昨日からいつもより文字数多めで Elioth S507 について書いています。(^^)
ネットでしか購入できないギターですし、
検索すれば聞こえの良くない書き込みがあるのも事実です。
そこで、実際に購入したS507について、昨日は外観中心に書いたのですが、
本日は購入時のメンテナンスを行う為に分解するついでに、外観だけでは
判らない部分について書いてみます。
結果はいたって普通のコンディションでした。
ついでにフィンガーボードをローズウッド専用オイルで
クリーニングして、フレットのくすみも磨いておきました。(^^)
Elioth S507のボディ裏トレモロ部分です。
ボディ裏の塗装はかなか渋い風合いでした。
アースのハンダが惜しい。(^^;
なじみ不足+イモハンダです。
ノイズの原因となるので修正しておきました。(^^)
中心の穴は塗装する時や乾燥させるときに
ボディを吊るす金具用に空いているのでしょう。
近年は洗濯バサミの親分で挟むこともあるので、
空いていない方が多いでしょうか。
Elioth S507は北米産のアルダーを使用したボディとありますが、
ランクはそんなに高いものではないでしょう。
54,800円という価格を考えれば当然ですが。(^^;
よく見たら目の粗いサンドペーパーです。(^^;
サンドペーパーをシムに使います?
まぁ自分で調整するので構いませんが・・・・。
撤去です。(^^)
S507のピックガードのパール模様はシールなのでいつかは剥がれます。
消耗品なのでその時は新たに購入しましょう。(^^)
ビューティーピックガードへ交換する時は、
パール柄のピックガードを外して、この上に装着します。
S507に搭載されているSeymour Duncan SSL-1は、
EliothのサイトではSSL-1nというネック側用を
フロントとセンターに搭載しているとありました。
写真はフロントピックアップです。
型番と製造年月日が記載されたシールが貼ってあります。
これはネック側用のようです。
サイトではSSL-1nとありますが、
実際はRW(逆巻)のセンター用ピックアップが搭載されています。
ハーフトーンでハムキャンセルとなる組み合わせです。
初期のフェンダーを除いてセンターは普通逆巻です。
サイトを見たときはSSL-1搭載ということなので、
初期のフェンダーを意識して、あえて逆巻きを
使用しないのかと思いましたが記載間違いでしょう。(^^)
Elioth S507のリアピックアップは
間違いなくセイモアダンカン TB-4が搭載されていました。(^^)
ポットはボリュームとトーンは大きいやつ。
250KのAカーブでした。
コンデンサはポリプロピレンコンデンサのように見えました。
ピエゾピックアップのボリュームとトーン用の2軸ポットは、
一般的な流通品を交換用として使用できそうです。
長めに切断されたアシが隣に接触しそうだったのでこれも修正。
ショートすれば音が出なくなったり、
ピエゾ用のアクティブ回路が壊れてしまうかもしれません。
ピエゾ用のプリアンプですが、ブリッジも含めて型番が不明なので、
壊れた時に自分で修理することは困難なようです。(^^;
5WAYピックアップセレクターは一般的な流通部品とは
ことなる外観をしています。
並びは国産セレクターと同じなのでしょうか。(^^;
これも不明です。
自分で修理する時はピエゾとの接続もあるので、
テスター片手に調べながら配線するか、
Eliothに任せるしかないでしょう。
Elioth S507のザグリです。
弁当箱・・・に近い。(^^;
S507のフロントはシングルコイルP.U.ですが、
ザグリはハムバッキングも搭載できそうです。
センターとリアP.U.部分のザグリは一つ。
安価なギターによくあるパターンです。
ピックアップレイアウトの異なる機種との
共通部品として設計されたボディです。
ノイズシールドとしてザグリに部分に
導電塗料が塗られていました。
Eliothのサイトではこの処理について記載されていませんでしたが、
これを掲載すればザグリも掲載することになるので、
要らぬ風評被害を防ぐためにキャビティに導電性塗料を
塗布していることは掲載しないのでしょう。
ライブで使用する際にS507がハウリングしやすいとすれば、
このキャビティの形状が影響しているのかもしれません。
無理やりフォローするとすれば、
P-PROJECT PAW11も大きいキャビティ構造だと推測しますが、
恐ろしく価格が違うのでフォローになりません。(^^;
後にピックガードを自分で加工して、
様々なP.U.レイアウトが楽しめるギターと考えるか、
安価なギターの共通部品でハウリや音への悪影響の素と
考えるかは購入者次第でしょう。
私は家で弾いたり簡単に録音して遊んでるだけなので、
特に気にしていません。(^^)
将来フロントにハムでも付けましょうか。www
ネック反りの調整、指板とフレットのクリーニング、
サーキットのハンダ不良の修正、ボディポリッシュが
終了したElioth S507 です。
これから弦を交換するのですが、Elioth S507のベグはロック式です。
弦を外すときは底面を緩めて弦を外します。
ロック式なので弦をペグにグルグルと巻く必要はなく、
適当な長さで通した後にペグで弦をロックします。
弦交換が簡単ですし、巻き数が少ない分
アーミングでのチューニングの狂いが少ないです。
エリクサーの009~042を張って、ネック反りの最終調整と、
弦高、ブリッジ高、オクターブチューニンブを済ませ、
音が正常に出ることを再度確認したElioth S507 です。
Elioth S507 に限らず、購入したギターやベースは
ダンボール梱包を解くと必ずこのメンテナンスを行います。
相手(ギター)の腹の中(パーツ)が判らなければ、
深いお付き合いは無理なのです。(^^)
次回は簡単に録音してElioth S507の音を聞いてみましょう。
何かの参考までに。
コメント
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あ?、やっぱりだぁ(笑)♪ 。
先を越されてしまいましたね。
当方は、とりあえず他のモノにしましょう。
S507はまた今度w 。
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7th-lab さん、おはようございます。
お察しのとおり、S507でした。(^^)
思ったよりネックの作りは良く、
P.U.とも相性は悪くありません。
同じ銘柄の材を使用しているバッカスに換装した
SSL-1の音とは傾向は同じでも印象の異なる音でした。
ネックもしっとりとした感じがありますし、
一部のネット評判よりは良いような気がします。