AMD RYZEN7 1800X で自作したDTM PC 2017
BIOSのアップデートやドライバも現時点で最新のものに更新して稼働チェックしております。
一番の心配はCPUクラーを取り扱い説明書のとおりに取り付けていないので、CPU温度の上昇が気になります。
そこで、ベンチマークソフトを走らせて温度上昇をチェックしてみます。
追記:後日もう一度計測してみました。
RYZEN7 1800X CINEBENCH R15 スコア
CINEBENCH R15 はCGソフトメーカー MAXON Computer が配布しているベンチマークソフトでCGをCPUに処理させます。OPEN GLのテストも実施できます。
まずはサブPCで。(^^;
Sandy Bridge i7-2600K(3.40GHz/TB3.80GHz)、4コア8スレッドです。
CINEBENCH R15でのベンチマーク結果は 620cd でした。
次は先日までメインPCだった Haswell i7 4770K(3.5GHz/TB3.9GHz)、4コア8スレッドです。
ベンチマーク結果は 756cd でした。
RYZEN7 1800X (3.6GHz/4.0GHz)、8コア16スレッドの結果は 1608cd
なかなかです。(^^)
ベンチマーク後のCPU温度
先日、組み上げた直後にブーストクロック4.0GHzの状態でCINEBENCH R15を行ってみましたが、CPU温度はベンチを3回連続で行っても79度が最高でした。
アイドル時で48度~52度の範囲です。
今回は定格の3.6GHzでCINEBENCH R15を4回走らせてみましたがCPU温度は73度。
アイドル状態では52度前後でした。
今度はOCCTで5分間負荷を掛けてみました。
3.6GHzで計測してCPU温度は最高で77度、1分後のアイドル時で61度。
その後は52度前後です。
RYZEN7 1800XのCPU温度はこのような感じなのでしょう。
CUBASE PRO9を起動して確認
DTM PCを作る-1で書いたi7 4770Kでは結構キツかった83トラックのプロジェクトです。
この時はVSTパフォーマンスメーターのリアルタイム処理がピークにぶつかるので、レイテンシーを大きく取るかトラックをフリーズする等が必要でした。
RYZEN7 1800Xで同じプロジェクトの同じ位置を再生してみたところ、VSTパフォーマンスのアベレージは大きく変わっていませんが、リアルタイム処理の負荷がかなり改善されています。
シングルコアではINTELと同程度か少し劣るがマルチスレッド性能が高いと言われるRYZEN7。
さすが8コア16スレッドといったところでしょうか。
ただし、CPUなのかGPUドライバの関係なのかは分かりませんが、再生中のロケーションバーが時々カクカクと移動しています。
音の処理には問題ないようなので画面描画に関わる問題のようですが、CPU交換によるものなか、グラフィックボードのRADEN RX460によるものなのは不明です。
グラフィックドライバの更新のタイミングかCUBASEのアップデートのタイミングで改善されるでしょう。(^^)
これまでのRYZENでDTM PC関連まとめ
・AMD RYZEN 7シリーズ発売 (2017/02/27)
・AMD RYZEN CPU & AM4 (2017/02/28)
・AMD RYZEN71800X でDTM PCを作る-1 (2017/03/03)
・AMD RYZEN71800X でDTM PCを作る-2 (2017/03/04)
・パーツ交換後のWindows10ライセンス認証 (2017/03/04)
・AMD RYZEN71800X でDTM PCを作る-3 (2017/03/05)
・パーツ交換でライセンス再認証が必要であったもの (2017/03/05)
・PC環境覚え書き 2017_03 (2017/03/06)
・RYZEN7 1800X ベンチと温度 1 (2017/03/09)
・RYZEN7 1800X+ASUS PRIME X370-PRO 不具合について (2017/03/13)
・RYZEN7 1800X ベンチと温度 2 (2017/03/14)
・AREA 4 WING 2 (AMD RYZEN7/X370 USB対策) (2017/03/15)
・RYZEN7 1800XとASUS PRIME X370-PROでのコントローラー別USBポート計測結果-1 (2017/03/20)
・RYZEN7 1800XとASUS PRIME X370-PROでのコントローラー別USBポート計測結果-2 (2017/03/26)
・AREA Over Fender R (2017/03/24)
・DTM PC 2017 RYZEN7 1800X + CUBASE PRO 9 (2017/04/01)
・PRIME X370-PRO BIOS 0515 (2017/04/02)
・PRIME X370-PRO 現時点でのUSB改善策 (2017/04/04)
・PRIME X370-PRO BIOS 0604 (2017/04/16)
・PRIME X370-PRO BIOS 0803 (2017/06/11)