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WESTERN DIGITAL WD Blue WD30EZRZ

WESTERN DIGITAL WD Blue WD30EZRZ

一時退避用のバックアップデータを保存するために購入しました。

WESTERN DIGITAL WD Blue WD30EZRZは64MBキャッシュ/5400rpmのモデルで、データ転送レートのメーカー公称値は147MB/sです。

ちなみに末尾型番に「RT」が付いている製品がありますが、これは「リテール」を表すものだそうです。

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不評であった?「IntelliPower」

WD Blueでは「IntelliPower」の表記が消え5400rpmクラスと表記されています。

技術シートには「IntelliSeek」という記載はあって「電力消費、ノイズ、振動を抑えるために、シーク速度を最適化します。」と書かれています。

そもそも IntelliPower とは何だったのでしょう。

以前、ウエスタンデジタルジャパンでは「アクセス状況により回転数を変化させる設計を導入」し、これを「IntelliPower(インテリパワー)機能」と呼んでいるというインタビューがありました。

しかし「IntelliPower はよく誤解されがちな“可変回転”ではなく、もともと5400rpmを意味している。」という記事も見受けられます。

また、本土 WESTERN DIGITAL社から「回転数を変化させる」という公式な発言も資料もありません。

WD GreenとWD Blueが統合され「WD Blue」の一本化となりましたが、「EZRX/AZRX」はグリーン、ブルーになって「EZRZ」、Greenでの低消費電力、低発熱といった仕様及び機能は「WD Blue」に引き継がれ、いつのまにかメーカー自らが公言していた「(IntelliPowerは)アクセス状況により回転数を変化させる設計を導入」から「もともと5400rpmを意味している」となりました。

「IntelliSeek」は「IntelliPower」とは別もので省電力機能としてWD Caviar GPシリーズ に搭載されていました。

正直、IntelliPowerとして可変回転する(?)ことより、8秒アイドルでのヘッド動作が製品寿命に影響するので、そこが問題視されていたような気がします。

ちなみにこの製品も「ヘッド8秒退避」します。(^^;

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WD Blue WD30EZRZ ベンチマーク

WD30EZRZ

WESTERN DIGITAL WD Blue WD30EZRZをベンチマークしてみました。

WESTERN DIGITAL WD Blue WD30EZRZ ベンチマーク結果

CrystalDiskMark 5.1.2 x64
Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 189.580 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 184.263 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 2.415 MB/s [ 589.6 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 1.987 MB/s [ 485.1 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 189.144 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 180.982 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 0.588 MB/s [ 143.6 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 1.934 MB/s [ 472.2 IOPS]

左から手持ちのHDD、ST3000DM008(7200rpm)、ST4000DM004(5400rpm)、WD30EZRX(5400rpm)のベンチマーク結果です。

WESTERN DIGITAL WD30EZRX 3TB

同じ5400rpmでも前モデルのWD30EZRXより高速化されているようです。

現在はグリーンはブルーモデルに統合されています。

TOSHIBA MQ01ABF050

5400rpmHDDとしてノートパソコン等に搭載されていることの多い、500GB/5400rpm/8MBキャッシュのTOSHIBA MQ01ABF050と比較してみましょう。

TOSHIBA MQ01ABF050
Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 116.156 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 113.931 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 1.103 MB/s [ 269.3 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 1.151 MB/s [ 281.0 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 116.601 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 115.339 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 0.515 MB/s [ 125.7 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 1.220 MB/s [ 297.9 IOPS]

2.5インチと3.5インチ、キャッシュの違いはありますが同じ5400rpmです。

購入時には要確認

WESTERN DIGITAL WD Blue

WESTERN DIGITAL WD Blue は似たようなパッケージで7200rpmモデルと5400rpmモデルがあり、うたい文句の記載も「ハイパフォーマンスタイプのハードディスクドライブ/自作PC用」とか「エコロジータイプのハードディスクドライブ/PCへの増設や外付けHDD」とパッケージの記載も異なります。

「青箱!」と思って購入すると思ったモデルと違うモデルを購入してしまうかもしれません。

これは Seagate BarraCuda ですが同じパッケージでシールに「ST3000M008」とか「ST40000M004」と貼ってあるだけなので、それと比べれば判別は WD Blue の方が判りやすいです。

商品カードでも店員さんの間違いもあるでしょうから、どちらにせよモデル名は確認しましょう。

最近の3.5インチ5400rpmモデルはそこそこ速いが

最近の3.5インチハードディスク 5400rpmモデルは大容量化で1プラッタ2TBというモデルもあり、ヘッド数も多くなっています。

また、キャッシュも128MB搭載した3.5インチHDD、2.5インチHDDも見かけるようになりました。

DTM用PCには高速な7200rpmHDDを使用しています。

最近のHDDなら5400rpmでも一昔前の7200rpmモデルと比較して体感的な遜色はないような気がします。

しかし、音源のライブラリは年々肥大化していますし、トラックの同時録音や再生を考えると、DTM用途ではまだまだ7200rpmの方が有利でしょうか。

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