今回は、ZOOM R8 について。
この ZOOM R8 は8トッラクのMTRとして使う事も出来ますし、
オーディオインターフェイスとしても使う事ができます。
PODxtを買う前は、ZOOM G7.1ut というマルチエフェクターを
使っていましたが、ZOOM社は安価で良い製品が多いです。
コンデンサーマイクを内蔵しているので、
チョットしたアイデイアを簡単に録音するのも面白いですね。
ただし、ボーカル等をキチンと録音するには、
ファンタム電源が使えるので、別途コンデンサーマイクを
購入した方が綺麗な音で録音できます。
もちろん、ダイナミック型マイクでも構いません。
ZOOMのホームページに記載はありませんでしたが、
8トラックに録音されたデータは個別にPCへ転送できるので、
バンドルされている CubaseLE5の各トラックへ読み込むことが
可能です。
ZOOM R8 には、8トラック分のフェーダー等と、
スタート&ストップ等のボタンがありますが、
コントロール・サーフェス機能があるので、Cubase等のDAWと
接続した時は、R8 でDAWをコントロールすることができます。
付属される CubaseLE5ですが、
必要最低限な機能は一通り有しています。
オーディオトラックは最大48トラック、
ドラムやシンセ等を打ち込む際のMIDIトラックは64トラック。
VSTi(VSTインストゥルメント)トラックは8トラック使用できるので、
8つの楽器の音をソフトシンセに担当させることができます。
ボーカルとギターを録音するとした場合、
例えば、ドラム、ベース、ピアノ、シンセ1、シンセ2、シンセ3、
シンセ4、シンセ5の計8つのパートをMIDIを使った打ち込みに
使用することができます。
付属するCubaseLE5には、HALionOneというVSTiが
付属しているので、すぐに打ち込みによるオケを
作成する事が可能です。
また、VSTエフェクト(VSTe)に対応しているので、
CubaseLE5で様々なエフェクトを使用する事が出来ます。
標準では少ないと感じるかもしれませんが、
フリーソフトのVSTプラグインも沢山あるので、
当分は問題無いでしょう。
これらの機能より多くを求める場合は、
Cubase Elements 6などの市販品購入すれば良いのです。
私は普段、Cubase6を利用していますが、
ブログに書く時はCubaseLE5を使う事が多いです。
Win7/64bit環境で使用していますが問題無く動作しています。
もちろん、Win7/32bitやWinXP(SP2以降)でも動作しますし、
MacOS X(10.5.5~10.6)でも使えるクロスプラットフォームです。
ZOOM R8 で録音して完成させるも良し。
R8を使用してCubaseLE5で録音しても良し。
様々な使い方が想像できます。
ただし、内臓エフェクターの使い方は注意が必要です。
R8に入力した音に内臓エフェクターが掛かるので、
ディレイなどの空間系エフェクトはR8やCubaseに任せる方が良いです。
R8の前にディレイ等を掛けると、ディレイ音に内臓アンプシミュレーターを
掛けることになります。通常は最終にディレイを掛けます。
手持ちエフェクターと内臓エフェクター、CubaseLE5のエフェクターは
接続される順序を考えて、どれにどのエフェクトを受け持たせるかを
考えなければなりません。
何かの参考までに。
コメント
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大変参考になりました。
ありがとうございました。
購入したら、ディレイのつなぎ方を気をつけようと思います。
(それ以前にR8の使い方をマスターせねば・・・。)
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M20ritsu さん、こんばんわ。
ライブに向けて準備されているご様子。
是非、マイマイクもご用意を。
機種が違えば、向き、距離、音の大きさなどの
セッティングがぜんぜん違います。
自宅でもライブハウスでも同じマイクを使えば、
「どう鳴るか」の想像が付くので、
良い録音結果やパフォーマンスにつながります。
R8にはXLRやファンタムがあるので、
ダイナミック型、コンデンサ型の両方のマイクが
使えるので便利ですよ。