今回はアーニー・ボール ベース弦の特徴と印象について書いてみます。
BASS用の弦はギターと比べて高いので、なかなか一度に異なる銘柄を試すことはできないのですが、時々は銘柄を替えて弾き心地やその音色を楽しんでいます。
いつもはダダリオの XL Nickel Round Wound BASS シリーズのRegular Lightで、.045、.065、.080、.100を使用しているか、エリクサーのNANOWEB Light Long Scale #14052を使用しているかです。
しかし、今回は初めてアーニー・ボール ベース弦 Hybrid Slinky Bass を買いました。
アーニー・ボール Hybrid Slinky Bassの特徴
特徴としてはゲージが良いとこ取りなところでしょうか。
スズメッキした高炭素鋼の芯線にニッケルメッキ鋼を巻いた米国製で、ゲージは045、065、085、105です。
昔はこのゲージが人気があったようですが、最近は045、065、080、100が人気のようです。
レギュラーゲージは050、070、085、105なので、1、2弦が少し細くなっている組み合わせです。
各弦の音量差や各弦の音の繋がりを考えるとレジュラーゲージでは私のベースでは1,2弦の音が目立ってしまいます。
弾き方の個人差もあるのでしょうが。
050、070、085、105
045、065、085、105
045、065、080、100
よく見かけるのはこの3種ですが、所有ベースとの相性と弾き方のスタイルに合わせて試してみましょう。
私は4弦では045、065、085、105でした。
Hybrid Slinky Bassの名のとおり良いとこ取りの組み合わせなのでしょう。
最初にスズメッキした高炭素鋼の弦であることを書きましたが、もう少し詳しく書くと、ニッケル・メッキ・スティール・ワイヤーの巻線を、スズ・メッキしたヘックス・スティール・コアの芯線にワウンドした、ニッケル・ワウンドのベース弦ということです。
ギターには主にエリクサーを張っていますが、そうでないときはリアがシングルコイルのギターにはアーニー・ボール。
リアがハムバッカーのギターにはダダリオを張っています。
ベースは3本ありますが、うち2本は FENDER JAPAN JAZZ BASS ’62のフレット有りと無しです。
いつもダダリオを張っていましたが、ジャズベースはシングルコイルなので、ギターの法則に従って今回はアーニー・ボールにしてみました。
私の個人的な法則なので参考にはなりませんが。
しかも前回は変わった弦を買ってきて張りましたし。(^^)
これはダダリオの.045、.065、.080、.100ゲージですが、Hybrid Slinky Bassより、低音弦が少し細いタイプです。
メーカーは異なりますが。この2種のゲージが人気のようです。
Hybrid Slinky Bassの印象
アーニー・ボールの弦という印象はギター弦と同じでした。
明るく芯があってキラキラする感じです。
ゲージの組み合わせ効果で1、2弦と3,4弦のバランスが良いです。
弦移動の際の弾き心地や音量差もちょうど良いです。
やはり4弦は.100より.105の方がしっくりきます。
そうなると3弦は.80より.85でないとバランスが取れません。
そして先人様の行きついた先が045、065、085、105だったのでしょう。
あとは弦寿命ですが、ギター弦では張りたての音の印象が強く、ダダリオより音の劣化がはやいという方もいますが、アーニー・ボールは張りたては元気のある音がしますから。
その印象が強くて「普通」の期間は「そうじゃない音」に分類されて、寿命が短いと感じる方も多いのだと思います。
普通に元気のある良い弦でした。
残る1本の5弦ベース。
YAMAHA TRBX505はアクティブとパッシブを切り替えれるベースなのですが、ピックアップがハムコイル式なので、このベースには先のダダリオのゲージの5弦版を使用しています。
型番でいえば 「EXL170-5」です。
未だにちょうど良い弦を探し切れてきないのですが、アーニーボールにも .045.065.080.100.130の5弦ベース用が販売されているので、次回はERNIE BALL Regular Slinky Bass 5 を試してみたいと思います。
.045.065.085.105.130のゲージはアーニーボールには無かったので、レギュラーにしてみます。
Hybrid Slinkyのゲージ構成を5弦化するとネックへの負担が大きいのでしょうか。
それとも需要がないのか。
5弦歴は長くないので判らないことだらけですが、弦探しの旅は続きます。
奏法にもよる弦選び
皆さんはピック弾きですか? 指弾きですか? それともスラップ?
奏法と弦の相性もありますよね。
ピック弾きでもピックによって音が変わりますし、角度によっても変わりますし。
フィンガー奏法でも、指の位置によって音の硬さや音色が変化しますし。
スラップも叩いた場所によって雰囲気がことなりますし。
ベース本体、奏法、演奏スタイル、演奏ジャンルの組み合わせによって、答えも変わってきますし、もう沼です。
言い出したらキリがありません。
結論:お好みで
ですね。(^^;
ギター弦もベース弦も昔より価格が上がっていますが、現在店舗では2セットパック等が並んでいるお買い得時期です。
ねらい目ですよ。(^^)
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