はんだ付けについて。
はんだ線をはんだコテで溶かして付ける。
簡単に書けばこんな感じですが、
実際やってみると結構難しいものです。
はんだ線の量が多くても少なくても良くないのです。
正しくはんだ付けされたものは裾が広がって上が山のように
なっている、いわゆる富士山の形になっていれば良いのですが、
お饅頭のように団子になっていたり、はんだが馴染まず球状に
なっていたり、りんごのヘタやおへそのように、面とは馴染んで
いても、付ける物質と馴染んでいなかったりします。
正しいはんだ付けは、
1.コテの温度
2.はんだ線の量
3.フラックスの量
4.加熱時間
これらの条件が整った時に上手くはんだ付けができます。
失敗例は、
温度が足りない、フラックスが少ない、面が汚れている時に
起こりやすい「だんご」状や球状にはんだがなってしまうこと。
接着面とはんだが剥がれやすい状態です。
コンデンサ等の足を接着する場合に起こりやすいですが、
足の周りに「くぼみ」が出来ている場合があります。
これもコンデンサの足とはんだの接着があまいので、
コンデンサを引っ張れば抜けてしまうかも知れません。
また、「追いはんだ」もあまり良い結果となりません。
コンデンサ等の「足」をはんだ付けした場合は、
面を下にした時に、綺麗な富士山のような形になっています。
また、はんだ作業が終了し、
温度が下がったあとの状態を見て、表面が綺麗に輝いていたらOK。
くすんでいたら、フラックスが足りないか温度が低い状態で
はんだ付けされているのかも知れません。
綺麗にはんだ付けする為に、コテ先も1回1回綺麗にしておきましょう。
方法は至って簡単です。
後日、フラックスについて書く時に方法を紹介します。
コツと感覚を掴むのにそう時間は掛からないので、
ギターの部品交換等の際は、安いリード線を1本買って、
練習するのも良いかもしれません。
私は趣味レベルなので、このくらいしか判りませんが、
ネットではもっと専門的に解説しているサイトもあります。
何かの参考までに。