年始のバーゲンプライスに負けてCANON EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM を購入しました。
EF-Sレンズの広角ズームとして初の手ブレ補正機構を搭載したレンズであり、また、STMなのでDCモータータイプと比較して動画撮影時のAFがスムーズです。
EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM 仕様サマリ
レンズ構成:11群14枚
絞り羽根枚数:7枚
最小絞り:22〜29
最短撮影距離:0.22m
最大撮影倍率:0.15倍
フィルター径:67mm
最大径×長さ:74.6mm×72mm
質量:約240g
手ブレ補正効果:4.0段分
フルサイズ換算で16mm~29mm相当のレンズなのでかなり広角なレンズとなります。
しかも軽い、たった240g。(^^)
このレンズはF5.6~8あたりが美味しいところで、ここから外れると色収差や周辺減光が気になることも。
周辺光量補正はオンの方が良いでしょう。
コストパフォーマンスの良いレンズ
EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM は 2014年5月に発売されたレンズで、希望小売価格こそ46,000円(税別)ですが、量販店でも約3万円チョットで購入できるレンズです。
手振れ補正のイメージ・スタビライザー(IMAGE STABILIZER/IS)も装備されていますし、非球面レンズとUDレンズの採用、ステッピングモーター(STM)も採用と、なかなかコストパフォーマンスの良い広角ズームレンズです。
レンズフード EW-73C(実売2千円前後)は別売りです。
また、フィルター径は67mmと大きいのでレンズプロテクターを装着する場合はいつも買う時より少々高い。(^^;
でも、全て揃えても安価といえば安価です。
呼称として「超広角」と「広角」の境は判りませんが、EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM は 購入時のセットレンズに多い18mmより広角で撮影できるレンズです。
標準ズームレンズと比較して
これは「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」で18mmです。
これは EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM の広角側10mmで撮影したものですが、歪曲収差はこの程度です。
18mmと10mm、たった8mmの差でも画角はかなり異なります。
これは以前に PENTAX Q-S1のフィッシュアイレンズ(3.2mm)で撮影したものです。
PENTAX Q-S1+03 FISH-EYEでは173°の画角であり、EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMでは107°です。
フルサイズに換算すると16.5mm(Q-S1)と16mm(EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM 広角側)なので略同じ焦点距離となりますが、広角ズームレンズとフィッシュアイレンズでは画角と歪曲収差を残すか残さないかで大きな差が出ています。
EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM への誘いというか、レンズ沼への誘いというか、サードパーティ製と比較しても遜色ない価格ですし、キヤノンは撒き餌レンズが上手いです。(^^)