CUBASE AI6/LE6に付属していないけれど、
比較的よく使うVSTオーディオプラグイン。
コンプレッサーやリミッター、マキシマイザーといった
ダイナミクス系は別途用意した方が良さそうです。
VSTDynamicsというコンプ、リミッター、ゲートが
セットになったプラグインは付属していますが、
細かな調整を行おうとすると役不足です。
せめてコンプレッサーはマルチバンドが良いでしょう。
空間系はまずまずですが、比較的よく使うコーラスは
ジャンルや好みで必要なら探しましょう。
残響系は標準では少し弱いです。
モノラルディレイと簡単なリバーブが付属するのみなので、
これらを別途用意すると幅が広がります。
フリーで公開されているVSTプラグインは
圧縮されているものが殆どです。
日本では昔はLZH形式が一般でしたが
現在ではZIP形式が多いです。
しかし海外ではrar形式で圧縮されたものも多いようです。
Lhaplusなどの多くの形式に対応する解凍ソフトを
事前にインストールしておきましょう。
Windows標準の機能で解凍するとエラーが表示される
圧縮ファイルもありますが、Lhaplusで解凍すると
うまく解凍できるものがあります。
解凍後はセットアップ形式(.EXE)又は
プラグイン本体(.dll/.vst3)です。
まずはCUBASEで少しだけ準備しておきましょう。
C:ドライブ(どこでもいいです)に「vst]フォルダを作ります。
CUBASEを起動してメニューのデバイスから
プラグイン情報を選択します。
参考に表示しているのはCubase LE5です。
プラグイン情報のウインドウが開くので
VST2.xプラグインのパスを選択します。
ここにはCUBASEインストールの際にVSTプラグインが
格納された場所が登録されています。
ここに先ほど作成した[vst]のフォルダを登録します。
追加のボタンをクリックして登録できます。
本来なら「更新」で情報を更新すればよいのですが、
環境によってはフリーズしてしまうことがありました。
一度CUBASEを終了しましょう。
次回起動時に作成したvstフォルダの中身を確認して
CUBASEに読み込んでくれます。(^^)
さて、事前準備は終了です。
必要なプラグインをダウンロードしてみましょう。
まずは GlaceVerb というリバーブです。
このブログでも以前に紹介したことがあります。
http://dasample.com/からダウンロードすると
ZIP形式で圧縮されているので解凍しましょう。
GlaceVerbはセットアップファイルで提供されています。
CUBASEが認識しているフォルダにインストールされるので、
インストール後にCUBASEを立ち上げれば登録されています。
次もリバーブで epicVerb 。
このブログでも以前紹介したことがあります。
http://varietyofsound.wordpress.com/からダウンロードできます。
rar形式で圧縮されています。
解凍するとフォルダの中身は3つ。
プラグイン本体は[epicVerb.dll]なので、
これを作成したvstフォルダに入れます。
コピーでも移動でも構いません。
とにかくvstフォルダに入れます(^^)
先ほどこのフォルダをCUBASEに登録したので、
次回起動時にCUBASEは認識します。
コピーなり移動した後は、解凍されたフォルダを
捨てるなりライセンスを読むなりマニュアルを読むなり
好きにしてください。(^^)
GlaceVerbもepicVerbも最初からプリセットが用意されていますし、
効果が判りやすい音なので、CUBASEAI6/LE6標準のRoomworks SEと
使い分ければ幅が広がります。
さて、次はダイナミクス系エフェクトを足してみましょう。
CUBASE AI6/LE6ではコンプレッサー、マキシマイザーがありません。
リミッターはAI6のみ付属です。
AI6/LE6ともにVSTDynamicsというゲート、コンプレーッサー、
リミッターがセットになったプラグインは搭載されていますが、
細かな設定もそうですが、この手のプラグインにはそれぞれに
味があるので複数持っていた方が良いに越したことはありません。
まずはコンプレッサー。
コンプレッサーにはマルチバンドコンプレッサーというものがあり、
これがお勧めです。周波数帯域ごとに別設定できます。
例えばドラム。
低域のキック、中域のスネア、高域のシンバルが
同じ設定で良い訳ありません。
慣れてくるとパラアウトできる音源を使用して、
音色を加工したくなります。(^^)
ギターでも低域のリフとプレーン弦の和音帯域で
異なるコンプレッサー設定にすると切れが良くなります。
ただし私みたいに歪ませ過ぎているとあまり効果は感じません。
反面教師ここにありです。(^^;
5バンドのマルチバンドコンプレッサー 5ORCERY 。
このブログでも紹介したことがあります。
http://platinumears.com/index.htmlからどうぞ。
ZIP形式で圧縮されています。
解凍後のファイルは2つ。
プラグイン本体は[5ORCERY.dll]です。
あとはepicVerbの時と同じ流れなので省略します。
5ORCERYも最初からプリセットが用意されているので、
最初はプリセットを選択して使ってみましょう。
次はボーカルに特化したコンプレーッサー VocEqPro 。
4バンドEQ、ジェンダーコントロール、オートリミッター、
コンプレッサー等の機能を有しています。
http://www.terrywest.nl/index.htmlからどうぞ。
ZIP形式で圧縮されています。
解凍後のファイルは2つともプラグインです。
これもepicVerbの時と同じ流れにて略。
VocEqProも最初にプリセットが8つ用意されているので
まずはこれでニュアンスを確かめましょう。
少し古いプラグインなので効果は好みによります。
次は3バンドコンプレッサー jsCompShaper 。
64bit版も提供されています。
http://electric-snow.net/index.htmlからどうぞ。
これは.dllがそのままダウンロードされます。
jsCompShaper.dllをvstフォルダへ。(^^)
これもプリセットが豊富に用意されていますし、
設定も効きも良し。これはお勧めです。
長くなったので続きは明日にします。(^^;
インストーラタイプは何をどこにインストールされたのか
分かりませんし、調子に乗ってクリックを進めると
「ついで」に他のモノを「余計なお世話」で
入れられることもあるので、私はあまり好きではありません。
どうしても試したい場合はサブ機で試しています。
dllタイプのプラグインは気に要らなければ
vstのフォルダから削除するだけ。(^^)
最後に・・・
どれもフリープラグインですが、
導入は自己責任でお願い致します。
ウェブ上でのリスクやウイルス等のセキュリティ面、
PCやDAWに起こりうる全ての不具合について、
私は一切の責任を負いません。
コメント
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こんばんは^^
参考になります^^
早速明日にでもいくつか試してみます♪
最初はもちろんサブ機で^^;
とりあえずコンプを色々試してみたいです。
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アッシュ さん、こんばんは。
CUBASE7に付属するマルチバンドコンプにも
面白いプリセットがあるのでそれも試してみてください。(^^)
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これもとても重要な内容ですねぃ
ともちいさんとともに頑張ってみます!
ありがとうございます!
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REACH_rh さん、こんばんは。
新しくチャレンジできることは素晴らしいことですよね。
私も何かにチャレンジしたいです。(^_^)