ASUSのサイトにPRIME X370-PRO BIOS 0515 が公開されていたので、さっそくBIOSアップデートを行いました。
2017/03/31 更新ということですが、昨夜か今朝ほどに掲載されたものでしょう。
今回のアップデートでImprove system stability、Enhance memory compatibility、Improve CPU temperature monitor function の3点が改善されているようです。
Improve system stabilityでUSB関連は改善されたのでしょうか。
結論から言えば私の環境では最新のPRIME X370-PRO BIOS 0515 でも症状は改善せずでした。
BIOS 0515でのベンチマーク結果
ASUS PRIME X370-PROの対応するUSBコントローラーです。
左のポートから順番にチェックしていきます。
RYZEN7 USB3.1 gen1(USB3.0)での結果です。
TypeCの位置にあるAMD X370 USB3.1 gen1(USB3.0)ポートの結果です。
ASMedia USB3.1 gen2(USB3.1)の結果です。
4K Q32 T1 の結果は前回と同じで「安定した遅さ」です。
USB3.1 gen2 なので「最速」であっても不思議ではないのですが。(^^;
ここでベンチマーク中に異常が発生しました。
計測4回目で発生し、以後、4K関連の計測結果の異常が続きました。
前回、前々回と同じく、計測中に異常値となるのはRYZEN7 1800XからのUSB3.1 gen1 ポートです。
ここで一旦ベンチマークを使ったUSBポートのチェックは終了。
最新のPRIME X370-PRO BIOS 0515 でも改善せず
ベンチマーク中は、本来このように規則的な「山」を表しますが、
今回も前回と同じくドライブを見失っているのか明らかに正常時と異なります。
イベントビューアで確認するとディスクの警告の嵐です。(^^;
残念ながら最新のPRIME X370-PRO BIOS 0515 でもUSB関連の症状は改善されませんでした。
次回のアップデートに期待です。(^^;
参考:現在の構成
CPU:AMD RYZEN7 1800X
MB:ASUS PRIME X370-PRO(BIOS 0515)
MM:Crucial CT8G4DFS824A.C8FBR 8GB×2
MM:Crucial CT8G4DFS824A.M8FB 8GB×2
計 32GB DDR4 2400(PC4-19200)
DVD:HL-DT-ST DVDRAM GH24NSC0
SSD1:Crucial_CT500MX200SSD1(500GB)
SSD2:Crucial_CT250MX200SSD1(250GB)
HDD1:Seagate ST3000DM001-1ER166(3TB)
HDD2:WDC WD30EZRX-00DC0B0(3TB)
GB:玄人志向 RD-RX460-E2GB(AMD Radeon RX 460)
PS:玄人志向 KRPW-N600W/85+
other:AREA Over Fender R、AREA 4 WING 2(ともにUSB拡張ボード)
使用しているメモリは現段階でPRIME_X370-PRO_Memory_QVLリストにはありませんが、2133、2400、2666で動作するので、2400で使用しています。
ちなみにシングルランクのメモリでデュアルチャンネルで動作しています。
CINEBENCH R15 を2回走らせると1624cdと1621cd
OCCT4.5.0で負荷を掛けても問題ないので、やっぱりUSBだけが問題です。(^^;
これまでのRYZENでDTM PC関連まとめ
・AMD RYZEN 7シリーズ発売 (2017/02/27)
・AMD RYZEN CPU & AM4 (2017/02/28)
・AMD RYZEN71800X でDTM PCを作る-1 (2017/03/03)
・AMD RYZEN71800X でDTM PCを作る-2 (2017/03/04)
・パーツ交換後のWindows10ライセンス認証 (2017/03/04)
・AMD RYZEN71800X でDTM PCを作る-3 (2017/03/05)
・パーツ交換でライセンス再認証が必要であったもの (2017/03/05)
・PC環境覚え書き 2017_03 (2017/03/06)
・RYZEN7 1800X ベンチと温度 1 (2017/03/09)
・RYZEN7 1800X+ASUS PRIME X370-PRO 不具合について (2017/03/13)
