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マイクについて8

今回はマイクの出力インピーダンスについて。

マイクのインピーダンスは様々ですが、
概ね、150Ω、300Ω、600Ωに分類されます。

そもそもインピーダンスは直流でいう所の「抵抗」です。
交流では「インピーダンス」と呼びます。

マイクは直流ですが、信号が「波形」を示す場合、
交流と同じインピーダンスと呼び方を使います。

インピーダンス=抵抗

なので、抵抗が大きいとダイアフラム等で作られた「エネルギー」は、
マイク自身で使用してしまします。

インピーダンスは小さい方がより多くのエネルギーを出力することができますが、
実際はダイアフラム等で発生させるエネルギー量も関連します。

500のエネルギーを発生させて抵抗が150、出力は350。
500のエネルギーを発生させて抵抗が300、出力は200。

誤解を恐れず簡単に書けばこんな感じでしょうか。

そう考えれば、インピーダンスが低く感度(dBV)の良いものが
良いマイクということもできます。

ただし、600Ωのマイクは例外的に考えなければなりません。

業務用では長い間600Ωが使われていたので、
現在でもこれを基準として600Ωに合わせて
開発された製品もあります。

これは、600Ω前提で作っているので、
抵抗が大きくエネルギーロスが多い製品と
位置付けることはできません。

別の角度から考え、出力されるエネルギーを固定とすると、
インピーダンスが小さいと少ないエネルギーを効率よく送れます。

インピーダンスが大きいと大きいエネルギーを発生させなければなりません。

大きいエネルギーは大きい電圧と云う事ができ、
エネルギーは大きい程ノイズ成分をある程度含んでしまいます。

なぜ、インピーダンス(抵抗)が大きいとエネルギー(電圧)が
大きくなるのかは、オームの法則が答えとなります。

ギターでいうとアクティブピックアップの
ノイズが小さいことにもつながってきますね。(^^♪

結論。
・マイクはインピーダンスが低く感度の良いものが良い。
・600Ωなら感度を基準に選定する。
・最後は自分の耳で確かめる。

こんなところでしょうか。

何かの参考までに。

 

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