以前、ギター入力Hi-Zという記事でインピーダンスについて書きました。
また補足としてダイレクトボックスについて書きました。
インピーダンスを合わさないと音痩せするのか。
それを簡単な例え話で説明してみます。
まず、インピーダンスとは抵抗のことです。
この抵抗はギター側で数百kΩです。
パッシブタイプのシングルコイルやハムバッカーの
ポットやトーンコントロールが250kΩ~500kΩであることを
考えれば想像にやすいですね。
これに比べ、私の所有する機器を例にすると、
受側機器のTASCAM US-144MKⅡのラインイン(Line in)は
15kΩと受け側のインピーダンスの方が低いことになります。
写真のコップは150ccの水が入る大きさとします。
これに2500ccの水を入れると2350ccの水は溢れてしまいます。
溢れた水は飲めません。
言い換えると、コップは受け側の機器のインピーダンス。
水は送る側のインピーダンス。
水があふれる=水が減る=音痩せ
こんな感じです。
このような理由からインピーダンスは、
「ロー出し/ハイ受け」の原則があるのです。
コップは水の容量より大きくないといけません。
大きな水を受けるには大きなコップが必要です。
そこでHi-Zは15kΩを1MΩにして受け入れます。
ギターが500kΩでもそれより大きな1MΩで受けるので安心です。
では、Hi-Z端子や切り替えが無い受け側の機器であった場合は
どうでしょうか。
この場合はダイレクトボックスを用いて
インピーダンス変換を行うのです。
ここまでで、ロー出し/ハイ受けの原則の補足説明は終わりです。
今度は、インピーダンスとノイズの関係です。
これはややこしいので簡単に済ませます。(^^;
インピーダンスの大きさを背の高さとします。
ノイズを風とします。
背が高いと風の影響を受けやすく、
背が低いと風の影響を受けにくいです。
これは風にあたる「面」の問題ですが、
インピーダンスにも同じようなものです。
インピーダンスが高いと、ノイズの影響を受けやすく、
インピーダンスが低いと、ノイズの影響を受けにくいのです。
専門的なことはオーディオ関連サイトの方が詳しいので
お任せ致します。(^^;
何かの参考までに。
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コメント
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おはようございます♪
音痩せする理由、、
とても分かりやすかったです!
そうなんだぁ~、と唸ってしまいました♪
いつもありがとうございます♪
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抵抗値の何たるかを見事に書ききりましたね。
毎度の事ながら、見事な表現です。
昔は、抵抗のパーツに書かれている色分けされた帯の読み方等も覚えたものです。
今は昔、もはやチップ部品なんぞは我々が見てもちっとも理解できない世界になってしまいました。
ラジオを自作する、とか言う類の雑誌なども、ほとんど見かけなくなってしまいましたね。
こんなところでも年齢を感じてしまいます。
何せ「穴あき基盤」の時代ですから。
若干趣旨がズレましたか(爆)。
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HA-ROOKIE さん、こんばんわ。
いつも説明下手で長文となってしまうことが多いのですが、
そう言って頂けると嬉しいですね。(^^)
ありがとうございます。
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7th-lab さん、こんばんわ。
>毎度の事ながら、見事な表現です。
でも、ついつい長文になってしまうのです。(^^;
そういえば昔、スピーカーユニットを集めて
クロスオーバーユニットも作り、自作スピーカーを
友人に自慢していた子供の頃が懐かしく思います。
修理の際、昔はコンデンサやトランス単位でしたが、
今では基板単位ですものね。
自分で修理することも少なくなってきました。