パソコンやDTM機器でアースが必要なものはアースに接続しました。
説明書に記載のある注意事項で接地接続について記載されているものがあります。
これは音質面で有効という意味ではなく、
故障時の感電防止等の安全対策になります。
故障等でアースに電流が流れると
分電盤の漏電遮断器が落ちて事故を防ぐ仕組みです。
分電盤には安全ブレーカーと漏電ブレーカー等が入っています。
安全ブレーカーは配線用しゃ断器、漏電ブレーカーは漏電しゃ断器と
記されている場合もあります。
安全ブレーカーは各部屋へ電気を送る分岐回路。
リビングとかエアコン、浴室など区画毎に分かれており、
ショートや過電流で自動的に電気をしゃ断します。
漏電ブレーカーは火災や事故防止の為のブレーカー。
配線や機器の漏電を感知して自動的に電気をしゃ断します。
単3専用で定格感度電流30mA、単3中性線欠相保護付のブレーカー。
L1、N、/L2と記載があります。
家庭用コンセントで書いているように
単相3線では簡単に100V、200Vを作ることができます。
電柱の接地アースと分電盤に接続されたアースとの差で
漏電を感知して電気を遮断する仕組みです。
今回の目的は機器からの電場を逃がすためなのですが、
本来のアースの目的は漏電による火災、事故等の防止なのです。
他にはノイズ対策とか、機器間の電位を揃えたりとか。
でも逆にノイズが増えたりとか、アースループになったりとか。
とりあえず、音質、ノイズの問題もあるのでしょうが
メーカーが「やれ!」というものは1回はやってみましょう。(^^)
でもね・・・・。
近くにアースを取り付け可能なコンセントが無いの。
仮にあったとしても2口コンセントなら2つまで。
スピーカー、パソコン、モニター、インターフェイス、タップ等々
どう考えても足りない。
・・・・どうしよう。
3Pコンセントのタップは複数の機器のアースが接続されるものだし。
分電盤だってアースをまとめているし。
だったら近くのエアコンコンセントのアースに全部まとめてしまえ。
それが正しいか否かは知りませんが。(^^;
手持ちのアースコードに合わせて、
単線用(左)と単線/より線用(右)の結線器具を必要数。
ちなみに住宅や店舗、工場、ビルなどの屋内配線の電気工事
(コンセント、スイッチ、照明、配電盤など)は電気工事士の資格が必要です。
コンセントの増設やアース付のタイプに変更する場合は
電気工事士さんにお願いしましょう。(^^)
ついで検電ドライバーでコンセントの極性チェックも再度行います。
3ピンタイプから2ピンタイプの変換プラグ。
奥のタイプではコードの重みで抜けかけることが多いので、
手前のタイプに交換しました。
でも、これ。
下から上向きに挿すと思いきや上から挿さないと極性が逆になるのです。
家庭用の2ピンコンセントは左の長い穴が「N相」。
3ピンタイプも左側が「N相」。
上から挿さんとあかんのかいな。
下からの方が安定するやろ・・・。
なんで中でクロスさせへんのかいな。(^^;
機器のアースをまとめた後にテスターで導通と抵抗値の確認をして終了。
これで今回の目的である電場の軽減と、
アースの本来の目的である事故等の防止対策ができました。
さて、アースを行ったことによってノイズは増えたのか減ったのか。
次回にでも比較してみましょう。(^^)
追記:結果 アースによるノイズの増減
RightMark Audio Analyzerでアース線の接地の有無で
ノイズレベルを測定してみました。
わざわざ別の記事に書くほどの結果とならなかったので、
この記事に追記です。
パソコンやDTM機器でアース線のあるものは全て接地アースに接続してみた。
結果、接地アースの有無でノイズは増えも減りもしなかった。