今回は私が使用しているヘッドホンについて。
DTMを始めた頃はヘッドホンに全く無頓着で数千円位のものを使っており、
どこのメーカーの何を使っていたのか全く記憶がありません。
記憶があるのは、ビクターの HP-DX1という密閉型を使っていたこと。
確か当時1万円前後だったと思います。
そしてオーディオテクニカのアートモニターATH-A700という
密閉型ヘッドホンを随分長く使っていたことです。
当時1.3万円くらいだったでしょうか。
この後、同じくオーディオテクニカのATH-AD400という
エアーダイナミック型を使っていました。
当時5~6千円だったと思います。
そして今まで使用していたビクター HP-RX900です。
ここで密閉型に戻りました。当時7~8千円だったと思います。
イヤーパッド等が随分と痛んできたので、
この際なので新調することにしました。
今回購入したのは、オーディオテクニカのアートモニターATH-A900です。
まだ1週間程なのでエイジング中です。
車でいえば慣らし運転中ですね。(^^♪
音は非常に落ち着いた音で、音圧も良いです。
私にはやはり密閉型の方が嗜好に合うようです。
このATH-A900は既に生産終了している製品ですが、
流通在庫は多い機種だと思います。
耳を覆うハウジングは剛性の高いアルミニウムを使用しており、
53mmという大きなドライバーユニットを搭載しています。
周波数特性:5~40kHz
出力音圧:101dB
インピーダンス:40Ω
最大入力:2000mW
音の善し悪しには関係ありませんが、
取りあえず指標となりうるスペックはこんな感じです。
スペックの見方については昨日書いていますので、
そちらを参考にしてください。
リファレンス機種であったので、ドライバーユニットに更に磨きを掛けて、
イヤーパッド、コードのグレードアップを行なった「ATH-A900 LTD」や
ハウジングを純チタンに変更し、専用設計のドライバーユニット、
イヤーパッド、コードのグレードアップを行なった「ATH-A900 Ti」が
過去に発売されました。
ATH-A900/オープン価格(11,000円~22,890円)
ATH-A900 LTD/定価 35,000円
ATH-A900 Ti /定価 50,000円
無印A900の価格差は激しいですね。(^^;
なぜオーディオテクニカを買う事が多いかというと、
やはり装着感が良いことと、音が素直であることでしょうか。
これまで使用していた VICTOR HP-RX900 と比較しても、
装着感は圧倒的に アートモニターAD900が良いです。
長時間使用しても苦になりません。
前に使用していたアートモニターやエアーダイナミックにも言える事ですが、
オーディオテクニカのヘッドホンの装着感は抜群に良いです。
RX900とA900を比較すると、
音の迫力という点ではRX900の方が低音に迫力があり高音も出ていますが、
元の音というよりは味付けされた音なので、素直な音とは少し違う感じがします。
RX900は迫力のある良いヘッドホンなのですが、長時間聞くと少し耳が疲れます。
こう書けばRX900が悪く聞こえますが、私の長時間は6時間以上なので、
通常CD2~3枚聞いたり映画2本聞く位では迫力のある良い機種です。(^^♪
DTMでいくつもの楽器を録音したり、ミキサー画面をいじっていると
6時間なんてすぐに経過して、いつの間にか朝が来ています。(^^;
A900は装着感も含め長時間のリスニングでも疲れない音といえます。
音楽ではA900、PS3等のゲームや映画鑑賞ではRX900が気持ちが良いです。
RX900はPS3でよく遊んでいた頃に買ったのでこれを選択しました。
この写真は ATH-A900のコード部分ですが、
布巻きコードを使用しているので取り回しがとてもしなやかです。
私の場合、DTMのモニター用ヘッドホンを買っている気は無く、
通常のリスニング7割、モニター3割位のバランスで選んでいます。
私はモニター用ヘッドホンでリスニングすると、シビアすぎて疲れるのです。
気持ち良く音を聞きたい時も多いので、どちらでもそこそこ使える機種が良いのです。
装着感が良く、密閉型で、リスニング&モニターという基準で選ぶと
オーディオテクニカに落ち着くか、戻ってしまうのです。
音は可もなく不可もなく、程良い水準で無難に鳴ってくれます。
「可もなく不可もない」は案外重要な要素なので、私なりの褒め言葉です。
何かの参考までに。