YAMAHA TRBX505 TBR(トランスルーセントブラウン)
2013年10月発売の5弦ベースで希望小売価格は税抜きで72,000円です。
今年はサイバー&ブラック週間でプラグインや音源系はスルーと心に決め、楽器屋さんを巡りながらベースの試し弾きを行っていました。
候補にあげていたのは同じく5弦仕様のIbanez SR505、
そしてジャズベスタイルのBACCHUS WL-534 などでした。(写真は4弦のタイプです)
いくつかの楽器屋さんで実機を弾いてみましたが、この辺りのクラスになると個体差も小さくなっています。
YAMAHA TRBX505
TRBX 505の仕様は
弦長:863.6mm(34インチ)
ボディ:マホガニー
ネック:メイプル+マホガニー5ピース
ボディ/ネック構造:ボルトオン
指板:ローズウッド24F
指板アール:600R
ナット幅:43mm
ハードウェアカラー:ブラックニッケル (ダイキャスト)
ピックアップ:アルニコV x2 アクティブ
コントロール:トレブル、ミドル、ベース、マスターボリューム、 バランサー、アクティブ・パッシブスイッチ、バッテリーアラートLED(背面)
1弦-.045/2弦-.065/3弦-.080/4弦-.100/5弦-.130
いわゆるロングスケール(34インチ)の5弦ベースです。
他に所有しているベースがどれも34インチなので持ち替えても特に違和感がありません。
しかし、LOW B がクリアに聞こえるのはスーパーロングスケール(889mm/35インチ)などでしょう。
ピックアップはアルニコV、アクティブとパッシブをスイッチで切り替えることが出来ます。
切り替え時の音量差も気になりません。
アクティブモードではクリアでレンジが広く、パッシプモードでは少し丸い音というか、いわゆる磁力の強いアルニコの音になります。
ちなみに下位機種のTRBX305ではこの切り替えモードが無い他にピックアップがセラミックであることなど、主にピックアップとサーキット関連がTRBX 505と異なります。
さすがアクティブサーキットといったところでしょうか。EQの効きが良いです。(^^)
発売時に新開発されたオリジナルピックアップも良い感じです。
ネックはメイプルとマホガニーの5ピース構造となっています。
ペグもしっかり、しっとり回ります。(^^)
ネック裏には「メイド イン インドネシア」のシールが貼られていました。
トラスロッドの調整も弦を張ったままで行えるので便利です。
所有しているジャズベースはどれもネックを取り外さなければならないので、シーズンメンテの際に少々面倒だったのです。(^^;
ネックシェイプやナット幅などシェクターやアイバニーズの5弦ベースみたいに細く感じませんが、TRBX505のナット幅は43mmなので、それらのベースを持った感じと比較すると「気持ち」太く感じますが、これは手の大きさや所有しているベースと比較した感想となるので感じ方は人それぞれだと思います。
ヤマハ公式のTRBXシリーズ紹介動画です。
比較検討した結果
他にも何機種か試したのですが最初に書いたように最終的にはYAMAHA TRBX 505とIbanez SR505、BACCHUS WL-534(写真は4弦タイプです)で検討しました。
ボディシェイプはジャズベースタイプが好みなのですが、スラップをするときにピックアップカバーが邪魔なこと、フレットも24F欲しいことからバッカス5弦は候補から外れました。しかし、さすがはベースのバッカス。アッシュボディのWL-534ASH良かったです。シングルピックアップを直列に配線できるターボスイッチもありますし。
あとはアイバニーズとヤマハです。
私が個人的に運指が楽で弾きやすいと感じたのはIbanez SR505の方だったのですが、SR505のフィンガーボードは24f以降が斜めにカットされています。
そこは私がサムピングする位置なのです。
親指が潜らない。(^^;
右手の位置をブリッジ側に構えれば良いのですが、慣れたスタイルで弾きたいですし。
どちらもボディはマホガニー。
ネック材は異なりますが同じ5P構造。
アンプをとおさずに弾くと反射音はIbanez SR505の方がクリアに聞こえました。
ちなみに、いわゆる「ボディの鳴りが良い」とは表面の反射音のことではありません。
ベースを高く構えるならYAMAHA TRBX 505、低く構えても弾きやすいのはIbanez SR505。
アクティブサーキットと切り替えができるサーキット。
あとは音の好み。
色々と悩んでYAMAHA TRBX 505に落ち着きました。(^^)
店舗は暖房が効いていて乾燥している時期ですし自宅でも暖房で空気が乾燥します。
購入後のメンテで汚れ落としも含めて少しだけオイル塗布しました。
ローズウッドやエボニー指板は木材自体にある程度油分があります。オイル系のケミカル用品を使用する際は汚れを落とす程度に軽く使用し、しっかり乾拭きしておきましょう。
過剰なオイル分の投与は、将来的にフレット浮きやフィンガーボードが波打ったりする原因にもなりかねません。
指板のケミカルオイルは汚れ落としと乾燥によるひび割れ防止ですが、新品の指板は木材に油分も沢山あるので過剰なオイルは必要ありません。
ちなみにメイプル指板は塗装してあるものが多いので指板オイルは基本的には必要ありません。
5弦ベースの購入理由
最近、曲に合わせて弾いて遊ぼうにもE♭以下を扱う曲も増えてきており、シンセベースのパートでも弾こうものならDも登場する始末。その音だけ1オクターブ上で弾くと違和感アリアリで楽しくありません。
しかも4弦ベースでダウンチューニングすると4弦がダルダルで弾きつらい。(^^;
ロングスケールのギターならケージを少し太くすればE♭でもそんなに違和感は無いのですが、さすがにベースの4弦だけ太いものにするとレギュラーチューニングにしたときにテンションが気になりますし、他の弦とバランスが悪すぎます。
それで「5弦ベースを1本持っておくか」となりました。(^^)
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コメント
やってますね♪ 。
またもやご無沙汰でございます。
TRBシリーズは、桜井哲夫さん(ex.JIMSAKU,CASIOPEA)のシグネチュアーを思い出します。
ネックが5ピース構造なのも受け継がれているようですね。
上記モデルは、トラスロッドが平行に2本入っていました。そのくらいネック幅が(汗) 。
その頃からは、サーキット関連と併せて弦間もネック幅も改められているようですね。
時が進んでいることを感じます。
ヘッドのデザインが好きなシリーズなんですよねw 。
次はサウンドにも期待♪ 。
7th-lab さん、おはようございます。
Ibanez SR505よりボディに厚みがあるのでそれと比較すると重量感のあるYAMAHA TRBX505ですが、抱えるポジションを高めにすると個人差はありますがSR505の弾きやすさに近くなります。
ピック弾きが多いならSR505の方が運指が楽です。
しかしEQフラット時にアクティブモードとパッシブモードを切り替えてもを音量差や音質差が気にならないのは、楽器作りが長いYAMAHAらしい几帳面な部分だと思います。
サウンドは私のド素人演奏より公式動画が良いですよ。(^^)
下位機種のTRBX305に搭載されるパフォーマンスEQも面白い機能でした。