TM-2はVドラムやアコースティックドラムに取り付ける
トリガーモジュールとして2014年3月22日に発売されました。
現時点で2万円を切るあたりの流通価格のようです。
内蔵されている音色は162音色、キット数は99。
アコースティックなものからエレクトロサウンドまで
幅広い音色が内蔵されているようです。
サウンド(44.1kHz/16bit/wav)を追加できるSDスロットを装備し、
1系統11種類のマルチエフェクトも内蔵されています。
11種類のエフェクトの内訳は、
DELAY、TAPE ECHO、CHORUS、FLANGER、PHASER、
EQUALIZER、COMPRESSOR、WAH、DISTORTION、RINGMOD、REVERB。
他の機器と接続できるMIDI in/out端子も装備されているので、
MIDIoutを利用して他の音源を鳴らすこともできるようです。
本体も135mm(W)/130mm(D)/59mm(H)と360gと小さく、
単3×4本の電池駆動が可能なのも良いですね。
接続端子はOUTPUT(L/R)、ヘッドホン(ステレオ・ミニ・タイプ)、
トリガーIN端子×2(TRS)、MIDI in/out、DC IN。
TM-2では最大で4つまでの音色を設定して
演奏することが可能なのですが、トリガー端子は2つしかありません。
これはどういうことでしょう。
実はTM-2のTRIG IN端子はTRSジャック。
いわゆる標準ステレオフォンになっています。
片側がTRSプラグ、片側がTS(標準モノラル)プラグ×2の
Y字型ケーブルを使用することで、1つのTRIG INに
2つのトリガーを接続することが可能になっています。
取り付け可能なトリガーは、
キック用のRT-10K、スネア用のRT-10S、タム用のRT-10T。
見た目はほぼ同じですね。
TM-2のスペック欄には、
アコースティック・ドラム・トリガー(RTシリーズ)、
パッド(PDシリーズ、PDXシリーズ、BT-1)、
キック(KDシリーズ)、シンバル(CYシリーズ)、
オール・パーパス・クランプ(APC-33)、
パッド・スタンド(PDS-10)の記載もあり、
オプション欄にはキックトリガーペダル KT-10の記載もあります。
いつも使っているドラムのキックに音を重ねて厚くしたり、
スネアの音色を曲で変えてみたり、手持ちに無いキットの音を
使用する為にリムトリガーを使ってみたりと用途は様々です。
音色の中にはカウベル、タンバリン、シェーカー、トライアングル、
ティンパニ、コンガ、ゴング、ツリーチャイムの名も見られるので、
これらの音を自身やスタジオのドラムセットで使用できれば、
バラード系の曲にも幅が出てきそうです。
また、これは音色リストの一部なのですが、
接続するTRIG IN端子によって音色が割り当てられているようです。
MIDI機能についてですが、
送信できるのは演奏に必要なノートナンバー、
ベロシティノート・オン程度。(他にもいくつかありますが)
受信はこれに加えて音色をTM-2の変更するのに使用すると思われる
プログラムチェンジ(0~98=プログラムナンバー1~99)程度です。
(他にもいくつかありますが)
トリガーモジュール、ドラム音源として利用するのに
十分な内容ですが、特殊なことを考えられている方は
事前に仕様の詳細を確認しておきましょう。
我が家の電子ドラム YAMAHA DTXPLORER は
2005年5月に発売されたもので、
そろそろ発売から10年が経とうとしています。
音源も最近の機種と比べると・・・・ショボイ。(^^;
MIDIで接続してVST音源のEZ Drummerや
SUPERIOR DRUMMERを鳴らせるので良いのですが・・・。
パソコンやら他のMIDI機器も立ち上げなければならないので面倒です。
DTXPLORERはペダルを交換してツインペダル仕様にしていますが、
クラッシュシンバルは1枚。
MIDI入力機器として使用する場合はこの1枚を叩いた後、
DAWでMIDIノートを地味に移動しています。
案外、DTMって地味なことが多いですね。(^^;