DTMパソコンのCPU選び

COMPUTEX TAIPEI 2015にてINTELから
第5世代となるBroadwell-K が発表されました。

現在使用しているDTMパソコンに搭載されているCPUと
最近のCPUではどれくらいの性能差があるのでしょうか。

CORE i3、i5、i7での性能差はどれくらいか?
同じi3、i5、i7でも世代が違うと性能差はどれくらいか?
動作クロックの差はどれくらいの性能差になるのか?

最新のBroadwell-Kについて少し書いた後に
今回はCPUの比較サイトを一つご紹介。(^^)

Broadwell-K

Core i7-5775C と Core i5-5675C。
末尾の「C」はこれまででいう「K」で倍率ロックフリーを挿しています。

定格の動作クロックはi7-5775Cが3.3GHz、i5-5675Cが3.1GHz。

ソケットはHaswellと同じLGA1150ですが、
チップセットはIntel 9シリーズとなります。

Intel 8シリーズもLGA1150なのでCPU交換の際は
マザーボードのチップセットを確認してみましょう。

第5世代のBroadwellのプロセスルールは14nm。
GPUはHaswell/Haswell Refreshで採用されている
HD4600からIris Pro 6200となりました。

これまでのCPUより動作クロックは下がっているようですが、
処理性能は同等以上で3D性能やQSVでの動画エンコードは
2倍の処理を実現しているようです。

Double Data Rate 3 Low voltage仕様?

気になったのはINTELのサイトでi7-5775Cの仕様をみると、
メモリーの種類に「DDR3L 1333/1600」とあります。

DDR3は1.5Vで駆動しますがDDR3Lは1.35V駆動です。

従来のDDR3での動作はどうなのでしょうか。

DTM-PC 2015 Haswell Core i7-4770k

INTEL i7-4770k

現在使用しているDTM-PCのCPUは第4世代のHaswell i7-4770k。
4コア8スレッドで動作する定格3.5GHz/TB3.9GHzのCPUです。

年々と使用するトラック数や音源、プラグインも増えてきましたし、
ASIOのレイテンシーは機器の性能やドライバの他にCPUパワーにも関連します。

また、写真でRAW現像したり動画エンコードなどを行うことが多いので、
オーバークロック仕様のCPUをずっと選んできています。

CPUクーラーはまるでお城のよう。(^^;

別にオーバークロックさせなくても大した差はないのですが、
これは自作PCの趣味と自己満足です。(^^;

DTMパソコンのCPU

少し前置きが長くなりましたが、
新しいCPUが発売されると旧機種の価格がこなれてくるか、
新CPU搭載の機種がバカ高いか。(^^)

さて、新しくパソコンを購入する場合、
今のCPUはどれくらいの性能なのか。

自作機などでCPUを交換する場合、
現在のCPUとどれくらい差があるのか。

最近のINTEL CPUはGPU性能の向上がメインであり、
動作クロックあたりの処理は僅かなものになっている感があります。

それでもプロセスルールの微細化によって省電力性能は向上しますし、
新しいマイクロアーキテクチャによってクロックあたりの効率化が
図られているので旧CPUより動作クロックが低くても同程度以上の
性能を有しているようです。

BroadwellではHaswellと比較して3D性能は2倍と言われていますが、
クロックあたりの命令実行数はどうなのでしょか。

浮動小数点乗算のレイテンシを5サイクルから3サイクルに高速化したり、
ギャザー命令の高速化、分岐先アドレスの予測精度の改善などで
クロックあたりの命令実行数は5%ほど向上しているそうです。

DAWの内部処理は32bit floatであることが多く、
最近では64Bit浮動小数点演算のDAWもあります。
浮動小数点乗算のレイテンシが高速化されたのは良いことですね。(^^)

DTMに使用するDAWは特に3D性能を問わないので、
整数演算と浮動小数点演算の性能で判断しても構わないと思います。

いわば、旧CPUと新CPUを比較して3D性能以外が大きく違わないなら、
価格のこなれた旧CPUで安く済ますという手もあります。

Haswell Refresh世代のi3、i5、i7という選択肢なら
どれを選択すればよいのでしょうか。

i3は2コア4スレッド CPUクロックは「T型」も含めると3.0GHz~3.8GHz
i5は4コア4スレッド CPUクロックは「T型」も含めると1.9GHz~3.5GHz
i7は4コア8スレッド CPUクロックは「T型」も含めると2.2GHz~4.0GHz

この他にもキャッシュメモリの容量や
採用されたGPUとそのクロック等の差もあります。

目的に応じてCPUの選択は人それぞれですが、
CPUを比較するベンチマークサイトを参考にしてみましょう。

CPUベンチマークサイト CPUBoss

cpubs01

CPUBoss(http://cpuboss.com/)ではINTEL系、AMD系CPUの性能を
ベンチマーク結果で比較することが出来るサイトです。

赤矢印のところにCPU名を入力すればOKです。

ntn01

海外サイトなので利用は自己責任でお願いいたしますが、
ノートンセーフウェブではこんな感じで表示されていました。

信じるも信じないもあなたしだいです。(笑)

