境です。
メーカーサイトの記載ではWindowsでXP/Vista、
Mac:OS X(10.4以降)とあります。
Windows7/8/8.1や64bit環境ではどうなのでしょう。
購入の際には事前に下調べが必要です。
追記:後日確認したところ、ARIAの動作環境は
WindowsXP~8.1との記載に変更となっていました。
ウインドシンセやコントローラーは高価なものでしたが、
EWI USBが再販売されることになり、空白だった入門用の
価格帯に選択肢ができました。(^^)