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GA37ST CE

Ibanez GA37STCE
Ibanez GA37STCE Dark Violin Sunburst
俗に言うエレガットです。

ボディカラーは他にTransparent RedとNaturalがあります。

ga37stce03.jpg
Transparent Redは木目が見えないこと、
Naturalは既に12弦ギターとエレアコが同色なので、
今回は [Dark Violin Sunburst] にしました。

ga37stce05.jpg
GAシリーズ専用設計のプリアンプ AEQ210T を搭載しており、
2バンドEQとフェイズシフト、チューナー機能を有しています。

ホコリが付着していますが、掃除もチューニングも
自分でやるからと早々に持ち帰りました。(^^)

一概には言えませんが、入門機種の宣伝文句にある専用設計とは、
「高級機種のものを装着すると採算が悪いので、
採算が取れるようにコストに合うように作りました。」
と読み変えた方が良いです。

自身にとって満足のいくものかどうか耳で確かめましょう。

ええ、ひねくれ者です。
インクルードされるピックアップは、
1つで全弦を担当する。

低域側、高域側の計2つ使用。
低域側と高域側の2つに加え、中間を補完するピックアップを1つ。
低域側と高域側の2つに加え、中間を補完するピックアップを2つ。

ピックアップだけでもいろんな方式があります。

プリアンプではEQの数、補完用P.U.のブレンダー、
チューナーの有無、アンプの作り方でコストも変わります。

このギターのAEQ210Tは、その音からして
バータイプのピックアップが1つだと思います。

イコライザーが2つということを考えても
他メーカーの最安価機種のそれと大きく変わりません。

カタログ等の謳い文句に過度な期待はいけません。
言葉の間に「価格の割に」を足しながら読みましょう。

いつも書きますが値段以上を求めるのは
酷というか楽器が可哀想です。

ga37stce11.jpg
アウトプットは標準フォン(TS/アンバランス)と
キャノン(XLR/バランス)に対応しています。

XLR端子に対応しているので、
ケーブルが長くてもノイズ耐性が高いのです。

ga37stce02.jpg
ネックはマホガニー(Mahogany)。
ボディトップはスプルース(Spruce)材の単板です。

スプルースはマツ科トウヒ属(常緑針葉樹)の総称で、
入門用~中堅機種に幅広く使用されています。

Spruceには、[小ぎれいな][しゃれた]という意味もあり、
なかなか綺麗な木目を有しています。

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ボディバックとサイドボディは、サペリ(Sapele)材。

Sapeleは透明感のある高音と低音を持っており、
マホガニーと似た音響特性を持っています。

また、木材の模様も概ね似ていますが、
年月が経つと赤褐色から濃茶に変化する
あたりもマホガニーと似ています。

高級家具とまではいきませんが、高級車のハンドルや
シフトノブに使用されているのはサペリであることも。

ga37stce12.jpg
フィンガーボードはRosewoodでフラット指板です。

ga37stce13.jpg
ブリッジもローズウッドで、
ブリッジ裏にピックアップがマウントされています。

スケールは650mmなのでクラシックギターの一般的なスケールです。

ga37stce07.jpg
左がフルボディのYAMAHA 12弦ギターです。

20年前位のモデルで型番のシールは既に劣化して
型番を読むことはできません。購入価格は10万円位でした。

中央が今回購入したエレガット アイバニーズGA37STCE。
右がエレアコ James JE450 です。

薄型ボディなのでエレキギターと持ち替えても
ネック幅こそ広いですが大きな違和感ありません。

フルボディの12弦ギターは座って弾くときに
大きく抱き込むような姿勢になりますが、
このアイバニーズGA37STCEではエレキギターと
比較して演奏姿勢は略同じです。

ga37stce08.jpg
写真では判り難いですが、
エレガットとエレアコが略同じ大きさ。

フルボディの12弦ギターが2回りくらい大きいです。

ga37stce09.jpg
また、安価な機種やコンパクト設計では7~9フレットあたりで
セーハしてコードを抑えたり単音弾きすると、他のフレットとは
異なる共鳴が発生することがあります。

音楽的にもあまり好ましく無いので、
妥協範囲か否か実際に耳で確認した方が良いでしょう。

7F.8F.9Fとフレーズを弾くと1つだけ
響きが異なる音があると変です。

物には共鳴ポイントとか共振ポイントと言われるものがあります。

通常は設計によってフレットとフレットの中間にそのポイントを
持ってくるようにしているのですが、個体差によって稀に大きく
発生するギターもあるので安価なギターを購入するときの
チェックポイントです。(どのギターでも多少は発生します)

ga37stce10.jpg
購入時の弦は直ぐに張り替えるのが私流。
今回は少し贅沢にダダリオのコーティング弦。

寿命も通常より2倍くらい長いのです。
少し穏やかなテンションと温かい音が特徴です。

ナイロン弦を張り替える経験は片手で足りる程度なので、
案外に時間を要してしまいました。

アイバニーズ GA37STCE
色々なチェックと妥協点の折り合いがついた Ibanez GA37STCE 。
入門用エレガットですが私が使うには十分です。(^^)

コメント

  1. REACHrh より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    深いですねい
    インスピレーションとフィーリングのみの私は
    当然 結構失敗します 笑
    無知というのは 罪なことかもしれません….
    本当に薄めのバデーで弾きやすそうに見えます
    ルックスもかっこいいです
    的確にゲットできるのは楽器に対する思いやりでも
    ありますねい 反省…….

  2. MOMODON より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    REACHrh さん、こんばんは。
    このモデルは本当に弾きやすいです。(^^)
    ライブには少し役不足かもしれませんが、
    出力端子が2種類あるので、家で録音するには
    いろいろと便利です。[絵文字:v-218]
    エレキギターも今ではメーカーを問わなければ、
    1万円でお釣りがくる時代です。
    リサイクルショップではいくら安い楽器とはいえ、
    それはないだろうという扱いを受けた楽器が置いてあるときも。
    そんな楽器を見ていると胸が痛くなります。
    安い楽器だから上達しないのではなくて、
    そんな扱いをしているから上達しないんだと。^^;
    職人さんは道具を大切にします。
    私は演奏は下手ですが大切にします。
    20年以上が経過した我が家のジャズべ、
    年のわりにまだまだキレイですよ~。(^.^)
    せっかく縁があって手に取った楽器なのですと言いながら
    何本も欲しくなるので私は浮気性なのかもしれませんが。笑

  3. きんちゃん より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ①ナット幅は?
    ②12フレット辺りでの弦高は?
    ③ボディの厚みは?
    よろしくお願いします。

  4. MOMODON より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    きんちゃん さん、こんばんは。
    ①4.5cm
    ②3mm
    ③ギターを立てて、ネックジョイント部左側6cm、右側6.5cm
    その他の部分7cm
    こんな感じです。

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