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コンデンサーで音は変わるか

コンデンサー(キャパシタ)でギターの音が変わるのか。
これまで、様々なことが言われています。

コンデンサー ビタミンQ
以下、私見です。

大前提としてコンデンサーを変えればトーンの効き具合は変わります。

だだしトーンをフルテンで使用する際の影響、変化はどうなのでしょうか。

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コンデンサはトーン回路に影響します

コンデンサー容量が変われば、音に変化がある事は理解できます。
ハムタイプでは、0.022μF、シングルコイルでは0.047μF、初期のテレキャスのVoポットでは0.001μFです。

これらを使用して、ポットでハイカット(ローパス)しています。

では、同じ容量なら音は変わらないだろう。
でも、変わって聞こえる気もする。
プラシーボ効果? 確証バイアス?

このような話になるのです。

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コンデンサの種類による絶縁体の違い

コンデンサー(キャパシタ)の種類には、絶縁体に何を使用するかによってセラミック、マイラ、オイル等があります。

絶縁体が変われば音質に影響することがありますが、聞いて解るかというと私には判らない。(皆さんは判ります?)

確かに絶縁体の種類によって、周波数特性に関係するカーブや耐圧、外温の影響、大きさに関連した漏れ電流による音質の差もあるかと思います。

しかし、聞いて判るかというと少し疑問です。
では、何故コンデンサで音が変わるという話が多いのか。

ビンテージブームの際に昔のオイルコンデンサがもてはやされました。

オイルコンデンサは紙にオイルを染み込ませたもの。
オールドはオイルの蒸発があったので個々に絶縁状態が異なります。

言い換えれば古い程、規定と離れた状態であるので、ビンテージへの交換によって耳でも判るほど違いがでた。

これが都市伝説化しているのではないかと。

逆を言えば、経年劣化したコンデンサを新品に交換すると、耳で感じ取れる差となっていた。

また、実のところコンデンサ個々にリーク電流や特性に個体差があるのではないか。

こんな風に思うのです。

コンデンサー

また同じ「オレンジドロップ」といっても、静電容量の違いや耐圧電圧の違いで見た目は同じで内容が異なるものが販売されています。

これも今まで使用したものと静電容量と電圧の異なるものを使用すると変化を感じるかもしれません。

静電容量の変化による違い

そして、「コンデンサだけ」の交換とならない場合もあるかと思います。

折角なのでチョット値の張るポットもついでに購入した。
取り付けると配線の位置や品が変わるので、静電容量や芯線と芯線の間にこれまでと異なった線間容量が発生した。

静電容量や線間容量はコンデンサと同じ働きをします。

これらを総じた微細な変化の「積算」が、単純にコンデンサによる変化として伝わっている部分も
あるのではないかと思うのです。

それぞれに違う音の感じ方

先日、バッカス BST-350TBXトーンコントロールとビタミンQというコンデンサに付け替える作業を行ないました。

結果としてローカット、ハイカットが調節可能なギターとして満足のできるものでしたが、微細な音の変化は実際に感じました。

どのような変化かというと、悪く言えば、リアピックアップの高域が微妙に落ちました。

良く言えば、ファットで艶のある音になりました。

※この時感じたハイ落ちは後日のノイズ対策処理施工後に解消されました。

人によって好みが違うので、良くなったとも悪くなったともとれるのです。

実際のところ、ギター内部のノイズ対策やコンデンサ等の交換による賛否とはこういうことなのではないのでしょうか。

私の場合、変化の原因は2つあると考えています。

一つは、通常ストラトタイプのギターのリアピックアップにトーンコントロールは付いていません。フロントとセンターです。

TBXトーンコントロールは、センターとリアに対して有効な配線パターンとしました。

これにより、これまでになかった回路をリアピックアップに取り付けた事になるので、TBXトーン回路からアースに信号が若干流れることによる変化だと思います。

また、セレクターの交換、内部配線材の交換により線間容量と静電容量に変化があったのだと思います。

リア用のトーン回路を増やしたことになるので、配線も追加され、これも線間容量や静電容量は増加したことになります。

・トーン回路からアースへの信号の流出
・線間容量、静電容量の増加

この2点により、リアのハイが落ちたかな?
と、感じるのだと思います。

アース信号へのリーク電流対策品もあります

余談ですが、ボリュームやトーンをフルテンにしても正確にはフルテンではなく、アースに信号が若干ながれています。

これを回避するボリューム、トーンポットではフルテン状態の位置ではポット内部で抵抗とアースが離れている状態となっています。

コンデンサー交換の結論(私の場合)

安価なギターに施した改造であるので、TBX追加、セレクター交換、コンデンサ交換、線材の交換は、全て音に対してプラス方向に働らくという心理的要因の中で、「ハイ落ちが若干あったかな?」と感じる変化は実質的な変化であったのではないでしょうか。

私的見解における現時点での結論。
・コンデンサの容量による変化はあるが、種類による変化は極々僅かである。
・様々な要因の積算結果として微細な変化はあると思うが、単純なコンデンサのみの交換での違いは極々僅かである。

