スタインバーグより入門用のオーディオインターフェイスUR22が発売されましたが、
価格帯こそ入門用ですが192kHzに対応した次世代の入門用インターフェイスです。
私はDAWに44.1kHz/24bitで録音しているので、
1秒間に44,100回サンプリングし、その音を65,536段階で
記録していることになります。ダイナミックレンジは144dBです。
192kHzということは、
1秒間に192,000回サンプリングしているので、44.1kHzと比較して
1秒あたりのサンプリング密度は4.3倍という計算になります。
更に理論上では44.1kHzでは22kHzが高域の上限ですが、
192kHzでは96kHzが高域の上限となります。
44,100(Hz)×24bit×2ch×1秒=2,116,800bit
2,116,800bit÷8=264,600Byte
264,600Byte÷1024=258.4KB
44.1kHz 24bitでは1秒間の録音に約258.4KBが必要です。
ステレオトラックを10個用意して5分の録音を行います。
5分×60×10tr=3,000秒
3,000秒×258.4KB=775,200KB
775MB程度のディスク容量が必要です。
192,000(Hz)×24bit×2ch×1秒=9,216,000bit
9,216,000bit÷8=1,152,000Byte
1,152,000Byte÷1024=約1.1MB
192kHz 24bitでは1秒間の録音に約1.1MBが必要です。
ステレオトラックを10個用意して5分の録音を行います。
5分×60×10tr=3,000秒
3,000秒×1.1MB=3,300MB
約3.2GB程度のディスク容量が必要です。
ざっくりと計算しているので正確には誤差もありますが、
計算上なのでWAVコンテナに必要な情報は加味していません。
テンポ120における16分音符は0.125秒です。
44.1kHzでは5,513回でサンプリングしますが、
192kHzでは24,000回でサンプリングすることになります。
kHzとbitの関係、WAVのデータ容量、サンプリング回数、
ダイナミックレンジという記事でいろいろ計算しているので
興味がある方はどうぞ。
それにしても1万円チョットの機器でも、
192kHzで録音できる時代になったのですね。(^^)