我が家には何台かPCケースがあるのですが、メインPCに使用しているのは ANTEC P10 FLUX です。
安価であり360mmの水冷CPUクーラーや取り付けファンが多いこと、光学ドライブが取り付け可能だったことが選択理由です。
フロント、両サイド、トップパネルの4面に防音パネル搭載が搭載された静音仕様とありますが、フロントx3、内部x1、リアx1の12cmファンでお世辞にも静音とは言えないのですが、防音パネルが無かったらもっと大きな音がするのでしょう。
ケース上部のファン回転数切り替えに接続されている「BULT-IN FAN SPEED CONTROLLER」は最大6つのファンを接続できますが、使用するファンをここに接続せずマザーボードのFAN端子に接続すれば、もっときめ細やかな回転数コントロールができるので、場合によってはマザボに任せた方が静音で温度のコントロールも楽かもしれません。
水冷CPUクーラーを360mmサイズの大型ラジエータタイプにするか、高さ175mmまでの空冷CPUクーラーを搭載できる選択肢はありがたいです。
ちなみに現在は AMD RYZEN 7 3700X を使用しているのでCPUのTDPは65W程度。
Ryzen 7 3700Xの場合はCPU温度95Cが上限です。これを超えないようにサーマルスロットリングが働くようになってます。
しかし大型の空冷CPUクーラーを使用しているのでDTM用途では温度上昇は気にならないレベルになっています。
もしかしたら標準クーラーでもよかったかもしれません。
まぁRYZEN 7 1800X の時からの使いまわしなので良いのですが。
最新CPUは高負荷時の温度が高い
INTEL 第13,14世代の高性能CPUやAMD RYZEN 7000シリーズの上位版ではTDPが100Wを超えており高負荷時ではサーマルスロットリングが働き性能が落ちてしまいます。
そこで最近では空冷よりも簡易水冷の方が人気が高くお店でも取り扱い製品が多いです。
価格も高価な空冷と安価な水冷では同じくらいであり、性能も同じくらいです。
マザーボードへの取り付け負荷を考えるなら大型空冷よりも水冷の方がよいです。
動作音はファンの回転数と軸受、羽数、取り付け個数によりますし、水冷ならポンプの動作音も加えた音になります。
水冷28mmと360mmの比較
基本はラジエーターサイズが参考となるので、体積で比較してみると
280mm 140 x 280 x 30 = 1,176,000
360mm 120 x 360 x 30 = 1,296,000
約10%の違いとなります。
CPU温度が280mmで70度なら360mmでは63度となるのですが、実際はそこまで大きな差はありません。
PAD : PC Watch & AKIBA PC Hotline! plus DVPRチャンネルでの水冷CPUクーラーの性能比較動画です。
参考になりますね。
280mmが74度なら360mmで68-73度で発売年度や価格によります。
問題は280mmと360mmの価格差がそこまで大きくないので、できるなら360mmを取り付けたいですし、出来なくても280mmでも製品を選べば360mmと遜色ない製品もあります。
安い360mmと高い280mmが同じくらいの性能でしょうか。
ANTEC P10 FLUXに取り付けできる水冷CPUクーラー
ネットを調べてみるとANTEC P10 FLUXにCorsair iCUE H150i RGB PRO XTを取り付けた方がいらっしゃいました。
Corsair iCUE H150i RGB PRO XTのサイズは397mm x 120mm x 27mmです。
形状にもよりますが397mmまではANTEC P10 FLUXに取り付けできるようです。
最近では在庫なしの水冷CPUクーラーなので他の同サイズの製品を探してみましょう。
ProArtist GRATIFY AIO5 Black AIO5 も人気が高い水冷CPUクーラーです。
サイズは 397×127×27 mmです。
もう一つ人気の高い製品として
玄人志向 簡易水冷CPUクーラー AIOWCシリーズ 360mm
サイズは394x120x27 mmです。
実際に取り付けてみないと分かりませんが、なんとか入りそうですね。
このあたりのサイズが参考となりそうです。
新CPUラッシュ
昨年からのINTELとAMDから新CPUの発売ラッシュが来年まで続きそうです。
「新」というよりマイナーチェンジやリフレッシュ扱いなので新アーキテクチャという訳でもないのですが、DDR5メモリの価格やPCIe 4.0 M.2 SSD NVMe 2TBの価格も下がってきているので、今年~来年あたりが自作するのに丁度よい頃となりそうです。