フェルナンデス・ニューサスティナー・システムを組み込んだFUJIGEN Neo Classic NST10MAL-CARですが、このギター購入を購入したのが2020年11月なので、今年の11月で3年目となるのですが、そろそろフレットが擦り減ってきました。
フレットのメンテナンスで書いているようなメンテナンスは時々行っているのですが、来年頃には何か手を打たなければいけないようです。
1フレットから5フレットあたりと、12~15フレットあたりに摩耗による凹みがみられます。
これまでは手持ちのギターがたくさんあったのでまんべんなく弾いていたのですが、引っ越した際に部屋の広さの関係でギターの本数は半分くらいになりました。
しかも、このギターを購入してからは粗このギターしか弾いていないので、使用頻度が高くなっていました。
フレットの寿命
フレットは2~3年ですり合わせを、5~8年で交換とよく言われていますが、そのギターの使用頻度やプレイスタイルにもよるので一概にはいえません。
ネック反りを調整した状態で音にビビりが出てきたり、音が詰まったり、チョーキング、今はベンドトと言うのでしょうか、その際に違和感があったり、フィンガービブラートに違和感があったりと、演奏面で不具合が出てきます。
まずは、ネックの状態を正常に調整し、ナットの状態とブリッジの高さが適正かということと、弦高が適正かを知ることから始めます。
これらすべてが適正であり、それでも先の不具合が改善されないなら、フレットが摩耗している可能性があるので、フレットのすり合わせを行います。
フレットのすり合わせ
フレットのすり合わせはバインディングの有無にもよりますが、リペアショップで8千円~1.2万円前後でしょうか。
フレット1本毎のメンテナンスは自分で出来るのですが、すり合わせとなるとやはりプロにお願いするのが一番です。
多くても2回すり合わせた状態ですと、フレットが低くなっていますので、次回はフレット交換を進められることが多いかと思います。
フレット交換
フレット交換はセットネックかジョイントネックか、バインディングの有無、メイプル指板なら塗装の有無で料金が変わってきます。
リペア料金も3.5万円~7万円と幅が広くなるようです。
そしてフレット交換の際には「どのフレットにする」という問題があります。
フレットの材質、フレットの高さや幅を選択しなければなりません。
最近ではステンレス製のフレットもありますが、硬い材質なのですり合わせ等の加工が高価であったり、サステインが伸びないという人もいます。
半面、丈夫な材質なので擦り減りにくいですし、フレットのくもりや汚れ、錆に強いので、日頃のメンテナンスが楽であるという特徴もあります。
交換用フレットではジムダンロップが有名でしょうか。
300Rが最初から付いているものや種類や材質、形状も様々です。
私はIbanez j.COSTOM RG8270Fに使われているフレット、もしくは、
SCHECTER Diamond PT COSTOMに使われているフレットが好みです。
アイバニーズのは細く高く、シェクターのは太く高くの印象です。
私はジャンボフレットが好みのようです。
まずはリペアショップで全体の調整を
奈良に在住していた頃の写真ですが、今ではこの半分くらい。(^^;
そして最近は1本のみを弾くことが多いのでフレットの悩みにあたりましたが、来年あたりはフレットのすり合わせが必要になるかもしれません。
ちなみに8万円くらいでEpiphone(エピフォン)のレスポールを所有していた時期があったのですが、このフレットは減りが早い気がしました。材質が柔らかめだったと記憶しています。
FUJIGEN Neo Classic NST10MAL-CARは来年あたりにリペアショップに行って全体調整をしてもらって、アドバイスを頂くことにしましょう。