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ギターのスケールの種類と特徴について

ギターにはロングスケール(レギュラースケール)、ミディアムスケール、ショートスケール、その他いくつかのスケールがあります。

スケールとはどのようなもので、どのような特徴があるのでしょうか。

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スケール(弦長)とは

ギターではスケールといってもナットからブリッジまでの距離を指す場合と、音階でいうスケールの2種類があり、どちらも「スケール」と言いますが、ここではナットからブリッジまでの長さのスケール(弦長)のお話です。

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ロングスケールの特徴

25.5インチ(647.7mm)のスケールです。

一般的にロングスケールと言いますがレギュラースケールとも言います。

また、フェンダー社のストラトキャスターやテレキャスターがこのスケールを採用していることが多いため、フェンダースケールと呼ばれることも多いです。

フレットとフレットの間隔がミディアムスケールと比較して広く、高音域ほどその特徴は顕著です。

弦を張った際のテンション感から出荷時に.009-.042のゲージが使用されていることが多いですが、パワー感やハリのある音を狙って.010-.046のゲージが使用されることもあります。

シンクロナイズド・トレモロやフロイドローズ式ロックトレモロなど、トレモロユニットが装着されているものはロングスケールのギターであることが多いです。

ミディアムスケールの特徴

24.75インチ(628.65mm)のスケールです。

一般的にミディアムスケールがギブソン社やエピフォンのレスポール、フライングV、SGがこのスケールを採用していることが多いため、ギブソンスケールと呼ばれることも多いです。

フレットとフレットの間隔がロングスケールと比較して狭く、高音域ほどその特徴は顕著です。

弦を張った際のテンション感はロングスケールより緩いため、出荷時に.010-.046のゲージが使用されていることが多いです。

ミディアムスケールのギターではチューンオーマチック/ストップテイルピースタイプが多いですが、ケーラータイプのトレモロやビグズビータイプのトレモロが装着されている場合、ミディアムスケールのギターであることが多いです。

ショートスケールの特徴

24インチ(609.6mm)のスケールです。

一般的にショートスケールと言います。

フェンダー社のジャガー、ムスタングに採用されているスケールで、テンション感はミディアムスケールより更に弱く、フレットの間隔は狭いです。

弦のゲージは.010-.046が多いようです。

PRSスケールの特徴

Paul Reed Smith(PRS)はロングとミディアムの中間的なスケールである 25インチ (635mm)が採用されていることは有名です。

弾き心地や音色がフェンダーとギブソンの中間くらいと表現されることがありますが、スケールもその中間となっています。

独自のスケール感による弾き心地からPRSを選択する方も多いのではないでしょうか。

同じ弦のゲージでもスケールによって印象は異なります

同じ弦のゲージでもロングスケールに張った場合とミディアムスケールに張った場合では、弦の印象は大きく異なると思います。

例えば一般的な.009-.042のゲージでいえば、ロングスケールでは程よいテンション感ですが、ミディアムスケールではテンション感が弱くなります。

.010-.046のゲージではロングスケールでは張りが強く、ミディアムスケールでは丁度良い張力に感じるかもしれません。

一般的にロングスケールには.009-.042が、ミディアムスケールには.010-.046が相性が良いと言われています。

出荷時の弦と異なるゲージを張る場合

メーカーによってキャラクター付けられた機種では、ロングスケールに.010-.046を組み合わせて、パワー感と張りのある音を特徴としたギターとして販売されている場合もあります。

この場合、ナットの溝も.010-.046に合わせて切られていますし、ピックアップの選別もキャラクターに合わせて選別されています。

更にはトレモロ仕様のギターの場合では、トレモロスプリングの調整も.010-.046のゲージの張力に合わせてセッティングされています。

弦を張った張力に合わせたネックの反りもトラスロッドで調整されています。

そしてナットの溝の深さとブリッジの弦高、ピックアップの高さが決定され出荷されています。

もし、ロングスケールで.010-.046のゲージで出荷されているギターに.009-.042のゲージを張る場合は、張力変化によるネックの反りをトラスロッドで調整し、トレモロスプリングの調整を行い、弦高の調整しなければ、演奏する際に何か違和感や演奏に不具合が発生する場合もあります。

逆にロングスケールに.009-.042のゲージが張って出荷されているギターに.010-.046のゲージを張る場合は、先の調整に加えてナットの溝の太さが変わってきます。

一般的なゲージの弦であればどのタイプが張られても対応できるように、余裕をもって溝の幅を切っているギターが多いですが、高価なギターほど精密に製造されているので、ナットの溝幅問題は案外に存在します。

ただし、金属で挟み込むロック式トレモロのナットは構造上この限りではありません。

気の利いたメーカーでは出荷時の弦のメーカー名とゲージが表示されていたり、添付されている場合があります。

所有ギターをカタログやメーカーサイト、購入時の添付物で確認してみましょう。

組み合わせで異なる印象

ギターの特徴を知って弦を選ぶと、そのギターにまた違った印象を持つかもしれません。

スケールの違いや弦のゲージの組み合わせで新たな発見を楽しんでみましょう。

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