ZOOMより2017年夏に発売されたアコースティック専用プリアンプ AC-3とAC-2の登場によって Pre-Amp & Effects for Acoustic Guitar A3がディスコンとなりました。
ということは「A3」の後継機がAC-3であり、廉価版がAC-2かと思いきや実はチョット異なるような気もします。
AC-2はDI機能付きプリアンプ/AC-3は更にエフェクト付き
AC-2にはDI機能とプリアンプ、そしてリバーブが搭載された簡単な機種です。
入力元となるギターのタイプをダイヤルで選択し、インプット信号がピエゾかマグネットタイプかを選択し、あとはEQとリバーブ等がある簡素なものです。
AC-3は入力元となるソースギターに箱鳴りモデリングを加える「ターゲットギター」が用意されています。
A3との違いは?
A3にも同じような機能があり、16種類のボディタイプと28種類の残響成分をモデリングした「モデルタイプ」が用意されています。
AC-3/AC-2との大きな違いは「エフェクター」と「マイク イン」
A3は40種類のエフェクターを最大2種類同時に使用できます。
マイク信号も同じ所をとおるので、ギターとマイクには同じエフェクトが掛かってしまいますが。(^^;
このエフェクターの部分が大きく異なります。
A3の方が細かな設定が可能です。
エレキギター用マルチストンプ「MS-50G」の操作体系といった方が伝わりやすいでしょうか。
AC-3/AC-2ではダイヤルを回すだけの簡素な設定でしかありません。
逆に面倒でないので良いと言えばよいのですが。
といっても、A3には「普通アコギには使わないだろう」と思えるエフェクトも入っているので、どちらが良いとは言い切れないのですが。(^^;
そしてマイク インがAC-3/AC-2にはありません。
エフェクトはギターとマイクの両方に同じものが掛かってしまうので「別」にした方が良いとの判断だったのでしょうか。
単純に弾き語るときは便利な仕様だと思っていたのですが。
実は別にマイク(歌)でなくてもよい
実は安価にエレアコのフォンとギターホールからのマイク録りの音を「混ぜる」という方法が使える稀な機器だったのがA3だったのです。
フォンからの信号では「如何にもエレアコ」的な音になってしまいますし、ギターによってはフィンガーノイズやスライドノイズもバシバシ入ってきます。(^^;
これにホール付近からマイク録りした音を被せると、低中域が増して「アコースティック感」もしますし、先ほどのノイズも気にならなくなります。
幸い同じエフェクトが掛かるのでトータル的な違和感は少ないです。笑
判りやすい操作と若干の路線変更が加わったACシリーズ
新機種はA3の後継機種ではなく、操作を単純明快にして、若干の路線変更が加わったもの。
そんな感じでしょうか。
実は最近エレガットやエレアコにはまっており、AC-3/AC-2のどちらかを購入しようと思っていたのですが、「A3」で良いかなと。(^^;
これだけは言いたいA3について
A3を買ったとき「ファームウェアアップデートに便利なUSBポートを装備」と書いてあった。
確かに書いてあった。
ZOOM社製のエフェクターはエフェクターを追加できたりする結構お得なファームウェアバージョンアップが行われています。
「A3にも何かあるかな 」
と思っていたらまさかの放置プレイです。
他のマルチストンプやギター/ベース用のエフェクターの一部の機種では大盤振る舞い的なアップデートが行われているのに・・・・。
A3・・・・システムバージョン1.00 (ToT)
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