Ibanez j.COSTOM RG8270Fを初めてメンテナンスに出していました。
2005年モデルなので7年が経過しています。
j.COSTOM には相当頑丈な専用ハード・ケースと、
カスタムクラフトの証明書が付属しています。
私の場合はこの他、札のようなものにサーキット検査や
ネック調整など、出荷時の最終確認した人のサインが入っていました。
5人くらいの方がそれぞれ専門の検査をしているようです。
普段は自分でフレットのすり合わせやネック反りの調整、ブリッジ高、
ピックアップ高、弦高、フィンガーボードメンテ、フレット研磨、
サーキットの異常の有無、トレモロのスプリング調整などを
だいたい半年に1回くらいしています。
自分のメンテ方法が間違っていないか確認するためにも、
今回初めて自分以外の人にメンテナンスをしてもらいました。
結果・・・良好。(^^)
弦高とスプリングテンションの確認のために弦を交換したのですが、
いつもエリクサーばかりなので、たまには違う弦にしてみました。
DAddario PROSTEELS XL です。
ダダリオの中では一番明るいブライトな音色と穏やかなテンション感の弦です。
弦のテンションは基本的にスケールと弦の太さによって決まります。
材質が同じならすべて同じになるのです。
この弦はスティールなのでテンションが弱めです。
ダダリオの弦の裏側には各弦が
その音階を出すのに必要なテンションが記載されています。
例えば6弦を6.26kgの力で引っ張ればEの音。
指先のストレスを考慮してテンションの弱い弦にしました。
そして手持ちが無くなったのでフレット磨きを購入。
いろいろ使った結果、FRET POLISHING SYSTEM が一番良い感じです。
厚めの脂取り紙のようなシートが5枚入っており、
これでフレットを軽く拭くとクスミや汚れが取れます。
パッケージのフレットの部分に切り抜きが施されており、
この部分をくり抜いて使用します。
フィンガーボードを傷めないように配慮されています。
フレットが汚れていると音に元気が出ません。
音色も変わってくるので時々メンテしてあげましょう。
ただし「磨く」ので当たり前ですがフレットは「消耗」します。
強く擦らないこと。
しつこく磨かないこと。
意味もなく頻繁に行わないこと。
フレットメンテの心得です。(^^)
フレットを磨くと音が明るくなるのと、
チョーキングが驚く程スムースになります。
細目にメンテしている方には違いがあまり感じないかもしれませんが、
クスミまくって傷も付いたフレットを磨くと驚きます。(^^)
ギターが上手くなったようにチョーキングがスムースになります。
何かの参考までに。