いや~驚いた。何の事かって?
Windows Live Essentials (旧名: おすすめパック) にある
Windows Live Mesh である。
2台のPCをリモート操作できるのである。
Windowsの中でもプロフェッショナルグレードか
Symantec pcAnywhereのようなソフトがなければ出来なかったことが
ホームグレードOSで可能になってしまった。
私はメインPCとサブPCの2台でDAWを行っているので、
CPU切替器を使用していたのだが、これが早々と不要となった。(^^;
上のキャプチャは、Windows Live Meshを起動してメインPCでサブPCを
操作しているところである。
下のキャプチャは、メインPCからサブPCのCubaseを起動したところである。
また、フォルダの同期や Windows Live SkyDrive でも同期がとれるし、
SkyDrive上でデータのやり取りができるのである。
最近はネット環境も高速になっているので、スムースに操作が可能であった。
ネット環境とこのリモート操作があれば、DAWの環境も変わって
くるのかもしれない。
しかし、気になる事がない訳ではない。
会社と自宅でこのソフトを利用する人もいるだろう。
会社のPCを自宅で操作できるのである。
会社で自分が使っているPCならパスワードも覚えているだろうから、
業務用ソフトもリモート操作できてしまう。
企業の機密はどこえやらでる。
PCの進化にモラルがついていくのであろうか。
システム管理者と呼ばれる職にある人には、便利な機能であると
同時に、不正な利用がないか管理する業務も増えることになる。
ムーアの法則やら企業競争やらで、PC業界の進化スピードは速い。
しかし、それを扱うのは人であり、人の進化はゆっくりなのである。
また、国によってもモラル意識の差は大きい。
もし、自宅のPCに知らずと「何か」が潜んでいた場合、
その被害はこれまで以上となることは想像に易い。
便利なようで実はかなり怖い事かもしれないのである。