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ハイレゾ

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ハイレゾリューションに対応した音源、アンプ、USBヘッドホンなど
数年前から賑わっていますが、そもそもハイレゾとは何でしょうか。

一般社団法人 電子情報技術産業協会では平成26年3月26日発25JEITA-CP第42号、
「ハイレゾオーディオの呼称について(周知)」にて以下のように定義しています。

ハイレゾオーディオを呼称する場合、
「CD スペックを超えるディジタルオーディオ“ であることが望ましい。」

ここでいう CD スペックとは、
CD フォーマットで規定されている 44.1kHz サンプリング、16bit 量子化と、
DAT/DVD などのフォーマットで使用されている 48kHz サンプリング、
16bit 量子化のディジタルオーディオを指す。

LPCM 換算でサンプリング周波数、量子化 bit 数のいずれかが
CD スペックを超えていればハイレゾオーディオとする。

ただし、いずれかが CD スペックを超えていても、
もう一方が CD スペック未満の場合は、非該当とする。

※太字部分引用、以下に同じ

例として下記の組み合わせが挙げられています。

48kHz/24bit →(CD スペック同等/CD スペック超)→ ハイレゾオーディオ
96kHz/16bit →(CD スペック超/CD スペック同等)→ ハイレゾオーディオ
96kHz/24bit →(CD スペック超/CD スペック超) → ハイレゾオーディオ
48kHz/16bit →(CD スペック同等/CD スペック同等)→ 非該当
96kHz/12bit →(CD スペック超/CD スペック未満)→ 非該当
32kHz/24bit →(CD スペック未満/CD スペック超)→ 非該当

 

日本オーディオ協会は定義する基本定義について2014年6月12日に
報道各社に向けて「ハイレゾリューション・オーディオ(サウンド)の取り組み」を
リリースしています。

ここでは、
1 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)公告(25JEITA‐CP 第 42 号)を
原則としますが、協会が示す「ハイレゾ」対応機器とは、以下に付記した「付帯項
目」を満たしたものとして定義します。
2 録音、及び再生機器並びに伝送系において以下の性能が保証されていること。
<アナログ系>
(1)録音マイクの高域周波数性能 :40kHz 以上が可能であること。
(2)アンプ高域再生性能 :40kHz 以上が可能であること。
(3)スピーカー・ヘッドホン高域再生性能 :40kHz 以上が可能であること。
<デジタル系>
(1) 録音フォーマット
: FLAC or WAV ファイル 96kHz/24bit 以上が可能であること
(2) 入出力 I/F
: 96kHz/24bit 以上が可能であること。
(3) ファイル再生
: FLAC/WAV ファイル 96kHz/24bit に対応可能であること。
(自己録再機は、FLAC または WAV のどちらかのみで可とする)
(4) 信号処理
: 96kHz/24bit 以上の信号処理性能が可能であること。
(5) デジタル・アナログ変換
: 96kHz/24bit 以上 が可能であること。
3 生産若しくは販売責任において聴感評価が確実に行われていること。
(1)各社の評価基準に基づき、聴感評価を行い「ハイレゾ」に相応しい商品と
最終
判断されていること。

 

NAMM 2015でCakewalk SONARの新バージョンが発表されましたが、
そのSONARの新バージョンではDSDファイルのネイティブ再生に対応するそうです。

DSDファイルとは、
Direct Stream Digital(ダイレクトストリームデジタル)の略。

主に業務用機器で使用されており、身近なところではKORGのソフトである
「AudioGate」で再生できるフォーマットです。

日本オーディオ協会のいう「ハイレゾ」には、このDSDも含まれるようです。

 

一般社団法人 電子情報技術産業協会でのハイレゾ定義にある48kHz/24bitは
DTMではよく使うプロジュエクト設定であり、
書き出しでもよく使う組み合わせですね。(^^)

日本オーディオ協会が定義するハイレゾにある96kHz/24bitは、
機器のスペックが対応していてもPCスペックの問題から
DAWでは96kHz/24bitのプロジェクト設定にする機会は少ないかも。

kHzとかbitとかCD規格とかDVDとか出てきますが、
kHzとbitの関係44.1kHz音符とサンプリング回数Nyquist Frequency
Sampling frequencyDynamic rangeWAVのデータ容量の過去記事に
参考となる部分があるかと思います。

最後におさらいです。(^^)

CDは1982年に規格化され、VTRの回転ヘッドの水平垂直同期信号44.1kHzが
そのまま採用された。また、カラヤンのベートーベンの交響曲第9番二短調の
全曲が入ることも参考とされた。

44.1kHz/16bit
1秒間に44,100回サンプリングし、その音を65,536段階で記録している。
記録できる高域の上限は22kHzでダイナミックレンジは96dB。

ついでにハイレゾで2例を、

48kHz/24bit
1秒間に48,000回サンプリングし、その音を16,777,216段階で記録している。
記録できる高域の上限は24kHzでダイナミックレンジは144dBである。

96kHz/24bit
1秒間に96,000回サンプリングし、その音を16,777,216段階で記録している。
記録できる高域の上限は48kHzでダイナミックレンジは144dBである。

 

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