昨日はBOSS GT-1を例にエフェクターの機能を拡張するフットスイッチ(フットペダル)としてFS-5Uを用いました。
BOSSには他にもFS-5L、FS-6、FS-7等があるのですが、それぞれどのように違うのでしょうか。
色違いに見えるFS-5UとFS-5L
まずは同機種で色違いに見えるFS-5UとFS-5Lですが、型番最後のアルファベットはカラー示すものではなく、機能を示すものとなっています。
Uはモーメンタリー・タイプ(アンラッチ)のフット・スイッチ
Lはラッチ・タイプのフット・スイッチ
BOSSのサイトでは、
・リズム・マシンやシーケンサーのスタート/ストップ・コントロールに対応(FS-5U)
・エフェクト・オン/オフなどに対応(FS-5L)
上記の記載で紹介されています。
・ラッチ型は一回踏むごとにスイッチの経路が切り替わります。
・アンラッチ型は踏んでいる間だけ経路が切り替わる点が特徴のフットスイッチです。
LatchとUn-Latch
FS-5UとFS-5Lの型番最後のアルファベットはそのスイッチがラッチ仕様なのかアンラッチ仕様なのかを示しているものです。
また、ラッチ式はTOGGLE(トグル)とも表記し、アンラッチ式はMOMENT(モーメント/モーメンタリー)と表記することもあります。
ラッチ型は踏むごとにオンオフを繰り返し、アンラッチ型は踏んでいる間だけ目的の機能が有効になる仕様です。
ゆえにラッチ式のFS-5LではLEDランプ点灯用に単四電池が2本必要です。
現在、LEDランプの点灯が無いと現在オンなのかオフなのか判断が付かないからです。
FS-5Uはアンラッチなので踏んでいる間だけ目的の機能が有効になるので特にLEDランプは設けられていません。なので電池は不要です。
昨日のGT-1の記事ではアンラッチ式を使用していたのはなぜ?
GT-1ではフットスイッチがラッチであれアンラッチであれ、本体設定が有効になるため、本体の設定かBOSS TONE STUDIOでスイッチを踏んだ際にTOGGLEかMOMENTで動作するのかを指定してすればその設定でフットスイッチは動作するためです。
同社機器同士なのでその辺は融通が利くのです。(^^)
あと私はキーボードも弾くのでサステインペダルの代わりにFS-5Uを使用することがあります。
踏んでいる間だけサステインがオンになるのでサステインペダルはアンラッチ式といえます。
BOSS TURBO Distortion DS-2やAngry Driver JB-2などにはREMOTE端子が備わっています。
DS-2ではターボI/IIの切り替えなどに別途スイッチを用いることが可能なのですが、取り扱い説明書には「FS-5Lなど」とラッチ式を指定しています。
JB-2のリモート端子もラッチ式、又はラッチモードのみ使用できると記載があります。
おさらいです
ラッチ型は踏むごとにオンオフを繰り返し、アンラッチ型は踏んでいる間だけ目的の機能が有効になる仕様です。
GT-1のようにフットスイッチがラッチ式でもアンラッチ式でも本体の設定が有効になるものと、DS-2やJB-2のように指定があるものがあります。
エフェクターフットスイッチの種類は本体の機能や仕様、用途に合わせて購入しましょう。
FS-6とFS-7
FS-6は2台又は1台の機器をコントロールできるフットスイッチです。
ラッチ式/アンラッチ式はAスイッチ、Bスイッチそれぞれで設定可能です。
1台の機器でA、Bを使用する場合は真ん中の端子を使用します。
FS-7は縦型配置であることと、1台の機器でAスイッチ、Bスイッチを使用する場合はB端子にステレオケーブルを用いて使用します。
FS-6はFS-5U、FS-5Lと連結することが可能で乾電池006P/9Vで動作します。
FS-7は連結は出来ませんが省スペース設計であることと、モーメンタリー動作の場合はACアダプターを必要としません。ラッチで動作させる場合は別途ACアダプターが必要とありました。
余談
FS-5Uは大変息の長い商品ですが長い年月の間に微妙な変化があったようです。(^^)
上が新しいFS-5U
下が古いFS-5U
ホントに微妙な変更でした。笑
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