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MDR-CD900STの歴史と後継機 M1ST

CD900ST

多くのスタジオやDTMで使用されている Sony MDR-CD900ST 。

昨年、後継機種 MDR-M1ST が発売されましたが、CD900ST も継続して販売されています。

スタジオに使用されているのはCD900STではないという方もいますが、厳密にはそのとおりです。

その違いとは? 後継機種は?

今回はそんな内容です。

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1985年開発 MDR-CD900CBS

1985年にMDR-900を基に、Sony と Sony Music Studios が共同開発した MDR-CD900CBS が、1989年、全国のスタジオに展開する際に MDR-CD900ST と改名されました。

「スタジオで使用されていた。」

CBS スタジオでは MDR-CD900CBSが配布され、後に全国のスタジオ用にMDR-CD900ST が発売されました。

「発売されました」と書いたのは、MDR-CD900CBS はCBSスタジオ用の非売品であったためです。

一般消費者に販売が開始されたのは1995年だと記憶していますが、間違いがあり次第、随時訂正していきます。

このような背景から、現在も販売されている MDR-CD900ST はスタジオで使用されている代表機種となりました。

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1989年発売 MDR-CD900ST

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発売から31年も経過している MDR-CD900ST の良いところは、細かな交換パーツが現在でも十分用意されていることがあげられますが、一番の良いところは「共通言語」となりうるからだと思います。

オーディオインターフェイスで若干音に影響はありますが、「スタジオでモニターしている音と同じ音が自宅でも聴ける。」として、DTMでも MDR-CD900ST は人気機種の座を不動のものとしています。

900 と CD900CBS は仕様が若干異なる。

CD900CBS は全国展開時に CD900STに 改名された。

そんな感じです。

2019年発売  MDR-M1ST

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ソニー ホームエンタテインメント&サウンドプロダクツとソニー・ミュージックスタジオが共同開発したハイレゾ対応スタジオモニターヘッドフォンとして、2019年6月に「MDR-M1ST」が発売されました。

ドライバユニットは CD900ST と同じ40mm径ですが、新開発されたものです。

再生周波数帯域は5Hz~80kHz、音圧感度は103dB/mW、インピーダンスは24Ω(1kHz)、最大入力は1,500mW。

CD900ST の仕様は、
再生周波数帯域は5Hz~30kHz、音圧感度は106dB/mW、インピーダンスは63Ω(1kHz)、最大入力は1,000mW。

M1ST は CD900ST と比較すると、高音域が2倍以上の数値となっています。

まだまだ多くの人に愛され、継続販売されている CD900ST 。

世代交代には相当の期間が必要かと思いますが、DTMモニター用ヘッドホンに大きな選択肢がまたひとつ増えたことになります。

・・・と書きながら私が使っているのは SHURE SRH840

SHURE SRH840

MDR-CD900ST が王道で共通言語なのは知っていますが、作る側、モニターする側の立場だとそれで良いのですが、ギターを演奏するとき気持ち良いのは SHURE SRH840 だったので、これを選択しました。

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SHURE
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比較すると、低音域~中音域の聞こえが良いので、モニターしながら歌う、エレキギターを弾く、というには私的には SHURE SRH840 の方が気持ち良かったのです。

弾き終わった後、作業を進めるのに MDR-CD900ST があったらいいなと思いながらそのままになっています。

作業用と録音用のヘッドホンがあれば一番良いのですが、時々、MDR-CD900ST を所有している知人に「このデータ上手く聞こえてる?変でない?」とか聞いています。(^^;

DTM用途でいま買うならどれをお勧めしますか?と聞かれたら、よほどのことがない限り MDR-CD900ST をお勧めしています。

同じ音で確認できる共通言語のメリットは大きいです。

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