結局、ARTURIA MINILAB を購入しました。
どう考えても安いです。(^^)
ミニ25鍵盤、16基のエンコーダ、8個×2のパッドと
12機種のアナログシンセから5,000音色が使える
ANALOG LAB付属したハイブリッドシンセです。
ANALOG LAB はMINILABに同梱されているのではなく、
ARTURIAにユーザー登録と製品登録をすることで
ダウンロードできるようになっています。
同梱されていた説明のとおりアドレスを打つと
該当ページがない(404)と表示されました。(^^;
アカウントを作ってログインすると
製品登録を行うところがあります。
同梱の説明書きに記載してあるシリアルナンバー等を入力すると
ANALOG LABをダウンロードできるようになりました。
ライセンスはバンドル版CUBASEと同じ
Syncrosoft社のeLicenser Control Centerで管理されます。
ライセンス登録はアクティベーションとかオーソライズと
メーカーによって言われることもあります。
市販版CUBASEを所有している場合は、
SteinbergKey(USBキー/ドングル)で管理します。
USBキーで管理した方がPCの移行や
再セットアップでのオーソライズに便利です。
ANALOG LABのインストールも一般的なタイプで
特に困ることもありませんでした。
MINILAB本体は非常に軽いです。(^^)
KORG nanoKONTROL2より少しだけ幅があり、
PCのフルサイズキーボードより幅が狭い感じです。
DTMデスクに常設でも邪魔になりません。(^^)
電源はUSBを接続することでON/OFFになります。
専用ドライバのインストールは不要で
ANALOG LABをインストールすれば直ぐに使用できます。
MINILABは汎用性のある鍵盤タイプのMIDIコントローラーです。
MINILAB本体のロータリーエンコーダや
パッドにはそれぞれ番号が振られています。
MINILABにはANALOG LABに対応したシートが付属しているので、
これを使用することによって、ANALOG LABで割り振られた
エンコーダの機能が一目で判るようになります。
ベロシティー感度もバラツキがあるように感じますが、
そもそも繊細な入力にミニ鍵盤は不向きです。
アナログシンセ自体もそこまで繊細な
ベロシティー変化がある訳でもないので、
コストと実用を考えての妥協点だったのでしょう。
更に言えば鍵盤間の隙間が不揃いで、
鍵盤の高さも若干の高低差があります。
これもコストと実用を考えれば許容範囲でしょう。
なんせ1万円チョットですから。(^^)
逆にありがたい。
気になる方は上位機種のKEYLABの実機を確認した上で、
そちらを購入した方が良いと思います。
機能差はありますが価格が倍なので
MINILABほどコスト管理されていないと思いますが、
MINILABのそれが気になるなら実機の確認は必要です。
MINILABのメインはアナログ音源と割り切りましょう。
安価な車に高級車のそれを求めてもね。
それならミドルクラス以上を買いなさいとなる訳です。(^^)
年代は異なりますが、DTMを始めた頃に使っていた
YAMAHA CBX-K1のミニ鍵盤は秀逸だったと思いました。
もう一点あえて書くとすれば、
ロータリーエンコーダの動きでしょうか。
自走式のFireWire(IEEE 1394)接続ではないので、
CPUの負荷状況によってはロータリーエンコーダの
操作が直感的にリンクしない場合があるかもしれません。
MINILAB自体のCPU使用率は低い値を示していても、
PC全体ではDAWや他のプラグインの状況によっては
CPUに負荷が掛かっています。
CPU負荷の高い状況で起こりやすいようです。
それを言えばKORG nanoKONTROL2も同じですが。(^^;
MINILABにバンドルされるANALOG LABですが、
随分と昔にYAMAHA KX25に同梱されていた
サードパーティー製のプラグイン集がありました。
そこにAnalog Factoryの音色限定版である
ARTURIA AnalogFactory SEが入っており、
かなり楽しく遊んでいました。(^^)
ANALOG LABの音はそれで大体想像が付いていましたが、
最近のアナログシンセの派手さや解像度こそ無いものの、
往年のビンテージシンセをシミュレートしたその音色は
懐かしくもあり、逆に新しくもありです。(^^)
CUBASE7に付属しているRetrologueとは違った味わいですし、
KORG Legacy CollectionのMS-20、Polysix、Mono/Polyとも
似ているようで似ていません。
