MOGAMI 2524
DTMデスクを新調し配線の取り回し距離が長くなったので新たに作成することにしました。
用意したケーブルはこれまで使っていたものと同じモガミ2524です。
購入した長さは35m。
「DTMデスクを快適に」の時のように大量のケーブルを作っていきます。(^^)
MOGAMI 2524を選択した理由
モガミ2524はギター等に使用する高インピーダンス伝送用ケーブルで、適度に柔らかいので取り回しの良いケーブルです。
同じような価格帯ではカナレのGS-6がありますが、どちらも「クセ」が少なく耐久性も高いケーブルだと思います。
ギターへ直接プラグインするケーブルは個性がある好みのケーブルを使用すれば良いと思いますが、今回のようにパッチベイやミキサー等に使用するケーブルはその個性を邪魔しないケーブルを選択しています。
例えば中低域が元気だと言われている BELDEN 8412と中高域が元気だと言われている BELDEN 9395ですが、8412でアレコレを取りまわしてギターのプラグインケーブルに9395を使っても多分ですが8412のキャラが勝ってしまいます。
そういう意味ではミキサー等の配線はクセが無いタイプを選択するのが無難だと思っています。
逆に全て8412とか、モンスターケーブルでとか面白そうですけど。(^^)
ケーブル測定で少し書いているのですが1.5mという短いケーブルでも若干の音の差は感じられました。
しかしケーブルは周波数ブースターではないので音の違いは悪く言えば信号の損失だと思います。
高域が損失=低域が元気に感じる。
低域が損失=高域が元気に感じる。
全体的に音圧が高い=全体的な損失が少ない。
全体的に分離が良い=ノイズ対策が上手いケーブル。
ケーブルの静電容量や長さによってもその印象は変わってくるのかもしれません。
それでも音は好みの問題ですから、私の場合はギターにプラグインするケーブルは個性があるケーブルを使っていて、それ以外は比較的クセが少ないと言われているケーブルを使っているだけで、それが正しいとか間違っているという問題でもありません。
海外ではミキサー等への配線に日本では個性があると言われているケーブルが使用されている場合がありますし・・・・。
というか海外のスタジオで日本製のケーブルが使用されている事の方が稀でしょう。(^^;
話を戻します。(^^;
私の場合、大量制作ではGS-6は編組構造なので網線を「ほぐす」のが面倒なのでモガミ2524にしています。
ちなみにGS-6、MOGAMI2524ともにマイクロホニックス対策の為にシールド導体の下に黒い導電性ビニルの層が入っています。
この黒いプラスチック部分を取り除いておかないと芯線とショートすることになるのでご注意を。
さて、今月は暇をみつけてはケーブル制作に勤しみます。(^^)