昨日のギターメンテで使用したCLEARTONE Strings。
テンション感や指ざわりも良い感じでした。
JAPANサイトとUSサイトでは商品パッケージが異なっていますが、
empコーティングであることや09-42が#9409という型番であることから
やはりパッケージ違いなのでしょうか。
関西での正規代理店では、島村楽器、三木楽器、山野楽器、
JEUGIA、BIG BOSS、ESP Custom Shop等の名前が挙がってきます。
私も正規代理店で購入したのですが、
パッケージはジャパンサイトのものではなく、
USサイトのパッケージでした。
もしかしたらパッケージが変わったのかも知れません。
クリアトーンの特徴
クリアトーンは全弦コーティングなので、
一般的な弦と比較して3倍から5倍長持ちし、
同社旧製品との比だと思いますがパワーも36%上がるとか。
また、コーティング弦でありながら導通性もあるようです。
この導通性はありがたいのです。
ハムバッキングのギターを弾いているとそんなに感じないのですが、
シングルコイルのギターを弾いていると、
無音時にジィーというノイズが乗ることがあります。
ブリッジや弦等の金属パーツに触れるとノイズは小さくなります。
これは金属パーツや弦を介して
人の体がアースの役割を担っているのです。
ところが、コーティング弦では弦に触れることによる
人体アースが取れないことがあります。
この場合、ブリッジに触れる奏法の時はアースが効いているのですが、
カッティングフレーズ等、右手が金属パーツに触れていないときは
アースが効いていない状態になっています。
特にシングルコイルのギターでは無音時や
ブレイクフレーズになるとジィーとノイズが目立ちます。(^^;
そこで私はシングルコイルにエリクサー等の
コーティング弦を使用する際は1弦だけ通常の弦を張ったりします。
1弦に手が触れていればアースが取れるからです。
クリアトーンは導通性があるので
こんな面倒なことはしなくて良いようです。
次に気になる36%Louderという表記。
クリアトーンに張り替えて思ったのが、
ピッキングのニュアンスが反映されやすいと思いました。
私は普段エリクサーを使っているということと、
CLEARTONEは張り替えたばかりという状況での印象です。
仮に0を無音として1が最少、100を最大のピッキングとすると、
CLEARTONEでの最大値は136ということになります。
100段階から136段階に強弱の差が開けば、
普段と同じように弾いていても
ピッキングニュアンスの強弱が判りやすく聴こえるのでしょう。
強弱のニュアンス3割増しですね。(^^)
いつもはジムダンロップのTortex Pitch Black
Jazz III 1.14mmというピックを使っているのですが、
このピックは反発(コシ)で弾くタイプではないので少々クセのある感じがします。
その反面、単音は弾きやすいです。
CLEARTONEは強弱を反映させやすいので、
コシで弾く(はじく)タイプのピックが合うかもしれません。
あとはコーティング弦ということで、
実際にどれくらいの寿命があるか気になるところです。
そういえばMartinはクリアトーンとライセンス契約し、
同社のギターに標準装備しているそうです。
音で言えば、コーティングされていない弦の方が
ブライトで反応も速くて良いのかも知れませんが、
週末にしか録音しない俗に言うサンデーミュージシャンでは
1週間で弦の音が変わってしまうと困るのです。
張り替え時とランニング時の音の差が少ない弦が良いのです。
そうなると長寿命の弦=コーティング弦という選択もあるのです。
ランニングと言えばギターって案外お金が掛かります。(^^;
ギターを10年使い毎月に弦を張り替えるとして、
弦代800円×年12回×10年=96,000円
ギターが2本なら192,000円。
コーティング弦なら3ヶ月毎として
弦代1200円×年4回×10年=48,000円。
50%のコストカットになります。(^^)
実際はこんな単純計算にはなりませんが、
節約になることは確かそうです。
あとは音が気に入ればですが。(^^;