メーカーや機種が違うのであたりまえなのですが。(^^;
サンプリングを読み出して再生するシンセとは
異なる仕組みで音を出すアナログシンセ。
時間の経過で変化させたりすると
非常に面白い音色になります。(^^)
ANALOG LABは5,000音色を呼び出すことができますし、
それを元にエディットすることもできます。
パッド部分にDAWのスタート/ストップ等を
アサインすることもできるようです。
簡単なフレーズをMINILABで弾きながら
プリセット音色を確認するだけで相当の時間が必要ですが、
それでも目的の音色にアクセスし易い作りにはなっています。
ANALOG LABはVST,AAX,RTAS,AUに対応しており、
スタンドアローンでも起動できます。
使い方も簡単で直ぐに使いこなせるでしょう。
補足ですがANALOG LABではいくつかの不具合が確認されており、
これに対応したアップデータがリリースされています。
MINILABのファームウェアの最新は2.1.0.1。
ANALOG LABの最新バーションは1.0.4のようです。
ただしMacの場合は現在のところANALOG LAB1.0.3を
使うようアナウンスされています。
最新の1.0.4ではAbleton Liveで
クラッシュする報告があるようです。
よもやま話になりますが、
日本代理店のフックアップのサイトでANALOG LABを見ると、
シミュレーションされたそれぞれの実機の写真の下に
その紹介文に使用している文字より小さい文字で
「極上です!」と記載があります。(^^)
書きたかった気持ちが判ります。笑
私は既にFM音源からサンプリング音源が
主流になり始めた時代に楽器を始めたので、
アナログシンセは面倒で難しくて音作りに
時間と労力が掛かるイメージでしたが、
慣れると面白い音が作れて楽しいです。
KORG microKEY-61にはKORG Legacy Collectionが付いていますし、
実機ではMS-20の復刻版であるMS-20 miniも登場しました。
往年のアナログシンセを体験するにおいての
価格的な敷居は低くなっているようです。
アナログシンセの音はハマれば病み付きです。(^^)
コメント
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やってますね♪ 。
当方は、keylab61を検討中です。
オケをHDRに仕込んで流しっ放しにするスタイルなら
Macはこのバンドル音源のみの負荷で済みます。
モノシンセでメロディも、SEをグリグリもアリですね。
Logicのバージョンアップと一緒に、なんてな(笑) 。
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ライセンス、eLicencerなんですね
steinberg以外で使ってるのは知りませんでした
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こんにちは^^
アナログシンセ、最近あちこちで見たり聞いたりしますが、生粋の音マニアのイメージが強く、敷居の高さを感じて軽快にスルーしています(笑)
使う使わないは別として知識として理解しときたいところです^^;
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7th-lab さん、こんばんは。
>当方は、keylab61を検討中です。
良いですね。(^^)
ぜひ購入後のレポートもお聞かせください。
アナログシンセを扱ったことがない方には
その価値に気付くことがないかもしれませんが
アナロラボは秀逸だと思います。
私達の年代あたりがリアルタイムの
ボーダーラインあたりでしょうか。(^^)
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南光 さん、こんばんは。
私もeLicencerはスタインバーグ専用かと思っていましたが、
興味の範囲が広がるにつれ他にも採用しているメーカーが
あることを知りました。
とは言ってもそんなに多くはありませんが。(^^;
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アッシュ さん、こんばんは。
確かに仕組みが判らなければ
思うように音が作れずに扱いきれないことが
あるかもしれません。
私も扱いきれてはいませんが、
何となく昔に使用していた感覚で
ホントに何となく使用しています。
時間とともに変化する音色は
サンプリングを再生するだけの音色と比較して
作っていて面白いです。
聴いて面白いかは別としてですが。(^^;