梅雨は開けましたがここは美しき四季の国。
晴れていても湿度の高い日が続いています。(^^;
湿度が高いとギターのパーツが曇るのが早いこと。
忙しさに感けてメンテを怠るとフレットの際やネックプレートに
ミドリ色のサビが発生してくるのもこの季節が多いです。
毎年恒例「夏季メンテナンス」の開始です。(^^)
我が家のエレキギターでは一番古く、
10年以上が経過している Schecter Diamond PT COSTOM から始めます。
このギターは金メッキパーツなので、
SHINY MAN シャイニーマン 金属メッキ専用クリーナーを使用しました。
他には、ボディポリッシュにKen Smith Pro Formula Polish 、
フレットの表面を磨いて滑らかにしたり、くすみ取りに使用する
Planet Waves Fret Polishing System、
ローズウッド指板の汚れ取りと乾燥を防ぐFREEDOM Lemon oil。
あとは塗布用と拭き取り用でクロスを2枚。(^^)
ちなみにクロームパーツの汚れやクスミはSHINY MANでは取れません。
FERNANDES 946 Scratch Menderで磨いて
フェルナンデス 956 サーフェイスプロテクターで
フッ素被膜を作って保護しています。
946、956は少量塗布でしっかり拭き取ることがコツです。(^^)
まずはSHINY MANで金メッキパーツの汚れとクスミを拭き取ります。
最初から使用していれば綺麗な状態を長期間維持できたのでしょうが、
10年以上が経過し、既に頑固な汚れとクスミがあったのでこれが限界。(^^;
Planet Waves Fret Polishing Systemでフレット表面の
細かな傷とクスミを取り除きます。
フレット上を軽く何回も往復させるのがポイントです。
強く擦ると逆にフレットを摩耗させたり傷が付きます。
フレットの研磨カスを取り除いた後に、
ローズウッド指板の汚れをFREEDOM Lemon oilで拭き取ります。
オイルは乾燥を防ぐ意味もありますが、
付け過ぎると将来フレット浮きなどのトラブルに見舞われる
可能性があるので最後に乾拭きすると良いでしょう。(^^)
ちなみにFINGER EASE(フィンガーイーズ)に代表される弦潤滑剤は
噴射しすぎになるので指板にはあまり宜しくありません。
布やティッシュに噴射して弦を軽くなぞるだけで十分効果があります。
次に Ken Smith Pro Formula Polishでボディの汚れを拭き取ります。
この順番でやるのが私はいちばん楽で自分に合ってます。(^^)
チョイスした弦はCLEARTONE Strings。
メガデスのデイヴ・ムステインが使用しているらしいのです。(^^)
同社比較で36%パワーがあり、
全ての弦に1ミクロン以下のコーティングが施してあるので
汚れに強く3~5倍長持ちするというのです。
また、CLEARTONE Stringsはコーティング弦ではありますが、
生弦と同じ導通性があるというのです。
エリクサーでは弦に触れることでアースを人体で取ることはできませんが、
CLEARTONE Stringsでは可能ということらしいのです。
手刀によるミュートフレーズでは
手がブリッジに触れるのでアースが取れるのですが、
カッティングフレーズでは弦でなければ人体にアースを落とせません。
CLEARTONE Stringsでは導通性があるので
コーティング弦にあるアースの問題は起こらないのでしょう。
音と寿命はエリクサーとダダリオの中間くらいかなと思って購入しました。
CLEARTONE JAPANとCLEARTONE USではパッケージや表記が異なっています。
写真のCLEARTONE StringsはUS仕様のようです。
指の具合からミディアムスケールのギターでも
009-042のゲージを張っていたのですが、
今回は4年ぶりに010-046を張ることにしました。
09-42と10-46では弦を張った時の印象も異なりますね。
弾いてみると張りも響きも懐かしい・・・・ヘビィです。(^^)
弦のゲージを変えたので弦高とトラスロッドの調整を行って
PT COSTOMのメンテナンスは終了です。
次回の冬季メンテまで調子良く頑張って下さい。(^^)