Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USM
マクロレンズには興味があったのですが、ペンタックスとキヤノンのどっちで使用するか迷っているうちに随分と経過しました。
星空を撮影するのに便利なのはペンタックス。
天体望遠鏡と接続して撮影するのはキャノン。
日中の頻度はどちらも同じくらい。
室外ではペンタックス。
室内ではキヤノン。
でも、人物ならキヤノン。
景観・風景ならペンタックス。
前ピンのEOS Kiss X5。
後ピンのK-S2。
私の手持ちカメラの範囲内での私の使用頻度と印象です。
結局、最近では日中に持ち出すことが多くなってきたキヤノンにすることに。
カメラ本体を買い換えてもレンズはそのまま使用するので結構悩みました。(^^;
APS-C専用設計のマクロレンズ
Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USMはCanon APS-C専用としては唯一のマクロレンズですがリングUSM(ウルトラソニックモーター)仕様というのがありがたいです。
超音波モーターは初めてですが、手持ちのISやSTMより明らかに静かで高速です。
焦点距離は60mmなので35mm換算で96mm、中望遠レンズといったところでしょうか。
APS-Cでも使用できるフルサイズ用マクロレンズとしては、EF100mm F2.8Lマクロ IS USM、EF100mm F2.8 マクロ USM、EF180mm F3.5L マクロ USMの3本があります。
あとは特殊系が2つとミラーレスのMシリーズ用が1本ラインナップされています。
悩ましかった純正品と他社製品
マクロレンズは90mm~100mmあたりが標準というか売れ筋というか歴史があるというか。
タムロンもシグマもこのラインナップが多いです。
仮にPENTAX K-S2で純正を選択するとすれば35mm、50mm、100mmのラインナップでした。
キヤノン純正と他社とで悩みましたがここは純正、しかもAPS-C専用を選択。
理由はEOSのD(ハイアマチュア/一桁、二桁モデル)シリーズよりX(Kiss)シリーズを購入する理由と同じで、カリッというかキリッという写りより、甘いというか少しボヤッとした写りの方が個人的に暖かく感じて好みということもあり、レンズも他社のキリッとしたものよりCanonのアンダーモデルが好みであったりします。
もちろん逆の写りが欲しい場合はPENTAXのK-S2があるのでこれと使い分ければ大きな問題は無いわけで。
どちらも入門用カメラなので懐にも優しい使い分けなのです。(^^)
付属品と価格とGLAMOROUS SKY
Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USMにはEFレンズ用ケース(ポーチ)LP1016とレンズフードET-67Bが付属します。
レンズポーチとレンズフードはどちらも希望小売価格2,800円なので二つ合わせて税込み6,048円。
レンズフードを別途購入する必要が無いのは助かります。
Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USMの希望小売価格は57,000円(税抜)、ネットでの大手通販で3.9万円~4.4万円でした。
発売日は2005年3月17日。
EOS Kiss Digital NやEOS 20D全盛の時代です。
ヒット曲で言えば、
プラネタリウム/大塚 愛
ここにしか咲かない花/コブクロ
青春アミーゴ/修二と彰
何度でも/DREAMS COME TRUE
GLAMOROUS SKY/NANA starring MIKA NAKASHIMA
ちなみに「GLAMOROUS SKY」のギターが好きです。(^^)
そもそもマクロレンズって
マクロレンズって?
単焦点で寄って大きく写る(す)レンズ。
はい、それで正解。(^^)
マクロレンズとは1:1で等倍撮影できるレンズのことで単焦点でもあります。
1/2でもマクロレンズなので1/2~1/1までがマクロレンズです。
先にも書きましたがマクロレンズの焦点距離は35mm~100mm以上まで様々です。
Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USMの仕様
画角(水平・垂直・対角線) | 20°40'・14°10'・24°30' |
レンズ構成 | 8群12枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 32 |
最短撮影距離 | 20cm |
最大撮影倍率 | 1倍 |
フィルター径 | 52mm |
最大径×長さ | 73mm×69.8mm |
質量 | 335g |
絞り羽根枚数が少ない気もしますが、価格帯が上のタムロン 60mmマクロレンズがF/2で絞り羽根枚数が7枚なのでこんなものでしょうか。
最短撮影距離は20cmですが、ワーキングディスタンスは1:1の等倍撮影時で約9cmです。
最短撮影距離とワーキングディスタンス
カメラの仕様に最短撮影距離20cmと記載があればレンズの先端から被写体までの距離が20cmと思いがちですが実は違います。
最短撮影距離とはカメラ本体にある土星のようなマークからの距離。
この土星のようなマークは映像素子の位置を示しています。
ピントが合う位置をCMOSから被写体までの距離で表しているものが「最短撮影距離」です。
でも実際の撮影では判りづらいのでワーキングディスタンスという表現でピントの合う距離を示しているレンズもあります。
Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USMでは最短撮影距離20cmとなっています。
このマークから20cm以内ではピントを合わすことができません。
ワーキングディスタンスはレンズ先端から被写体までの距離のことです。
Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USMのワーキングディスタンスは1:1の等倍撮影時で約9cm。
レンズ先から9cmまで寄れるということです。
基本的に焦点距離が短いほどワーキングディスタンスは短くなります。
PENTAX HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedでは、
最短撮影距離:13.9cm
ワーキングディスタンス:約3cm(等倍撮影時)
Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USMでは、
最短撮影距離:20cmcm
ワーキングディスタンス:9cm(等倍撮影時)
TAMRON SP SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD Model F017 では、
最短撮影距離:30cm
ワーキングディスタンス:13.9cm(等倍撮影時)
SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSMでは、
最短撮影距離:31.2cm
ワーキングディスタンス:14.2cm(等倍撮影時)
どのレンズも明るさはF2.8、焦点距離が長くなるほど価格も上がるでしょう。(^^)
まだ開封したばかりだけど。
デスク上のマイクプリアンプ TASCAM TA-1VP
寄って撮ったもの。
このところ ずっと曇りか雨ばかり。
お天気の良い日にまた出かけて撮影してみます。