気持ちよく音圧を上げたいのですが、
なかなか上手くいきません。
自分の思う許容以上にペタっとしたり、
奥行き感が乏しくなります。
いつもはあまり気にならないのですが、
今回はどうしても気になってしまうのです。
通常のL/Rでの作業では時間を要しそうなので、
久しぶりにMS処理を試してみようと思います。
M=L+R
S=L-R
2ch(LR)をM(mid)とS(side)に分解して、
それぞれに必要なEQ処理やコンプレッサーを掛けます。
中心定位とその両サイドのそれぞれに処理できると、
ダイナミクスレンジを保ちつつ音圧を上げたり、
広がりのあるステレオ感を作ることができます。
処理が終わったら2ch(LR)に戻します。
(L+R)+(L-R)=2L
(L+R)-(L-R)=2R
2Lと2Rでは元より音量が倍に上がっているので、
電圧比で6dB,電力比で3dB下げます。
MSでの音の状態を確かめるのに特別なプラグインはなく、
以前紹介した「Voxengo SPAN」というフリープラグインは
mid-sideに対応しています。
とりあえずこれで聴いて、ミッドかサイドに問題がありそうなら、
先の方法でMSを作って作業してもよいかもしれません。
Voxengo SPANはフリーのプラグインで、AUとVSTに対応しています。
VST版では32bitと64bitの別にダウンロードすることができます。
CUBASE6で64bitに移行したのですが、
最初の頃はこのプラグインをよく使用していました。
CUBASE7にはVoxengo CurveEQが標準で付属されています。
このプラグインもmid-sideに対応しているので、
MとSの音を聴くことができます。
キャプチャはSの音を再生しているのですが、
パンチがない音でした。(^^;
Voxengo CurveEQは89.95ドルの製品なので、
1ドルを90円で換算すると8,000円のプラグインです。
折角なので利用しましょう。(^^)
もっと簡単にMS処理できるのかもしれませんが、
馴れた方法のほうが勝手が良いのであります。
Mが強くて、Sに弱い?・・・・。(^^;
何かの参考までに。
コメント
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こんにちはです
やはり音圧に関して追求するととても深いですねぃ
私なんかでも空間や広がり 音圧は非常に気になります
本来私にはMIXする知識も技量もなさすぎなので
お金があればプロにお願いしたい分野です..
アーティスト ミュージシャン プレイヤーも
エンジニア的な知識と経験が必須な時代だということですねぃ….(;?д?)
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REACHrh さん、こんにちは。
私も全然判っていないのですが、
通常のLRMixの状態で今一つ物足りないときは、
そこから一手間かけてMS処理を行っています。
いつものことですが、私の場合そもそも
一晩でやってしまおうとすることに
問題があるのは言うまでもありません。(^^;