念のため、ご自身のセキュリティ対策ソフトで確認してください。

Haswell i7-4770k vs Haswell Refresh i7-4790k

cpubs02

さすがに最新のCPUのベンチマークはまだあがっていなかったので、
Haswell i7-4770k(3.5GHz)とHaswell Refresh i7-4790k(4GHZ)を比較すると
4770kが8.4で4790kが8.9、その差は0.5。

cpubs03

黄色のバーが4790k、灰色のバーが4770k。

同じ22nmプロセスルールが採用されたHaswellマイクロアーキテクチャ。
動作周波数の違いでしかないので、その性能差ともいえます。

cpubs04

選択したCPUの仕様の比較を見ることができます。

今使っているCPUと気になるCPUを比較してもよし。

購入するパソコン、CPUを交換するパソコンについて、
i3の高クロックでいくか、それともコア数の多いi5にするか、
ここは数年使用するとして奮発してi7にするかで比較してもよし。

性能差と価格差をある程度想像しながら検討できますね。



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コメント

  1. OVANGELION より:

    こんにちは。

    自分はi7-4790kです。
    かなり動画処理、プラグインの起動速さもあるので当分5年は持ちそうですね。

    >4770kが8.4で4790kが8.9、その差は0.5。
    値段的に3000円程の差ですので少し悔しいですよね。
    ただその0.5がどの位体感できるかがミソかもしれないですね。

    時代の流れは速い物でPentiumⅢが懐かしい物です。w

    • MOMODON より:

      OVANGELION さん、こんにちは。

      4790kは快適ですね。(^^)

      私は2世代飛ばしでパーツ交換しているので、
      6世代が出た頃に価格の落ちた5世代目という流れなのですが、
      今回の5世代目は3D性能以外は5%伸び程度とのことで・・・・。
      微妙です。(^^;

      ちなみに私がDTMを始めたPCは、
      Pentium 133MHz メモリ16MB HDD 850MBでした。(^^)

  2. 7th-lab より:

    やってますね♪ 。
    先日はねとらじにご参加ありがとござますw 。

    windows PC、どうしても仕事で使用しますので
    そちらでも音楽制作をやってみたいと常々思っているところです。
    話は若干ズレますが、新しいStudio OneはMIDIの分野でかなりの強化がなされているようですね。
    一度はMacでもwinでも用いることのできるCubaseシリーズを真剣に検討したことのある当方も
    他のアプリケーションのリニューアルやアップデートに眼を白黒させる毎日を送っております(笑) 。

    おとなしく Logic で頑張るのが現実的でしょうか(爆笑) 。

    とはいえ、間もなくMacbook Proもリニューアルの時期。
    果たして次期旗艦モデルに搭載されるCPUはどうなるのでしょうか。
    Macユーザーにとっても非常に参考になるありがたい記事でした。

    Ps.
    なんかやらかそうと思って思案中。
    長期にわたり忙殺されていたためか、アイデア出ませんわ(苦笑) 。

    • MOMODON より:

      7th-lab さん、おはようございます。

      ネトラジ、ご苦労様でした。
      最後まで楽しく聴かせていただきました。(^^)

      Studio One3の人気は良いようですね。
      痒い所に手が届くというか、
      他のDAWで出来たら良いなと思う機能が
      たくさんありますよね。

      OSの32/64bitの仕様に関わらず、
      内部処理は64Bit浮動小数演算を選択できるので、
      1クロックで32bit floatの2倍の命令を実行でき、
      1ワードあたりでは2×64乗の処理結果が可能。
      32Bit floatでは192dBであったダイナミックレンジも
      64Bit floatでは384dBものレンジを有します。

      書き出し時には整数演算して
      16ないし24bitで行うことが多いですが、
      内部処理での劣化が少ないDAWだと思います。

      今月にFREE版の後継Studio One Primeが出ます。
      Professionalデモを30日使用するとPrimeとして
      動作するのでデモを使ってみるのも良いかもしれません。

      ただ、Primeはトラック数こそ無制限ですが、
      AU、VST2、VST3プラグインをサポートしていません。
      つまり音源やエフェクトの追加ができない・・・・。(-_-;)

  3. HA-ROOKIE より:

    おはようございます(^^)

    自分のPCは、i7-870 2.93GHz でした(^^)
    メモリは8GB で、今の所Cubaseはサクサク作業出来ていますが、
    だいぶ型落ち、でしょうか(^^;

    Cubase8 にアップグレードするついでにPCも買い換えたい
    所ですが、、、しばらくは現状で行こうかな、って思っています(^^)

    • MOMODON より:

      HA-ROOKIE さん、こんばんは。

      i7-870は2009年に発売されたLynnfield世代のCPUですが、
      高クロックかつ4コア8スレッドなのでCubaseも快適に
      動作しているものと思います。

      よほど重たいプラグインや音源を多用しなければ
      まだまだ現役で十分活躍してくれそうですね。(^^)v