・RYZEN7 1800X ベンチと温度 2 (2017/03/14)
・AREA 4 WING 2 (AMD RYZEN7/X370 USB対策) (2017/03/15)
・RYZEN7 1800XとASUS PRIME X370-PROでのコントローラー別USBポート計測結果-1 (2017/03/20)
・RYZEN7 1800XとASUS PRIME X370-PROでのコントローラー別USBポート計測結果-2 (2017/03/26)
・AREA Over Fender R (2017/03/24)
・DTM PC 2017 RYZEN7 1800X + CUBASE PRO 9 (2017/04/01)
・PRIME X370-PRO BIOS 0515 (2017/04/02)
・PRIME X370-PRO 現時点でのUSB改善策 (2017/04/04)
・PRIME X370-PRO BIOS 0604 (2017/04/16)
・PRIME X370-PRO BIOS 0803 (2017/06/11)
コメント
CPU:AMD RYZEN7 1800X
MB:ASUS PRIME X370-PRO(BIOS 0515)
MM:CFD W4U2666BMT-8G x2(CRUCIAL BLE8G4D26AFEA.16FAD)
計 16GB DDR4 2400駆動
BD:PIONEER BDRW-209M
SSD1:Apacer AS330 PANTHER AP960G
HDD1:WDC WD30EZRX-00DC0B0(3TB)
GB:HS-480R8LCNR [PCIExp 8GB](RADEON RX480 8G OC)
以前のBIOSでは試していませんが、うちでは上記構成に追加のUSB接続、ainex アイネックスCVT-08 [2.5インチ SATA-USB3.0変換アダプタ]+CFD TOSHIBA SSD(CSSD-S6T480NRG4Q)でREAD446MB/S、WRIGHT397MB/S(ASMedia USB3.1)、READ408MB/S、WRIGHT382MB/S(RYZEN USB3.1 gen1)出てます。USBコントローラーの相性ではないでしょうか?
通りすがり さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
言葉足らずで申し訳ありません。
HDDを使用するとテストに時間が掛かるので、押し入れに眠っていた古いSSDを使用しているので速度自体はかなり遅いものなのです。
問題は何かの影響でUSBポートが不安定になった時、そのポートだけでは無く、他のポートを巻き込んで不安定になる場合があるのです。
そして不安定になるきっかけはRYZENがコントロールするUSBポートが始まりで、このポートを使用するUSBメモリ、入力機器、I/OなどSSDに限らず不安定になるのです。
何が起こっているのか知るために大きなデータをUSBポートに流すためにSSDを使用しました。何らかの原因で通信が不安定になり、途切れ、切断し、サーチし、この際に他のポートを巻き込み、切断と再接続が行われることがあるようです。
仰るようにSSDの速度で言えば、古いSSDとドライブケースの組み合わせと、ASMediaのコントローラが相性悪いのかもしれません。
しかし、バランスの良い構成のPCですね。(^^)d
どうも少し思い違いをしていたようですみません。
USBはキーボード、マウスしか常用していなかったので、SSDに加え試しに背面空きポート全部にマイクロSDについていたリーダーを刺しっぱなしにして不安定になるか試してみます。。。
私の方では、ベンダーリストにあるメモリにもかかわらずDRAMタイミングがauto設定だとブルースクリーンで落ちる現象が起きたので、なかなか楽しませてくれる新商品ですね。正直、安定動作するまでかなり凹みました。アアーツカイモノニナラナイPCヲツクッテシマッタカモシレナイ・・・と
バランスについては・・・RX580登場間近で投げ売りの税込20k切りのRX480が手に入ったのでたまたまです。先週まではRADEON HDシリーズでした。
通りすがり さん、こんにちは。
いえいえ。(^^)
私は運よくリストに無い2400メモリでも2666で動作するようです。
USB関連の問題は拡張ボードとBIOSの設定で常用不満の無いところに収束したので、あとは正式にBIOSやその他のアップデートを待ちます。
新CPUで楽しませてもたっらので、今度は手動でWindows 10 Creators Updateをインストールしました。
どうも私はトラブルを楽しんでいるフシがあります。(^^;