ギターのブリッジにも色々な種類があります。
個人的にはトレモロはあまり使わないので
ノントレモロタイプのブリッジが好きですが、
「ボディやネックの木材の違いが音に現れやすい。」
という理由でもノントレモロタイプが好みです。
レスポールに搭載されているTune-O-Matic type。
チューン・オー・マチック・ブリッジ/ストップ・テイルピースです。
ブリッジ部分とストップ・テイルピース部分に分かれています。
ブリッジサドル部分には細いABRタイプと幅の太いナシュビルタイプがあります。
ナッシュビルタイプの方が幅がある分、オクターブ調整に有利です。
弦の振動はブリッジからボディへと伝わります。
これにネックからの振動も加わり、
そしてループすることでサステインに関係があったり、
弦とP.U.が固定されているボディの複雑な振動による
磁界の揺れで音に変化が現れます。
P.U.も振動しているのです。
レスポールがストップ・テイルピースであるのに対して
このギターは弦をボディ裏から通しています。
ギターにもよるのでしょうが、
ボディの鳴りはこのギターの方が良いです。
ストラト・キャスターに代表されるシンクロナイズド・トレモロブリッジです。
基本、ブリッジはボディに密着しているので弦振動の伝わりは良いです。
調整によって少しだけフローティングすることもできます。
ストラトはボディ表面でのブリッジからボディへの振動に加えて、
ボディ裏でのトレモロスプリングの鳴りやトレモロスプリングホルダーから
ボディに伝わる振動もストラトの特徴的な音の要因となっているのでしょう。
フロイドローズ・タイプに代表されるロック式トレモロです。
写真はアイバニーズのギターですが、
メンテナンスの為に分解したらFloyd Rose ライセンスの記載がありました。
フローティング状態なので弦交換の際、チューニングがメンドクサイこと。(^^;
他のトレモロタイプと比べてセッティング後のチューニングは安定していますが、
弦振動をネックやボディに伝えるのは苦手なブリッジ構造です。
ノントレモロブリッジのナットはこんな感じです。
ロック式トレモロのナット・・・というかロック機構です。
振動が抑え込まれそうな重圧です。イメージですが。(^^;
ギターって結局・・・アンプの音でしょ。
エフェクターの音でしょ。ピックアップの音でしょ。
アンシュミ使えば皆一緒でしょ。
なんて言われますが・・・。
生音で弾いて気持ち良いギターは電気通しても良かったり・・・。
でも、そうでないこともあるのもギターなのですが・・・・。(^^;
ピックアップの高さを数ミリ変えるだけで音が潰れたりサステインが伸びたり。
ロックイメージのくせに微弱な信号しか出せない軟弱モノであったり。
意外と繊細で神経質なエレキギター。
そんなギターのブリッジは弦交換が楽でボディの鳴りも良い
Tune-O-Matic typeのボディ裏通しブリッジが好みだったりします。(^^)