以上が現時点で思うことなのですが、自身のギターであればその僅かな違いを感じることとは思いますが、誰もが判るわかりやすい変化でないことは確かです。

楽器を弾かない人には伝わらない違いなのでしょう。

かくゆう私も前回会った友人のギターと今回のギターの違いを聞かれて判りませんでした。

目の前でいくつも交換して弾き比べるなら違いを感じやすいですが、数週間前に聴いた音と今日の音の僅かな違いは判りませんでした。

この場合は「変わらない」という答えでも良いでしょう。

趣味の世界では楽しめればよいと思います

極々僅かと思うのに何故、ビタミンQに態々交換したのか。
それは実際に自分の耳で確認したかったからです。

ビタミンQ(オイルコンデンサ) 1個の値段を出せば、セラミックコンデンサは6個買えます。

自分の耳の程度に合った投資にしないと、楽器や機材は上を見ればキリがないのです。

ただし、バッファーやアンプ直、レコディング等へのシビアな対応では、そもそも使用するギターのランクやギターからの電流、相応のモニター機器などの環境では、簡単に違いが分かるほどに異なるのかも知れません。

まず、実機アンプで相応の音量でないと違いは僅かだと思いました。

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コメント

  1. カリヤック より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    いつもながら納得の解説です。お見事です!
    私なんかは良くいうとファットで~悪くいうとハイ落ちなどという分析がなかなか出来ないんですよね。ついロマンチシズムに走ってしまう。音が変わったっていうことだけで「良くなった」っておもいたくなっちゃうんですね。

  2. MOMO DON より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    カリヤック さん、こんばんわ。
    手を出し始めるとキリがない楽器と機材の世界なので、
    自分の中に線引きを作るために「夏休みの工作」を
    始めました。(^^;
    ギター工作って案外面白いです。

  3. 真空管マニア より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    私はオーディオの真空管アンプですがカップリングの交換で音は確かに変ります古いオイルコンデンサーが最高です高音の輝き情報量が違いますそれも分からないようならオーディオをやってる意味が無いです
    セラミックでは物足りません、ギターですがあんな低い電圧・電流で変化があるか疑問ですそして高域のカットだけですよね?ピックアップにシリーズ(直列)で入るなら分かりますがパラレル(並列)です、真空管アンプはシリーズです。
    そして古いスプラッグの値段をみるとただのぼったっくり金儲けとよく分かりますあんなものには手を出さない方が良いですよ。

  4. 真空管マニア より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    連投申し訳ありません
    その古いオイルコン何がいいかと言うとMILスペックと言われる軍事用のものが良いです元々ベトナム戦争で軍事用の機材のコンデンサーが故障しまくるので開発されたものです一見戦争用とオーディオ用は違うように思われるかも知れませんがカップリングで大事なのはリーク電流をいかにに抑えるかです普通のオイルコンは経年変化でリークが増え音が悪くなって逝きますそれを防ぐためガラスでシールド(封印)して湿気からオイルの蒸発から守っていますGUDEMAN・ビタミンQなどお薦めです日本製の古いオイルはやめた方が良いです

  5. MOMODON より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    真空管マニア さん、こんばんは。
    コメントありがとうございます。(^^)
    両波整流から得られた脈動電流をDC化するのに
    良質なダイオードやコンデンサが必要なアンプでは
    その違いは大きいですね。
    コンデンサではESRやリプル耐量も気になりますし。(^^)
    電解コンデンサーでなくとも
    ギターより大きな電圧、電流が流れるので、
    コンデンサの違いは大きいと思います。
    また電解でもないのでアレニウスの法則も
    気にしなくてもよいです。
    ギターでのコンデンサの役割は、
    単にカットオフフリーケンシーの値を
    与えているだけで、種類によっての
    僅かな特性差と個体差による違いはあるでしょう。
    しかしこれもトーンコントロールを使用している
    ときの話であって、固定しているときは、
    個体差による僅かな容量差でしかありません。
    ライブ等でアンプで増幅する場合は、
    その僅かな差も増幅されて判断できる
    レベルになるのでしょうが、私のように
    インターフェイス経由でアンプシミュレーターを
    使用して音を作っている場合、その違いは
    気圧や湿度による内耳と外耳の影響と
    同じレベルなのかもしれませんね。(^^)
    オーディオの世界とギターの世界では
    真空管の歪に対する考え方が大きく異なるので、
    オーディオマニアの方からすると、
    不思議な世界かもしれません。(^^)

  6. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    初めまして、たまたま拝見しました。。わたしの私見ですが、変わらないです。オイル抜け説はアリだと私も思っていました。実際にジェンのクライベイビーにドイツ製のコンデンサーと切り替えs/wで試しましたが、私には変化はわかりませんでした。それより、ビンテージコンデンサーのPCBの方が心配です。70年代前半以前はヤバイですよね

  7. MOMODON より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    Happening TuziGoo さん、こんばんは。
    コメントありがとうございます。(^^)
    私は新しいコンデンサ同士を変えても変化の違いを聞き取れません。
    個体誤差や経年劣化によるものだと思っています。
    PCB問題ですね。
    PCBとは何ぞやという方に。(^^)
    ※参考1
    PCB=ポリ塩化ビフェニル。
     絶縁性、不燃性などの特性を活用して、
     トランス、コンデンサ等の絶縁油に使用されていました。
     現在は毒性を有することから製造が禁止されています。
    ※参考2
     1972年に行政指導にて緊急避難的な措置を取り、
     製造・輸入・使用を原則として中止した。
    非常に毒性が強く皮膚、内臓、ホルモン異常を引き起こしたり、
    発癌性もあるのでおっしゃるとおりに非常にヤバイものです。
    ビンテージアンプのトランスも確か・・・・。(^^;

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