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ZOOM TAC-2/TAC-2R

ZOOM TAC-2/TAC-2R

ZOOMから発売されているTAC-2/TAC-2R

Thunderboltに対応したインターフェイス。
MacOSのみに対応しています。

2イン2アウトの仕様で、
メーカー希望小売価格はともに38,000円です。

まず最初にThunderboltについてですが、
Thunderboltはインテルとアップルが共同開発した技術で
PCI ExpressとDisplayPortが基となっているようです。

通信規格はThunderboltでPCI Express 2.0/DisplayPort 1.1a
昨年のThunderbolt2ではPCI Express 2.0/DisplayPort 1.2

Thunderbolt

PCI Express接続のようなものなのです。

2イン2アウトの仕様では従来のUSB2.0でも十分な転送速度ですが、
Thunderboltではより多くの電力を使用できること、
そしてジッターの排除がその優位性として挙げられます。

USB2.0では 480Mbit/s、500mA(2.5W/5V)
USB3.0では 5Gbit/s、900mA(4.5W/5V)

Thunderboltの仕様では 10Gbit/s、(10W)

消費電力が大きくともACアダプターを使用しない
バスパワーで動作する製品を設計できます。

ただしケーブルにチップが内蔵されているので、
少なくとも1W程度はケーブルで消費されます。

Thunderboltケーブルの両端では熱を発しています。

ジッターについてですが、
USB接続はジッターによる影響を受けます。

ジッターによる僅かなズレはその音質に影響するとされますが、
ThunderboltはPCI Express接続なので、
必然的にクロックを有していることになります。

でないとPCI Express製品はバスと同期できません。

Thunderboltで接続されたTAC-2/TAC-2Rが
ジッターの影響を受けないとされるのはこの為です。

私は機種名を知りませんが、
USB製品でもインターフェイス内に
クロックを持っているものもあるようです。

 

TAC-2

ZOOM TAC-2/TAC-2Rの優位性は、
・バスパワーでも高品位であること。
・ジッターによる影響を受けないこと。
・高速規格によるハイレゾ対応。

・それでいてレイテンシーは極々か。

製品を持っていないので実際はどれくらいなのか判りませんが、
相当なものらしいです。

CPUの性能にも依存しますが。

サンプリング周波数はTAC-2/TAC-2Rともに
192kHz、176.4kHz、96kHz、88.2kHz、48kHz、44.1kHz

量子化bitも同じで24bit

ダイナミックレンジもともに
A/D:118dB typ (IHF-A)
D/A:120dB typ (IHF-A)

2イン2アウトであることも同じです。

内部処理ではD/A変換を4倍のアップサンプリングを行っているらしく、
A/D変換の際の折り返しノイズがないサウンドとなるそうです。

この記載からすれば、
TAC-2/TAC-2Rの最大サンプリング周波数である192kHz÷4=48kHzや
176.4kHz÷4=44.1kHzでの利用が最も効果的なのでしょか。

 

ここからはZOOM TAC-2/TAC-2Rの表面的な違いを見てみましょう。

 

TAC-2/TAC-2R

TAC-2は背面、TAC-2Rはフロントパネルです。

TAC-2では2つのXLR/TRS入力に対応したコンボジャックと
TRS(バランス接続)に対応したライン出力があります。

TAC-2ではTAC-2では2つのXLR/TRSに対応したコンボジャック。
そしてゲイン調整ツマミ、ヘッドホン出力/音量ツマミがあります。

 

TAC-2/TAC-2R

TAC-2は前面、TAC-2Rはリアパネルです。

TAC-2の左側のジャックはヘッドホン用、
右側のジャックはINPUT1(INSTRUMENT)用で
ギターなどHi-Z入力を必要とする楽器用です。

TAC-2Rでは
TRS(バランス接続)に対応したライン出力、
ダイレクトモニターの切り替えスイッチ。

そしてTAC-2RにはTAC-2に装備されて無い
MIDI入出力端子が1系統づつあります。

同じ価格で機能的にも似たようなTAC-2/TAC-2Rですが、
使用環境や利用目的に応じて選択することになるのでしょう。

DTMでMIDI入力する際にMIDIコントローラーを使用する場合は、
MIDI端子を有するTAC-2Rにアドバンテージがあるでしょう。

 

TAC-2 MixEfx

TAC-2/TAC-2Rでは「TAC-2 MixEfx」から、
内蔵ミキサー、リバーブ/ディレイなどの
モニターエフェクトの設定を行うことができるようです。

また、ローカット・フィルタや位相反転、オートゲイン機能の他に、
ループバック機能も有しているようなので
インターネット放送を行う際などに便利です。

最後に気になるところを一つ。

バンドルされるソフトウェアについて、
TAC-2RにはCubase LE(ダウンロード版)の記載があるのですが、
TAC-2にはそれがありません。

購入の際には確認してみてください。
私が見落としているだけなのかもしれませんが。(^^;

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