ZOOM G6 を購入して音作りを行ってみました。
基本的には、DTMパソコンに接続して Guitar Lab Version 7.2(リリース 2021/12/23)を使用して音色作りを行っています。
ZOOM G6 には4.3インチカラータッチスクリーンが搭載されているのですが、PCで行う方が操作が更に簡単なので、「基本的」には Guitar Lab を操作して音を作っています。
・・・・・・・・・基本的には。(^^;
Guitar Lab を使用しての音作り
Guitar Lab の画面キャプチャです。
上段がシングルチェーンで繋がっているエフェクト群。
中段が各エフェクトの設定ツマミ。
これをマウスでグリグリとエディットしていきます。
下段がエフェクトパッチです。
ちなみに Guitar Lab の画面には「EFFECT」「PATCH」「IMPORT IR」「EDITOR」で構成されていますが、キャプチャしている画面は「エディター」の画面です。
ここでDSPの使用率を確認しながら好きなエフェクターやアンプ、IRを並べていきます。
まずここで困ったことが・・・・。
DSPが非力すぎないか?!
アンプ&キャビネット
16種類の定番アンプモデルに加え、ZOOMオリジナルの6種類のアンプモデルを搭載。実在する名機のサウンドを丹念に解析し、そこからインスパイアされた、これまでにない高い実用性を兼ね備えた理想的なアンプサウンドを提供します。さらに、スピーカーキャビネットの鳴り(音響特性)をキャプチャしたインパルス・レスポンスを取り込めるIRローダー機能を搭載し、即戦力の70個のIRデータをプリセットするほか、サードパーティー製のIRデータも最大50個まで本体にロードすることが可能。即戦力のエフェクト群
人気ストンプボックスのモデリングを含む、あらゆる種類のギターエフェクトを内蔵。新次元のクリエイティブなサウンドを生み出す、ZOOMオリジナルのディストーション2種とモジュレーション3種も利用できます。前もって計画
100種類のプリセットを含む、合計240種類のパッチメモリを搭載。自分で作成したギターサウンドを保存して、セットリストの曲順に応じてパッチメモリを並べ替えることも簡単。最大9エフェクト(または最大7エフェクト+1アンプモデル)の組み合わせを保存できます。(ZOOM公式サイトより)
80年代ブリティッシュアンプとモダンハイゲインアンプを組み合わせた、良いとこ取りのアンプ「Krampus」の音が良いのは判る。良い音だ。メタルにも良い。これが好きで購入するという動機もありだと思います。
Krampus 37% + MSV ROOM 27% = 64%
しかし、アンプとIRの組み合わせで 64%もDSPを使用してしまいます。
ノイズリダクションとディレイ&リバーブの中からチョト凝ったエフェクトを選択すると、もう余力が無いのです。(^^;
思い出すほろ苦き過去・・・・。
LINE6 POD HD500を買って音色を作っていると直ぐにDSPリミットになってしまいます。
そしてその後、DSPが強化された PODHD500X が発売されたことがありました。
もしかして後にDSP強化版の「G6X」とか発売されるのではないでしょうか。
Guitar Lab だけでは完結できない?
Guitar Lab のこのツマミをマウスでグリグリするのですが、ちょうど良い数値で止まらないのです。
ディストーションやオーバードライブなどは細かな数値は必要なく、「ざっくりこの辺り」で良いのですが、ディレイの場合は「タップテンポ」というスイッチを踏んで、BPMにディレイタイムを合わすという設定が必要になるのです。
数値を回した最後の方に音符群があるのですがマウス操作では1つしか表示されず進む際に位置が間引かれます。
ディレイタイムの設定時に画面を最大化しても、数値の後はマウスを繊細に動かしても「♩x16」になってしまい、その他のテンポ同期の音符になりません。
最初はG6にタップテンポとかBPM同期機能が無いのかと思いました。
それで仕方なくG6本体でエディットしてディレイを無事付点8分音符にすることができました。
後で判ったのですが、「Ctrl」を押さえながらマウス操作すると細かなエディットが可能なのですが、両手をギターから離してしまうので、ギターによってはヘッド落ちするのでなんだか煩わしいのです。(^^;
手持ちの LINE6 POD HD500 や BOSS GT-100 ではエディターソフトを使ってマウス操作のみで設定できるので、ここはGuitar Labが他社より劣っていると思うところです。
G6のプレイモードをエフェクトボードにしたとき、EFFECT-1~4に任意のエフェクターをアサインしてオンオフできるようになります。
これもGuitar Labでは設定出来ませんでした。
Guitar Labで本体の最低限必要なセッティングが行えるようになれば使い勝手が上がって良いような気がします。
これも LINE6 POD HD500 や BOSS GT-100 で利用できるエディターで設定可能なので、1世代前の他社モデルで利用可能な機能が Version 7 になっても Guitar Lab には搭載されていない機能です。
おじさんは座ったりしゃがんだりの繰り返しは体に負担が掛かるので、椅子に座って足元の機材のセッティングをパソコンを使用してゆったりとコーヒーを飲みながらじっくりと行いたいのです。
特に大晦日は。
↑ここ重要。(^^)