コンデンサマイクの扱いも何となく判り始めました。
とは言ってもまだまだ初心者ですが。
マイクプリアンプのレベルとマイクとの距離で
随分と音が変わるんだなとか。
例えば、
マイクプリアンプのレベル:小、マイクとの距離:近
マイクプリアンプのレベル:中、マイクとの距離:中
マイクプリアンプのレベル:大、マイクとの距離:大
この3つで録音された音の違いを確かめながら、
録音する音のダイナミクスを考慮して設定したり、
逆に欲しい音となるようにダイナミクスを調整したり。
なんとなくですが、使い分けています。
それと、先日購入したコンデンサマイク AT4040。
購入日に録音した音と一晩明けて録音した音は
同じ設定でも録音された音が違っていました。
違いは一晩という時間ですが、この間は100円ショップで買った
密封可能なタッパーに乾燥剤を入れて保管していました。
※乾燥材の入れ過ぎは逆にマイクを傷めます。
今はデシケーターに保管していますが、
この時はまだタッパーに入れていました。
2枚の平行する金属板を近づけるとコンデンサになります。
コンデンサマイクも名前のとおりこの仕組みを利用しています。
実際は金属板というよりは非常に薄い膜なのですが。
厚さにして数μm(マイクロメートル)です。
1000μmが1mmなので、千分の一ミリ(1/1000mm)となります。
このようにコンデンサマイクの金属膜(ダイヤフラム)は、
僅かな空気振動を電圧に変換するために非常に薄く作られています。
さきほど2枚の平行する金属と書きましたが、
一方をバックプレート、一方をダイヤフラムといいます。
この2枚の距離は数十μm(百分の一ミリ:1/100mm)です。
このような構造から衝撃に弱い、湿度に弱い、温度と湿度で
音が変化することとなるのです。
価格が高い高級なマイクほど、
ダイヤフラムは薄く、金属膜間の距離が近いので、
反応が速く、繊細でクリアな音になりますが、
衝撃や使用状況、保管状態に配慮する必要が出てきます。
一般的にホームユースで買える価格帯のコンデンサマイクでは、
そのマイクの保管にデシケーター(専用保管庫)を用意するまでもなく、
比較的取り扱いの容易なマイクとなっています。
一眼レフなどのカメラや交換用レンズがある場合は、
24L(リットル)容量の小さなデシケーターが2万円少々で買えるので、
これで保管しても良いと思います。
大体カメラ本体が8台保管できる大きさで、
内部を湿度30%~50%くらいに保つことができます。
また、脱臭、抗菌、防カビも付いています。
消費電力が低いので、気になる電気代も1日1円以下です。(^^)
「オートドライ デシケーター マイク」で検索すると
対象の製品が簡単にヒットすると思います。
前置きが長くなりましたが、AT4040は乾燥材を入れたタッパーに
一晩入れておくことで乾燥して音が変化したものと推測しています。
マイクだけが良くても機器のバランスが悪くなるので、
手持ちのオーディオインターフェイス Steinberg UR28M では
AT4040ラインが良いバランスだと思います。
あとは、好みでマイクを変えたりプリアンプを変えたり。
安い機材の組み合わせても結構変わるんだなぁとか、
いろいろつなぎ変えては遊んでいます。(^^)
コンデンサマイクの保管について少し書いてみました。
何かの参考までに。