DTM(DeskTop Music)を楽しむには、パソコン、オーディオインターフェイス、モニター、必要であれば楽器や音源ソフトが必要ですが、そのコアとなるのがDAW(Digital Audio Workstaion)。
DAWもいろいろあるのですが、ここでは Steinberg社の CUBASE を使用しています。
そしてCUBASEにもグレードがあり、最上位のCubase Pro、ミドルグレードのArtist、下位グレードのElements。
更にDTM機器に付属するバンドル版と呼ばれる機能限定版があります。
これには、YAMAHA社、Steinberg社製DTM機器等にバンドルされるCubase AI、時期により異なりますが、主にZOOM社、TASCAM社製のDTM機器等にバンドルされるCubase LEがあります。
Cubase LEはCubase AIより更に機能が限定されたバージョンですが、それでも十分DTMを楽しむことができます。
DAWの中には(バンドル版含む)グレードにより、別途購入したエフェクトプラグインソフトウェア、バーチャルインストゥルメントソフトウェアが使用できず、そのメーカーが用意したものを専用ストアで購入して使用するしか出来ない仕様のDAWがあります。
その点、Cubaseはバンドル版であっても他社のプラグインエフェクトやバーチャルインストゥルメントソフトウェアを自由に購入して使用できることがメリットです。
また、使用ユーザーも多いので書籍やネットでの検索で知りたいことを得やすいこともメリットです。
グレード別CUBASEの違い
スタインバーグ社のサイトで公開されている比較表です。
新しいバージョンとなって時期が過ぎると公開されない場合があるので、このページの記載時最新のCUBASE 10.5シリーズの比較表を残しておきます。
最下位のLE版であっても、MIDIトラック24、オーデイオトラック16、VSTインストゥルメントトラック8、VSTインストゥルメント数が2つです。
VSTインストゥルメント数が2つなので別途、好みのドラム音源とマルチシンセ音源を買って曲のグレードを上げることも可能です。
オーディオトラックが16もあるので簡単なギターオーケストレーションアレンジにもチャレンジできますね。(^^)
最初は難しいのでここは割愛。(^^;
ここも最初は気にしなくても良いでしょう。
トンポトラック、拍子トラックがあればフリーテンポ部分のエディットや拍子がコロコロ変わるプログレ曲を作る際に便利なのですが、残念ながら市販版上位2グレードのみの機能でした。コードトラックはトラックの進行に合わせた部分でコードを記入し表示できるので、画面を見ながら弾くときにコードが分かって便利です。
いつかは欲しくなる機能「テイクコンピング」
何回もリピートで弾いて良いとこだけを繋ぎ合わして再生するという必殺技です。(^^)
ここはLEでも最初のうちは十分な機能が揃っています。
タイムストレッチがあるので最初はのうちは十分です。(^^)
ここはPRO版以外は粗横並びです。
ミックスに慣れてきたり、EDMな曲調のプロジェクトではサイドチェーン機能が欲しいところです。
HALion Sonic SE3は様々な音色を扱えるマルチシンセ音源です。
Groove Agent SE5はドラム音源です。
185以上の音色が付属しているので最初はこれで何か作ってみましょう。
慣れてきた、物足りないと感じた時が音源の買い時か市販版CUBASEへのアップグレードどきです。
VSTプラグイン、ここは少し寂しいところです。
フリーのDTM関連メーカーが提供しているフリーのVSTプラグインを導入しても良いでしょう。
エフェクトプラグインではWAVESというメーカーが有名です。
セット版のGoldは年に何回か格安セールを行っているので興味のある方はMedia Integrationのサイトを時々チェックしてみましょう。
このあたりは私はあまり使いません。(^^;
Cubase 10.5シリーズの動作環境です。
録再生時の遅延、いわゆるレイテンシーはCPUパワーが高いほど有利です。
VSTプラグインを多用するならメモリは16MB欲しいところですが、LEでは推奨である8MBでも大丈夫そうです。
ざっと、現時点での最新版であるCUBASE 10.5シリーズの足跡的な機能比較でした。(^^)
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