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44.1kHz

CDのサンプリング周波数は44.1kHz。
YOUTUBEでも高画質では44.1kHzです。

サンプリング定理によって1/2に位置する
22.05kHzまで標本化できます。

22.05kHzより上の成分は折り返し雑音が発生するので、
フィルタでカットしています。

ここまではこれまで同じような内容をいくつか書いてきました。

今では入門用オーディオインターフェイスまでもが192kHzに対応し、
ハイレゾリューション音源配信も増えてきました。

時代はハイレゾですね。(^^;

サンプリング周波数には44.1kHz、48kHz、96kHz、192kHz等が
ありますが、44.1kHz以外は整数倍の関係になっています。

量子化誤差をディザ処理する関係で分が悪い
44.1kHzに何故なったのだろうと。(^^;

人の可聴域の上限から44.1kHzにというのであれば、
せめて小数点は要らないだろうと。(^^;

実は当時、記録媒体としていたのが回転ヘッド式のVTRでした。
これに映像信号として記録していたそうです。

この時の水平垂直同期信号44.1kHzがそのまま使用されたのです。

ちなみにカラヤンのベートーベンの交響曲第9番二短調の
全曲が入る時間が良いということも参考にされたそうです。

それには最低60分は必要なので、最終的にCDは44.1kHz/16bit
74分42秒と決まりました。

時は流れて放送局間で使用されていたPCM伝送で使用されていた
32kHzの整数比(3:2)である48kHzというサンプリングレートが
プロ用スタジオ等の標準規格になったので、DATも48kHzを
採用したそうです。

その時々の設備を利用して最小コストで運用できるように
規格が作られてきたのでしょう。

この時点から44.1kHzはプロ用標準規格と整数比ではないという
運命を背負い続けるのです。

そして製作者は44.1kHzで録音するか48kHzで録音して
サンプリングレートコンバータを通すかを委ねられました。

CD-DAにするにしろYOUTUBEに掲載するにしろ、
現在でも44.1kHzで扱うことが多いです。

私は最初こそ48kHzで録音していましたが、
今は44.1kHzで録音しています。

これからは192kHzに対して整数比である方が
利便性が高くなるのかもしれませんね。

どれくらいのデータ容量になるかは、192kHzという
記事を書いていますので興味のある方はどうぞ。(^^)

何かの参考までに。

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