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カポタスト

cp02.jpg
アコースティックギターでよく使うカポの使い方について。

最近ではエレキギターで使用している方も多く見受けられます。

カポタストはKeyを変えたり、押さえるコードを簡単にしたり、
構成音は同じでも響きを変えたりするのに使用します。

C-Am-Dm-G7という循環コードがあったとします。

このコード進行を自分のキーに合わすために半音上げるとすると、
カポを使わなければ「D♭-B♭m-E♭m-A♭7」という進行になります。

鍵盤楽器を弾く人には大きな問題となりませんが、
ギターでは大きな問題が発生します。

メチャクチャ押さえ難いねん!

「D♭-B♭m-E♭m-A♭7」を「C#-A#m-D#m-G#7」と
書き換えたところで押さえる場所が変わるわけでもなく・・・。

そんな時はカポを1フレットに装着して
C-Am-Dm-G7をそのまま弾けばD♭-B♭m-E♭m-A♭7です。

なんや簡単やんけ。(^^)

次は押さえるコードを簡単にする方法です。
これは先ほどの応用。

ギターではメジャーキーならC、
マイナーキーならAmが簡単です。

カポを使って無理やりCやAmキーにしてしまいます。(^^)

響きの特徴であったり、奏法上の問題であったり、
妙に高域でギターが鳴ったり。

何かが犠牲になりますが、
何かが生まれることもあります。

kapo.gif
キーとカポ装着位置の関係を表にまとめてみました。

6フレット装着分まで記載しています
E♭の曲をカポ3で弾けばCのキーとなるので、
押さえやすいコードになります。

C→C#(カポ1)→D(カポ2)→E♭(カポ3)。
Cに拘らなければ応用範囲も広がりますね。(^^)

最後にコードの構成音は同じでも
響きを変えて曲の印象を変える方法です。
ギターデュオや宅録で活用できます。

説明が簡単なのでCのキーで。(^^)

一人は単純に「C-Am-Dm-G7」と弾くとします。

開放弦を利用したポジションと
3フレットと5フレットセーハポジションは
簡単に頭に浮かびますね。(^^)

これにカポを使って一工夫します。

仮にカポを3フレットに装着するパターンで考えてみると、
Cから5半音コードを下げてみます。

C→B(-1半音)→A#(-2半音)→A(-3半音)
Am→G#m(-1半音)→Gm(-2半音)→F#m(-3半音)
Dm→C#m(-1半音)→Cm(-2半音)→Bm(-3半音)
G7→F#m7(-1半音)→Fm7(-2半音)→Em7(-3半音)

一人(1トラック)は単純にC-Am-Dm-G7と弾く。

もう一人(2トラック)はカポ3でA-F#m-Bm-Emと弾く。

異弦同音を利用して音の印象を変えたり、
開放弦を利用したペダルトーンを利用したり。

カポを利用した曲作りは面白いものです。(^^)

そしてカポタストには様々な種類があります。
アコギ用、12弦用、ガット用、エレキ用・・・。

これに指板のRの指定もあります。

簡単に書けば幅の違いと押さえる部分のカーブの違いですが、
幅が狭ければ3フレットあたりで全ての弦を押さえられなったり、
カーブが違えば1弦6弦をうまく捉えられません。

カポタスト
形状や材質も様々です。
購入の際には事前に確認しておきましょう。(^^)

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