先日書いたCANON EOS 9000D の購入には少し悩みました。
価格帯が近いEOS KissX9i やミドル機のEOS 80D。
それにどのレンズキットにするか。
EOS Kiss X9 は小型軽量がセールスポイントですが、私の手には少し小さくホールド感やグリップ感に馴染めませんでした。
そもそもEOS Kissはママさんカメラなのでそれで良いのです。
同じ9シリーズですが、X9i、X9のカタログと9000Dを見比べてもターゲットが異なることが判ります。
EOS Kiss X9、EOS Kiss X9i、EOS 9000Dとひととおり手に持った感じも含めてEOS 9000Dとしました。
DIGIC 7
EOS 9000Dに搭載されている画像・映像処理エンジンである「DIGIC 7」
DIGIC 7 は DIGIC 6 と比較して約14倍の情報を取り扱えるようになったようで様々な機能の向上やレスポンス、新機能の追加などに寄与しているようです。
さらにDIGIC 7は省電力にも大きく貢献しているそうです。
DIGIC 7からレンズ光学補正に回折補正が追加されたことも嬉しいです。(^^)
ここで悩むのが価格差の小さいEOS 9000DとEOS Kiss X9i。
どっちを買うか。
違いは操作性で、EOS 9000Dは、上面のサブ液晶パネルや背面のサブ電子ダイヤル、親指AF用としても使用できるAF-ONボタンを装備。
インターバルタイマーの撮影間隔・撮影回数の設定、バルブタイマーの露光時間の設定に対応しています。
機種が決まったらどのレンズキットを買うか。
私の場合はEOS Kiss X4、X5と使ってきたのでX4時代のWズームキット付属レンズを使っています。
IS時代のものです。
X4の途中から同梱レンズはISIIに変更となりましたが外見違いです。
そして最近の機種ではSTM化したものが付属するようになりました。
9シリーズの標準ズームレンズは新発売のレンズです。
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMと比較すると開放絞り値がF3.5からF4に。全長も75.2mmから61.8mmに短くなりました。手ブレ補正の効果も3.5段から4段に向上しています。
EF-S18-135 IS USM レンズが付属するキットも魅力的だったのですが、STM化しているWズームキットを購入しました。
「写真」としての映りを優先するならEF-S18-135 IS USM付属キットが一番でしょうか。
悩ましい価格差
EOS Kiss X9iと EOS 9000Dの価格差は約1万円前後。
そして同機種内でのダブルズームキットとEF-S18-135 IS USMが付属するキットの価格差も約1万円前後。
EOS Kiss X9iと EOS 9000Dでも悩みますがレンズキットの違いもなかなか悩ましいです。
更に私はペンタックス好きでもあるので PENTAX KP とも悩みました。
そして一番オーソドックスで無難な選択に。(^^)
先日も書きましたがペンタックスの入門機は2ダイヤル式の機種もあります。
いちど2ダイヤル式の便利さを知ってしまうと・・・・。なのでX9iではなく9000Dに。
EOS 9000DとEOS 80Dの価格差も僅かなのでここも悩ましいところです。(^^;
80DのエンジンはDIGIC 6なのですが、ISO感度こそDIGIC 7を搭載した9シリーズに軍配があがりますが、全体の造りはやはりミドル機の80Dの方が上ですね。
シャッタースピードも入門機には1/4000秒、ミドル機には1/8000秒のシャッターが使用されていますし、シャッターの耐久も異なります。
あとはファインダー方式の違いでしょうか。
入門機にはペンタダハミラーが採用され、ミドル機にはペンタプリズムが採用されています。これによりファインダー倍率は0.82倍と0.95倍の違いになり、ファインダー視野率も95/95と100/100の違いとなります。
「ファインダーを覗いてシャッターを切る。」
これが一眼の楽しみのうちの一つでもあるので、撮影に液晶よりもファインダーを使うことが多い方にはエンジンこそひと世代前となりますがミドル機という選択もあります。
バッテリーやバッテリーグリップ装着不可の関係で撮影枚数が稼げるのもミドル機の特徴でしょうか。
造りやバッテリー、搭載シャッター等の違いで入門機より重量のあるミドル機ですが、入門機と比較して約150g~200gの違いなので重さやサイズを機にされる方はミラーレスカメラという選択肢もあります。
最近のミラーレスはピント合わせも高速になりました。
価格も一眼レベルまで上がりましが。(^^;
コンパクトなカメラにもDIGIC 7
比較的画素数の少ないコンデジやミラーレスにDIGIC 7が搭載された機種はどうなのでしょう。
処理できる情報量の多く、そして省電力なDIGIC 7なので、その進化も相当なものなのでしょうか。
高級コンデジや気の利いたミラーレスと入門用デジイチの価格差はどんどん小さくなっています。
最近のスマートフォンのカメラもSNS、ブログ写真、日常スナップに使うには十分なレベルでしょう。
大きなデジイチを買う動機が少なくなっている気もしますが、選択肢が多いのは良いことですね。(^^)