作った曲の掲載場所と音質について書いてみます。
私の場合、アカウントを持っているのはYouTube、SoundCloud、
ニコニコ動画ですが、ニコ動はほったらかしの状態です。(^^;
他にも最近ではMySpace、Mixcloud、
OKMusicのアカウントを持っている方も増えているようです。
以前にYOUTUBEと著作権と音質、YOUTUBEの音質、
YOUTUBEのkbpsという記事を書きましたが、
SoundCloudとYouTubeの音質についておさらいで書いてみます。
YouTubeとSoundCloudの違い
SoundCloudの音質
SoundCloudは3時間分までなら無料でアップロードできるサービスです。
有料サービスでは6時間分までの「PRO」と
無制限の「PRO UNLIMITEDR」がありますが、
PROでは月額5ドル、又は年額55ドル。
PRO UNLIMITEDでは月額15ドル、年額135ドルとなっています。
ここではSoundCloudのフリー版の音質について書いてみます。
アップロードされたファイルはエンコードされないので、
ダウンロードの際はアップロードしたファイルのままで
再生できるのがSoundCloudの良いところですが、
ブラウザでのストーリーミング再生の際はmp3/128kbpsで
エンコードされたものが再生されているようです。
情報元:SoundCloud Help / Uploading & Transcoding
エンコーダーにもよりますが、
MP3/128kbpsでは15kHz付近でLPFが掛かっているようです。
これは昨日の3ピースサウンドメイクで使用したトラックを
CUBASE PRO8でMP3 128kbpsにして書き出したものです。
高域がスパッと落ちているところにカーソルを持っていくと、
その場所は15600.8Hzであると表示されています。
どうりで残響感のある曲やハットやシンバルが大きいと
シャワシャワとするわけです。
ちなみにMP3では160kbpsでは18.6kHz、192kbpsでは21kHz、
256kbps以上で22kHzとなるエンコーダが多いようです。
せめて18kHz付近までと思うので160kbps欲しいところです。
音質いうならプロ版にということでしょうか。(^^;
YouTubeの音質
YOUTUBEではどうなっているのでしょうか。
コンテナはMP4が採用されているようです。
音声コーデックはAAC-LC、
チャンネルはステレオ又はステレオ+5.1、
サンプリングレートは96kHz又は48kHzとなっているようです。
情報元:YOUTUBE 高度なエンコード設定
AACにはいくつかの拡張機能がありますが、
AAC-LC はAAC Low Complexityの略であり、
AACの基本機能だけを用いることを示しています。
動画のコーデックはH.264が採用され、
プログレッシブスキャン、ハイプロファイル、2連続フレーム、
クローズドGOP、CABAC、可変ビットレート、
クロマサブサンプリング4:2:0という内容のようです。
フレームレートは24/25/30/48/50/60fpsのようですが、
それ以外のフレームレートも使用できるようです。
インターレース方式のコンテンツではアップロードする前に
インターレースを解除する必要があるようで、
1080i60であるなら1080p30のプログレッシブ方式に変換する
必要があるとありました。
YOUTUBEの一般的な組み合わせです。
・360p
映像のビットレート:1,000kbps
ステレオ音声のビットレート:128kbps
・480p
映像のビットレート:2,500kbps
ステレオ音声のビットレート:128kbps
・720p
映像のビットレート:5,000kbps
ステレオ音声のビットレート:384kbps
・1080p
映像のビットレート:8,000kbps
ステレオ音声のビットレート:384kbps
・1440p
映像のビットレート:10Mbps
ステレオ音声のビットレート:384kbps
720p以上では音声部分のビットレートに変化がないようなので、
アップロードの際には720p以上を選択すれば高音質となります。
ただし、YOUTUBEではアップロードの際にエンコードされるので、
音声部分をAAC 48kHz 384kbpsで作成しても再エンコ。(^^;
たぶんですが再度エンコードした音に聞こえます。
合致したフォーマットはスルーしてくれたら良いのに。
さて、今日はこれまでのおさらいとして、
現時点でのYOUTUBEとSoundCloudの再生時での
音質についてまとめて書いてみました。
コメント
おはようございます(^^)
YouTubeにアップした動画を聞くと、なんとなく音質が悪くなっている
ように感じていましたが、そういう事だったんですね。
どんな楽曲が伝われば良いので、たいして気にはしていませんでしたが…
と言うより、mixが下手過ぎるのが最も痛い所ですが…(汗
HA-ROOKIE さん、こんばんは。
YOUTUBEでは表示される動画サイズや通信環境によっては
自動で高画質再生されるようなのであまり気にしていませんが
SoundCloudのストリーミング再生の128kbpsは
今の時代チョットどうかなと思います。
無料で利用できるので我儘は言えませんが、
MP3が流行りだした頃のkbpsと同じ・・・。(^^;