DTMを始める際に必要な機器に「オーディオインターフェイス」という機器があります。
この機器はギターや、シンセ、マイクなどの信号をオーディオインターフェイスを介してパソコンに録音する為の機器です。
その際に録音するソフトウェア「Digital Audio Workstaion(DAW/デジタル・オーディオ・ワークステーション)」というものが必要ですが、オーディオインターフェイスには簡易版のDAWがバンドル(付属)されていることがあります。
要は最初、簡単に作曲する程度ならDAWがバンドルされたオーディオインターフェイスがあればよいことになります。
機器によってはDAWが付属していないものもあるので事前にチェックしておきましょう。
インターフェイスは用途によって選びましょう
様々な種類のあるオーディオインターフェイスですが、ここではギタリスト目線で3種類に分類してみました。しかもなるべく安価なものを選択しています。(^^)
A.エフェクターにオーディオインターフェイス機能のあるもの
ZOOMのマルチエフェクターG5nです。
NAMM 2020で後継機種のG11が発表されたので、コストパフォーマンスのよかったこの機種も更に値が下がるかもしれません。クラス違いで並行販売ということもありますが・・・(^^;
70種類のギターエフェクト、5種類のアンプモデル、5種類のキャビネットモデルを内蔵し、更にVer.2.0では、さらに32エフェクト、8アンプ、8キャビネットが追加されました。
バンドルされるDAWは Steinberg CUBASE LE です。
このマルチエフェクターにオーディオインターフェイス機能が付いた機種は自宅録音だけでなく、エフェクターとしてライブにも使用できることがメリットとなります。
デメリットとしては「ボーカル」を録音する際、その機種がマイク入力に対応している必要があります。ボーカルを録音しない場合はこれで問題はありませんが、ボーカルを録音したい場合は、ボーカル録音用に安価なマイク入力機能の付いたオーディオインターフェイスを用いるか、少し高価なマイク入力端子も備えたマルチエフェクターを選択すると良いでしょう。
B.一般的なオーディオインターフェイス
2イン2アウト仕様のオーディオインターフェイスSteinberg UR22MKIIです。
シンセのステレオ入力はもとより、マイク入力はファンタム電源に対応しているのでコンデンサー型マイクを使用することもできます、Hi-Z入力にも対応しているのでギターを直接入力するとこができます。
デメリットはギタリスト目線でいえば録音された音はクリーントーンとなるので、別途ソフトウェアプラグインを購入し、アンプシミュレーターを使用するか、アンプにマイクを立てて録音しなければ迫力のある「歪み」にはなりません。後者の場合はアンプの音量が大きいので住宅事情も関係してきます。
バンドルされるDAWは Steinberg CUBASE AI です。
C.エフェクター内臓オーディオインターフェイス
エフェクター内臓オーディオインターフェイス ZOOM GCE-3 です。
外見は全てダミーで液晶もスイッチもツマミも動作しません。
Guitar LabというソフトウェアでG5n/G3n/G3Xn/B3n/G1 FOUR/G1X FOUR/ B1 FOUR/ B1X FOUR/A1 FOUR/A1X FOURをエミュレートします。
合計200種以上のエフェクト&アンプモデルを利用した録音ができ、また、ベースやアコギのエフェクターもあるのでボーカルを録音しないギタリストにはお勧めの機器となります。
デメリットとしてはボーカル、シンセが録音できないことです
もちろんツマミ、スイッチ類はデザイン上のダミーなのでライブでの使用は不向きです。
バンドルされるDAWは Steinberg CUBASE LE です。
現在所有している機器も考慮して
最初から一気にという場合はマイク入力端子の付いた「A」を。
ボーカルを録音しないのであれば少し安価であります。
オーディオインターフェイス機能のないマルチエフェクターを持っている場合は「B」を。
マイク端子、インターフェイス機能の無いマルチエフェクターは持っているけどボーカルも録音したいという場合は「B」とマルチエフェクターを接続します。
ボーカルは録音しない、手持ちのエフェクターではサウンドバリエーションが乏しい、の場合は「C」がお勧めです。
デメリットはボーカル録音できない、ライブで使用できない、弾いて遊ぶとき音色を即座に変更できない(マウスで音色を切り替える為)等があります。
これらを参考に自分に最適な機種を選択しましょう。
【価格チェックと購入】
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