音楽を趣味としていると色々な「ノイズ」という言葉を耳にします。
例えばノイズフロア。
ノイズフロアは電気信号の無い時(無音時)にでも発生している
機器からのノイズのことで、音響機器やDTM機器の仕様で目にする
こともあります。
似た言葉でフロアノイズという言葉があります。
フロアノイズはその「場」に存在するノイズを挿しているのですが、
その定義はあいまいです。録音時の環境ノイズを示すこともあります。
ノイズについては、アースループや伝導ノイズ、静電誘導ノイズ、
電磁誘導ノイズ、放射ノイズに関連することを書いたこともありました。
今日はホワイトノイズとピンクノイズについて簡単に。(^^)
ホワイトノイズとは単位周波数帯域あたりの強さが
周波数とは関係無く一定の雑音をいいます。
ホワイトノイズは上のキャプチャの様に
グラフにするとフラットなものになります。
ピンクノイズは環境ノイズのうち、
隣の部屋から夜な夜な聞こえてくる・・・嘘です。(^^;
同じ幅の周波数範囲でパワーが等しく、
そのオクターヴあたりの特性も等しいノイズです。
この特性からピンクノイズは音響調整や測定で使用されています。
グラフはチャプチャのように右下がりになります。
本当に簡単にしか書いていませんが、
この2つのノイズを使うと色々遊べます。(^^)
例えばスピーカーのセッティング。
リスニングポジションに録音機器を設置してグラフ化すれば、
スピーカーの位置が正しく合っていないと位相のズレで
元のグラフとは異なる特性を示します。
また、ある基準を元に他の機器の特性を比べるのにも使えます。
マイクやスピーカーの特性の違いであったり。
そういえばブログのタイトルが Practices on the DAW の頃は
先日からのような測定やうんちくをよく書いていましたっけ。(^^;