今回は開始位置の前に小節を作成する方法です。
1小節目からプロジェクトを作成したけれども、書き出す際は頭に1小節分の空白を入れたい場合等があります。
CUBASE共通事項なので最下位バンドル版のCUBASE LE でも可能です。
なので市販品CUBASEでも、もちろん可能です。
小節のオフセット
CUBASE AI 10.5でドラムとピアノで簡単なトラックを8小節分作っています。
これで書き出すと、いきなり「ガッ!」っと音が再生されます。
曲の頭に若干の空白が欲しいところです。
そこで「小節のオフセット」機能を使用し、1小節の前に0小節、とか-1小節とかを作成します。
「プロジェクト」から「プロジェクト設定」を選択します。
「小節のオフセットを表示」の最初は「0」となっています。
この値を仮に「2」としてOKをクリックしてみましょう。
プロジェクト内にある要素の小節位置を保持しますか?と聞いてくるので「はい」をクリックします。
1小節目の手前にオフセット値と指定した2小節が挿入されています。
拡大するとこんな感じです。
バラード曲などのテンポの遅い曲ではオフセット1小節では曲頭の空白が長く感じるかもしれません。
そんな時は「プロジェクト」から「テンポトラック」を選択し、「テンポトラックエディター」を表示させます。
最上位のCubase Pro、ミドルグレードのArtist には拍子トラックがあるのでそこで設定してもよいですが、市販版下位グレードのElements、バンドル版のCUBASE AI、LE には拍子トラックが無いのでテンポトラックエディターを使用します。
0小節を2/4小節にしてもよいですし、0小節目だけテンポを速めてもよいでしょう。
これで曲頭に少しの空白を持たせることが出来ました。