蒸し暑い夏の夜ということで、
世の中色々と不思議なことがあります。
こんな書き出しにしてみました。(^^)
音が悪くなる「夏」の到来です。
湿度が高くなると抵抗が減ります。
温度が高くなると抵抗が増えます。
これを機材や配線でいうと、
湿度により表面に付着した水分によって
リーク電流が発生し基盤の絶縁抵抗が下がります。
芯材に使われる銅は温度が上がると抵抗値が上がります。
想定した絶妙のバランスが狂ってしまいます。
空調で除湿と冷房を加えれば良いのでしょうが、
今度は空調の音と電源に混入するノイズが機材に
影響を及ぼすのでしょう。
私のお馬鹿な耳では判りませんが。(^^;
ケーブルの構造によるノイズ耐性や静電容量の違いは
理解できますが、線材の純度による変化は微妙です。
それに1万円以内で収まりそうです。
高価なケーブルは数万円~数十万円もします。
何故にそんなに高いのでしょう。
やりすぎ感ありありです。(^^)
配線の芯線に使用されているOFC銅は
気温が1℃下がると抵抗が0.4%低下します。
商品説明に「本製品が設計された能力で使用される場合は、
室温20℃以下でご使用ください。」
と何故書かないのでしょう。
気温20℃と10℃では4%も抵抗が違う計算になります。
本製品を室温20℃で使用される場合は、
室温10℃で使用する安価な製品と同等となります。
とも書いていません。
音が変化するのと音が良くなるのは別の話ですし、
音は期待による知覚とも言われます。
原音に忠実って書いてあっても、
そのレコーディングに参加してないでしょって。
何を以ての「原音」か判りません。(^^;
格式あるクラシックを再生して会場の音そのままと
記載があってもそこに行ったことがなかったり。(^^;
そもそも大きなホールでは座る位置によって
音の聞こえ方も変わるでしょうから逃げ道はありますね。
でも高価な製品にその金額の内訳までは書いてないので、
例えば100万円のケーブルがあったとしても、
意匠デザイン料が90万円かもしれませんし、
ワンオフで小数生産であるなら高いでしょう。
カローラが100台生産の専用設計なら
あの値段で買うことは無理でしょう。
もう設定金額について訳が判りません。(^^;
そういえば以前、PCサウンド総括という記事で、
パソコン内蔵のサウンド機能と別途サウンドボードで
どれくらい音は違うのか。
態々別途ボードを購入する必要があるか
なんて記事を書いたことがありました。
私的には「あり」という結論に至りましたが、
その際に環境的な測定もしています。
Good測定環境
・測定するPC以外の機器のコンセントを抜く。
・測定するPCの電源コードにフェライトのノイズフィルターを付ける。
・エアコンを点けない。
・室内灯を消灯。
・アナログコードは高グレード品
Bad測定環境
・測定するPC以外の機器も電源を入れる。
・測定するPCの電源コードは通常のまま。
・エアコン稼働、オイルヒーター稼働
・室内灯、廊下電灯、玄関灯を点灯。キッチン換気扇ON
・アナログ接続コードは安物
結果はその記事を見て頂ければ判るのですが、
40Hz以下に僅かな差が見られるだけでした。
-120dB付近での40Hzに対するコストにどこまで使う?です。(^^)
ノイズまみれのPCでさえこの結果なので、
音響機器や楽器機材はもっと良いものでしょう。
確かにベースの4弦開放は41.203Hzなのでノイズの周波数帯と
重なりますが、私の使っているスピーカの最低再生周波数は
48Hzなのでそもそも再生できません。
高価な機材を否定している訳ではありません。
ただそれが買える財力と耳を持っている方が
単純に羨ましいだけのやっかみです。(^^)
アマゾンで高価な配線を探してみました。
・・・高い。(^^;